++山根一男の徒然日記++
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山根一男掲示板

1月 29日(日) 湯めぐり計画100『子宝の湯』
1月 28日(土) 大阪ボラ協で『チョコボ』を宣伝
1月 27日(金) 議会基本条例と政策立案・条例制定
1月 25日(水) 議会広報委員会 第三校
1月 22日(日) 第28回可児川豪雨災害行方不明者捜索
1月 21日(土) 小見山氏新春の集い・思い出と未来を語る会
1月 20日(金) 22日に行方不明者捜索【告知】
1月 19日(木) 大ナゴヤ大学
1月 17日(火) 議会基本条例先進議会視察
1月 15日(日) お伊勢帰り・ブログ丸7年!
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 2012年1月1日(日)
 『お伊勢さん詣でツアー』【ご案内】
 新しい年が明けた。何か年初らしいことを書かねばならないと思うのだが、ばたばたとした毎日でなかなかそのような境地ではない。もう少し余裕のある人生を歩みたいのだが…酉年のせいか始終何かやっていないと落ち着かない。 
 
 それで、その何かをやれば…そのことに忙殺されて落ち着かない。悪循環といえばそうなのだろうが、自分が持って生まれた性分なので、必ずしも改める必要はないと思うし、それはできないだろう。 
 
 今回も1月15日(日)にお伊勢さん詣でのバスを若葉台を起点に出すということを、12月22日の議会終了後に決めて自ら忙しくしている。主催は「山根一男と可児をより良く変えてゆく市民のネットワーク」(略してやまネット)である。 
 
 いつも応援してくれている方の中で、旅行業をしている方がいてしきりに勧めてくれたのが直接のきっかけではある。後援会の主催ということで、政治的な動きだとは言えるが、残念ながらそれほどかっちりした組織ではなく、ほとんど自ら動かなければならない。 
 
 もともと、市民派としてスタートした頃(今も市民派であることには変わりはない)には、このようなバスツアーはバカにしていたきらいがある。それ以前に後援会そのものに対してノウハウがなかった。 
 
 ただ、選挙を6回も行う中で、やはり支えてくれる人なしには、自分の存在自体が有り得ないことを痛いほど知った。それでも、自分の本分は政治活動であり世の中をより良く変えてゆく活動であり、後援会づくりではないという思いはある。 
 
 それというのも、議員の中には4年間後援会づくり、地元固めに専念し、議会活動さえあまりしない人もいる。残念ながら、そういう方のほうが選挙にはめっぽう強い。 
 
 今回のお伊勢さん詣でツアーは、自分にとっては新たなる挑戦ということになるが、気持ち的には地域の方に手頃な値段(5000円、ご夫婦は9000円)で伊勢神宮へお参りできる足を確保するということだ。 
 
 昨年は東日本大震災という、人智を超えた大災害にみまわれ、これはもう祈るしかないという心境である。『絆』というのが昨年のキーワードでもあるようだが、こんなふうに皆でお伊勢さんに手を合わせることも絆づくりである。 
 
 1月15日(日)朝、7時30分頃に若葉台集会所前を出て、西可児駅周辺、長坂ふれあいセンターなどを経由して、伊勢神宮内宮、外宮、二見浦を巡る。車中食(お弁当)飲み物付きである。 
 
 バスは人数が集まれば、その集合場所を経由することも可能である。まだ、10席以上空いているので、このブログを読んでいる方の中でも可能な方は参加OKである。詳しくは山根(090−1821−4777)までご連絡を…満席になりしだい締め切らせていただきます。 
 

>> 返信
 

 2012年1月2日(月)
 地域安全祈願祭
 朝10時から、私の家から程近い若葉台集会所の裏山『里山若葉』にある熱田神宮の分社で地域安全祈願祭があった。ここはいわゆる氏神様である。団地が開拓された三十数年前に地域の有志の方で建立したものだ。 
 
 宗教行事といえばそうだが、日本人の魂の根幹にある地域に対する感謝と畏れの精神に根ざすもので、有志の人間で執り行われている。これも里山若葉が地域住民の努力で開拓されてから盛んになった。 
 
 全部で40名くらい。私も含めて若葉台に住む3人の市議は全員参加している。一応スーツにネクタイはして行ったが、私以外の二人は礼服姿で少し慌てた。 
 
 私は信心深いとはいえないが、結構見えないものの力は信じているほうで、ちょうど里山若葉の真裏(どちらかと言えば、そちらが正面で若葉台側が裏かも…にある薬王寺の中にあるひとつの祠には、たびたびお祈りしに行く。 
 
 拙著『脱サラ市会議員奮闘記』でも触れたが、9年ほど前初めての選挙で、協力者もおらずに万事窮すの場面で、そこにお祈りしたあとから状況が急変して良い方向に向かったからである。 
 
 聖書についても、相当に学ぶ機会があり崇高な教えであることはじゅうじゅうに承知している。人間にとって宗教心は大切であり、近年日本においてはその心が後退したために、社会的にも落ち着かない部分が出てきていると思う。 
 
 いずれにしても、私は宗教を語れる立場にはない。ごく一般的な日本人して神教にも仏教にも、キリスト教にも接している。個人的には、宗派は問わずこの地球や宇宙を支配している大きな意思は存在していると思っている。 
 
 同じ地域の人が、同じ目的で地域の安全祈願のために手を合わせること自体に大きな意味があると思う。私より年配の方がほとんどではあったが、このような習慣は大切にすべきだと思う。 
 
 
 

>> 返信
 

 2012年1月3日(火)
 パーキンソン病
 多治見市に、パーキンソン病を患う友人が住んでいる。十五年来の友人である。歳はたしか私と同じだ。私と同じ頃(今から10年前)に会社は辞め、その後、多治見市の集合住宅にご高齢のお母さんと二人で住んでいる。 
 
 その家に移り住むときに保証人になったりしているので、その後も気にはなっていたが、ここ数年は連絡がなかった。年初にやまネット通信特別号を送ったことからか、久しぶりに連絡があった。 
 
 ただし、母親からだった。パーキンソン病は徐々に進行してゆくと聞いていたので、今どんな状況か気になり久々に会いに行った。 
 
パーキンソン病とは?↓ 
http://www.parkinson.gr.jp/howto/howto01.html 
 
 思ったよりはしっかりしていたが、歩くのはかなり不自由だし、仕事に就けたのは1年以上前、それも1日でクビになったとのことだった。今は週に2回のリハビリ以外は家に閉じこもりがちだという。 
 
 お母さんの年金と本人の障がい者給付で食いつないでいるが、かなり大変な毎日だと想像する。隣町とはいえ、同じ会社に在籍していたという縁もあり、やはり放っておくわけにはいかない。 
 
 パーキンソン病は、1000人に一人の割りで発症するという難病だ。その比率でいうと可児市にも100人くらいは患者が存在することになるが、今まであまりそういった方からの声は聞いたことがない。 
 
 しかし、友人であってもなかなか電話できず、母親が見るに見かねて電話するようなことである。苦しいという声も発することができない方が、多分大勢いる。 
 
 そんな声無き声にも、応えられるような想像力と実行力を身につけたいと思う。このブログをお読みになっておられる方の中でも、そういった方面の情報等があれば、いいことも悪いこともぜひ教えてほしい。 
 
 
 


  http://www.gifunanbyo.org/explain/dantai09.html
kazu ..1/5 21:49(木)

  http://www.gifunanbyo.org/explain/dantai09.html 岐阜のパーキソン病の家族会URLです  ご存じかもですが はっておきました。モハメッドアリ氏 とか 確かバック・トゥ・ザ・フューチャー の主演のマイケルJフォックス さんも パーキソン病ですよね。医学的なことの情報は無知ですがなんとなく  岐阜の家族会とかないのかなって思いで URLはらさせてもらいました。 
kazu ..1/5 22:01(木)

  KAZUさん 貴重な情報ありがとうございます。
山根 一男 ..2/20 23:19(月)
>> 返信
 

 2012年1月4日(水)
 幸せの国ブータンからの写真
 昨年9月から、青年海外協力隊の一員としてブータンに行っている長男大典(だいすけ)がフェイスブックに写真を載せた。お正月ということで、メールも送ってきてくれた。元気な様子だ。(写真は1クリックで拡大できます。) 
 
 首都ティンプーから程近い小学校で体育の先生をしている。大学を昨年卒業したばかりの息子が、どんな授業をしているのか心配だが…けっこう楽しくやっているらしい。 
 

 ブータンは九州くらいの面積で、そこに岐阜市と各務原市と可児市の人口を合わせたくらいの人が住んでいる。首都ティンプーにはエスカレーターのあるような商業施設は一ヶ所しかない。 
 
 でもネットカフェのようなものはあるらしい。自転車に乗ってたら、あのワンチュク国王にもお会いしたらしい。写真には降るような星空の写真や、鳥葬で使う子ども用の柩の写真などもあり、とても不思議な気分になる。 
 
 Facebookやられている方は、山根大典で検索すると、写真を見られると思う。 
 
 私も19歳のときにインド・ネパール・パキスタン・アフガニスタンに行った。カトマンズでエベレストを観に、ナガールコットの丘(といっても標高は3000m以上だったと思う)から観た星空が今も忘れられない。 
 

>> 返信
 

 2012年1月6日(金)
 音楽家の集いvol.28
 毎回楽しみにしている音楽家の集いがアーラ(可児市文化創造センター)音楽ロフトであった。14時と19時の2回公演ということだったが、19時のほうへ行った。 
 
 このコンサートは、福田音楽事務所(名古屋市)が企画しており愛知県稲沢市と可児市で行われている。今回も1月5日が稲沢市民会館、そして6日が可児市文化創造センターだ。なぜ、稲沢と可児なのかは分らない。 
 
福田音楽事務所HP↓ 
http://www004.upp.so-net.ne.jp/tsudoi/index.htm 
 
 クラシックを主に、本格的な演奏を目と鼻の先で聴けるのがいい。特に今日はヴァイオリンがメインだったので、演奏者のほんの少しの指の動きが繊細な音を奏でる様子を目のあたりに観た。 
 
 鑑賞費も1000円(ドリンクサービス付き)とお手頃だ。夫婦で聴きに行く場合には特に有難い。 
 

 妻にとっては今日が着物デビューだった。最近、なぜか着物に凝っているのだが、来ていく場所がない。クラシックのコンサートでお正月ということもあって、ちょうどいい機会だ。ただ、着付け手間取り開演に間に合わなかった。 
 
 タイトルが「クラシックからタンゴへ」ということで、第一部は弦楽四重奏曲第12番へ長調 作品96『アメリカ』ドヴォルジャーク。第二部は休憩(ドリンクサービス有り)の後、アルゼンチンタンゴの小曲を7曲ほど演奏された。 
 

 ヴァイオリンが水野慎太郎氏(名古屋芸術大学音楽部卒業、プラハコンセルバトワール留学)、上柿良太氏(愛知県立芸術大学音楽部卒業)ヴィオラが近藤建司氏(武蔵野音楽大学、パリ・エコール・ノルマン音楽院、パリ・ベルリオーズ音楽院卒業)、チェロが山田知野子氏(東京芸術大学音楽部器楽科(チェロ専攻)卒業、ミュンヘン国立音楽学校留学)であった。 
 
 素晴らしい演奏だった。特にアンコール曲のリベルタンゴは圧巻だった。ただ、残念なのは寒いからか…午後と夜の二回公演としたためか、19時の回の入場者は二十数名と少なかった。 
 
 可児市文化芸術振興財団(アーラの事業主体)も共催なのだし、もう少し宣伝をしっかりやってほしい。これほど手頃で、身近に本格的なクラシックを楽しめるコンサートはそうはない。 
 
 次回は3月1日(稲沢は2月29日)木曜日、19時開演アーラ音楽ロフト、全席自由1000円(ドリンクサービス付)「心あたたまるメロディーをあなたに…」テノールソリスト畑 儀文氏(大阪音楽大学大学院修了)だ。  
 
畑儀文氏プロフィール↓ 
http://www.clione.ne.jp/~kmari/messiah/hatayoshihumi.htm
 

>> 返信
 

 2012年1月7日(土)
 セクハラ裁判の日程【告知】
 可児市も被告となっている元民生児童委員のセクハラ訴訟の今後の日程が分った。昨年末の公判には議会開催日であったため、傍聴をしそこなっていた。 
 
 日程は2012年2月10日(金)と17日(金)いずれも13時30分開廷で、証人尋問が行われる。場所は岐阜地方裁判所御嵩支部である。所要時間は2時間15分とのことだ。いわゆるTVドラマや映画のシーンに出てくるような場面となる。 
 
 10日が原告対元民生児童委員。17日が原告対可児市である。事件発覚からいよいよここまで来たかという感慨を覚える。この事件については、約2年半前の私のブログ(2009年7月30日)で発信して以来、10回以上触れてきた。 
 
事件発覚2009年7月30日私のブログより↓ 
http://www.th21.jp/adiary/diary3.cgi?id=yamanet&action=view&year=2009&month=7&day=30#7_30 
  
 市内春里公民館で行われた、当時の山田市長を交えた懇親会(酒席)の席で、配属されて間もない公民館職員(臨時職員)が出席者である元民生児童委員からお尻を二度触られたというものだ。 
 
 10日の証人尋問では、この被告が実際に原告のお尻を触ったかが問われるわけだ。被告は否定している。60人くらいの宴席であるが、そのことの目撃者がいるわけではない。 
 
 しかし、普通に考えてこの入ったばかりの臨時職員(臨時職員といっても勤務内容は正規職員とあまり変わらない)と、被告との間に利害関係もなかったわけだし何もなければ体調が悪くなったり、訴えたりはしない。 
 
 これが、電車の中など不特定多数の人が出入りできる場で起きたことなら、明らかに痴漢行為で警察が動くことになるが、相手が特定される場面では強制わいせつ行為でもない限り刑事罰はないという。 
 
 つまり日本の法律では、宴会の席などでの軽度のおさわり行為は、本人からの訴えがない限り罰せられない。女性にとっては不本意な気がするが、法的にはそういうことになる。 
 
 原告によると、被告は宴席で自分は酔ってしまうと何も記憶がなくなる…と言っていたという。事件発覚後も、市役所の職員には「覚えていないが、もしやったなら謝りたい」というように伝えたという。 
 
 しかし、弁護士がつくようになってからは一転してやっていない…という主張に変わった。目撃者がいない中で、どうやってその行為があったことを証明するのか…証明できなければ、なかったことになるのか? 
 
 女性の尊厳をかけた裁判だと思う。たかが飲み会の席でお尻を触られたくらいで…という人は、男性ならずとも女性にもいよう。しかし、これまでの歴史の中でどれくらいの女性が宴席でのおさわり行為で涙をのんできたか… 
と思うと、この裁判は特に女性にとっては歴史的な意味を持つ裁判だと私は思う。 
 
 しかし、残念なことにこの市職員でもある女性からの訴えに対して、可児市は適切な対応ができなかった。それ以前に公民館で酒席を設け、職員に職務としてお酌をさせるという行為に対する、裁判所への提出書類の改ざん疑惑のほうにマスコミは焦点を当てている。 
 
 現実的には、この事件があってからは公民館で酒席を設け、職員が酌をして回るというようなことはなくなった。素直に事実を認め、今後このようなことはしないと詫びれば済んでいたのだが、職員に接待(具体的にはお酌)を強要した事実はないと、証拠書類の『接待』の文字を消してまで、対応しようとしたものだから墓穴を掘った。 
 
 しかも、可児市はこの証拠書類を改ざんできる位置にいた職員を証人として出頭させることを拒否している。 
 
 あまり司法を甘く見ないほうがいいと思う。ただでさえ、可児市は7年前の電子投票無効裁判で、弁護士なしの市民訴訟で最高裁まで行って無効判決となった。つまり敗訴した経緯がある。 
 
 可児市の名誉のためにも、早々に認めるべきは認めて、支払うものは支払いこれ以上傷口を広げないようにしていただきたい。2月17日可児市がどのような対応をするのか忸怩たる思いである。
 


  この裁判は、いっけん小さな裁判のように見えるかもしれないが、もし勝訴すれば、セクハラによって被告のみならず行政が敗北することになり、もしそうなれば、山根氏の指摘どおり、歴史的判決となるだろう。
 またに天王山である。
JACK ..1/18 6:21(水)

   セクハラには、ならないと思いますね。

 反訴する体力も無いお年寄りの被告が
裁判所で、さらし者は気の毒な気もします。
判決が出てから、提訴しても良いのかな。

 市役所の偽造書類による慰謝料
こそ注目ですよ。


匿名市民 ..1/18 13:51(水)
>> 返信
 

 2012年1月8日(日)
 消防出初式&成人式
 可児市では消防出初式と成人式が同じ日にある。議員は来賓として呼ばれる。といっても国会議員や県議らもいるので、来賓その他大勢といったところである。 
 
 だが、もちろん年初らしいこのようなイベントに参加できることは有難いことだ。やはり、気が引き締まる思いがする。ただ、午前中の出初式と午後の成人式では服装が替わることもあり、少し忙しい。 
 
 可児市消防出初式の式典は、午前9時から可児市福祉センターであった。可児市の消防団員307名はじめ、消防署員や来賓など400名ほどが参加した。団員や署員の表彰が主で、来賓あいさつなどが続き、約1時間で終わった。 
 

その後、10時30分から場所を可児市役所駐車場に移し、観閲や市内行進、一斉放水が行われた。市内行進といっても、市役所の回りの道を半周するだけだが、分団(4分団)ごとにまとまりなかなか勇ましい。 
 
一斉放水の場面は、次の議会だよりの表紙にしたいという思惑もあり、必死でシャッターを切った。私以外の何人かの委員も同様である。ただ、風下だったせいかものすご水しぶきで、カメラもびしょぬれになった。やはり望遠でもなければ上手くは撮れない。ただ、虹がきれいだった。 
 

 午後1時からは、可児市成人式がアーラ(可児市文化創造センター)であった。当然、毎年恒例である。騒がしいのも毎年恒例で、今年は例年よりもうるさかった。記念イベントの終了後だったが、舞台にまで上がろうとする輩がおり、中学生のまま大人になってしまう人も数人いることは残念だ。 
 
 今年成人を迎えたのは、平成15年私が南帷子小学校でPTA会長をしたその年の子たちである。中学校を卒業してから5年ぶりということで、巨大な同窓会的な様相も呈しており、ある程度の騒がしさは理解できるが、やはり来賓にとってはあまり居心地のいい式典ではない。 
 
 最初に教育委員長からの祝辞がある。現在、成人式を所管しているのが教育委員会生涯学習課なのでそうなのだろうが、あらためて『成人式』は教育の場なのか?また、生涯学習の場なのか…と考えてしまった。 
 
 今年4月からの組織改革により、可児市では生涯学習課は教育委員会から、市長部局の管轄に移る。たぶん来年からは教育委員会管轄ではなくなるの思うが、それは正しい選択だと思う。 
 
 教育委員会は中学校3年生までの教育に注力してほしい。平成23年度、つまり今回の成人式の予算は325万7000円である。内訳は、記念冊子等印刷費が100万円、成人式記念行事委託金が158万円、文化創造センター使用料が24万4千円だ。 
 
 この委託金というのが、予算書を見ただけではブラックボックスになっている。映像制作費などに当てられる。以前にはこの経費について問題にしたこともあるが、それなりに有効には使われているようだ。 
 
 ようだ…というのは、本当はもっと安く充実したものにできる方法もあるのだろうが、現実的に今の市役所にはそのノウハウがない。私もそのことに頭をつっこむだけの情熱がない。かといって成人式を廃止すべきとまでは思わない。 
 
 なので、今のやり方を容認するしかない。実際、1年以上前から準備している成人式準備委員(19歳〜20歳)の皆さんの一生懸命な姿を見ていると胸打たれる場面はある。 
  
 職員がどれだけ、このイベントに関わっているか定かではない。いっそのこと可児市内には若者中心に立ち上げたイベント制作会社もあるので、そういったところに委託したほうがいいものができる気がする。  
 

>> 返信
 

 2012年1月10日(火)
 2月12日に議会報告会【告知】
 新年最初の会議が今日の午前9時からあった。議会基本条例特別委員会である。現在、可児市議会は休会中で、次の定例議会『三月議会』は2月24日(金)から3月26日(月)までの予定である。 
 
 なので、通常この時期は行事や視察、研修の類は多いが、委員会自体はあまりないのだが、議会基本条例特別委員会は別だ。特に、今日は目前に迫って来た2月12日の議会報告会について、詳細を詰めた。 
 
 すでに以前にも可児市議会初の、可児市議会主催の議会報告会の日程については触れたいたかと思うが、今日詳細がほぼ決まったので告知したい。 
 
 まず、日程は本年(2012年)2月12日(日)13時開場(受付開始)13時30分から約2時間の予定でスタートする。場所は、可児市広見7丁目77番地の広見公民館ゆとりぴあ1階ホールである。 
 
 内容は議長あいさつ等の後、名城大学都市情報学部教授の昇 秀樹教授による講演がある。テーマは『地方議会の未来〜変われるか可児市議会』で、約30分を予定している。 
 
 昇(のぼる)先生は、1952年生まれ、1975年京都大学法学部卒、同年自治省入省後、滋賀県、自治省財務局、三重県企画課長、同財務課長、自治省財務局府県税課長補佐、同行政政局給与課理事官、(財)日本都市センター主任研究員、自治大学部長教授等を経て、現在名城大学都市情報学部教授(可児) 
 
 その後、二つのテーマで参加者に説明する。一つは『議会改革のためのアンケート調査報告について』で、これは現在、広報特別委員会の委員長であることから、私が説明することになっている。 
 
 もう一つのテーマが、『決算(平成23年9月定例会)の審議内容について』である。さらに、その後に第3部として、【意見交換会】が45分ほどの日程でおこなわれる。 
 
 だいたい100人くらいの参加者を想定しているが、こればかりはやってみないと分らない。よその議会では、意見交換会が大荒れになるケースもあるようだ。何しろ可児市議会としては初めての事などで不安も多い。 
 
 ただ、議会基本条例の制定を考える場合、議会報告会ははずせない。2月12日は、22人全議員の参加による、可児市初めての議会報告会であり、ぜひ大勢の市民に出て来てほしい。乞うご期待である!
 

>> 返信
 

 2012年1月15日(日)
 お伊勢帰り・ブログ丸7年!
 何ごとも新しく始めることは骨が折れる。事実上、暮れの先月22日から募集を始めた『やまネットお伊勢さん参りバスツアー』もなんとかバス1台分の人数が集まり、今日無事に終了した。 
 
 伊勢神宮は、もういつ行ったか忘れるほど前に行ったきりで、久々に荘厳な雰囲気に触れ、魂も浄化された気分だ。神宮自体も素晴らしいが、自然のままの森が心を癒してくれる。 
 
 これまでに何度も自主上映会を催した映画『ガイアシンフォニー』でも、伊勢神宮は何度か登場する。やはり、この場所以外ではない雰囲気をかもし出している。今流行りの言葉で言えばパワースポットというべき場所であろう。 
 

 正月も15日いうのに、ものすごい人の波、車の大渋滞が続く。それでも今回は、先に内宮へ行き、次に外宮、最後に二見浦と通常の逆コースを行ったので、大渋滞には巻き込まれずにすんだ。 
 
 バスの中も、必ずしも皆が知り合いというわけでもなかったが、けっこう打ち解けた雰囲気になった。また、来年も一緒に行きたいという声も多かった。とりあえず今回、やってよかったと思う。 
 
 地元中の地元若葉台3丁目の自治会集会所前まで大型バスが乗り入れてくれたことも感激した。切り替えしに往生していたが、超身近な場所から伊勢神宮まで座って行けるというのは魅力だろう。 
 
 今回は募集が遅れたが、もっと早めに声をかければ参加者も増えよう。後援会の名目でのバスツアーだったが、捉えようによってはこれも一種の地域貢献であり、地域交流を創り出すことに他ならない。 
 
 今日一日、ハラハラする場面もあったが、参加者の沢山の笑顔に触れて、やってよかったと思った。5000円の会費では普通、2時間の宴会をやるだけで終わってしまうが、今回は弁当とはいえ食事付きで、丸一日皆で行動を共にすることで親睦も深まった。 
 
 ぜひ、継続的にやれたらと思う。ともかく事故もなく、皆無事に帰って来られて本当にほっとした。ここ数日の疲れがどっと出た感じだ。しかし、休んでいる暇はない。今の民主党のキャッチフレイズでもあるまさに『ひとつひとつ乗り越えてゆく』のは、私的にも言える。 
 
 そして、今日はこのブログ(山根一男の徒然日記)の7年目の誕生日だ。明日から8年目に入る。
 


  誕生日?おめでとうございます。
これからも色々なテーマについて、批判、反論を恐れずにUPを続けて頂きます様お願いします。
レオン ..1/19 18:04(木)

  レオンさん、いつもエールを送ってくださり誠にありがとうございます。レオンさんも多彩な才能を生かして夢を実現されることをお祈りしております。
山根 一男 ..1/21 0:39(土)
>> 返信
 

 2012年1月17日(火)
 議会基本条例先進議会視察
 16日、なんと朝6時可児市役所集合で埼玉県所沢市、春日部市へ視察研修に行って来た。視察先はそれぞれの議会である。可児市議会議会運営委員会と議会基本条例特別委員会の合同視察だ。 
 
 総勢14名。可児市市議22名の半数以上が一緒に行った。こんなに大所帯での視察は可児市議会始まって以来のことのようだ。人数が多いので貸切バスで行った。16日が所沢市議会、そして今日が春日部市議会だ。 
 

テーマは議会基本条例についてである。所沢市はすでに3年前に制定されていて、全国的にも先進事例として注目されている。対する春日部市は、今年3月に制定予定で現在進行形である。 
 
 わが可児市は今年9月を目途に議会基本条例の制定を目指している。2月12日には初めて議会報告会を予定している。なのでどちらも大変参考になった。 
 
 不思議なのは、私が選んだわけではないのだが、今回どちらのまちも以前に住んだことのある市だった。所沢は23歳の頃、わずか2ヶ月だが、社会人1年生としてスタートしたときに寮生活した。その後、松本へ赴任した。 
 
 春日部市は今から20年前、まさにバブル崩壊の頃、初めてマイホームを手に入れたが、わずか1年で大阪本社に転勤になってしまった。因縁のまちである。渋滞に巻き込まれ、午後1時過ぎに春日部を出たのだが、可児市に帰り着いたのは8時をまわっていた。
 

>> 返信
 

 2012年1月19日(木)
 大ナゴヤ大学
 NPO法人NPOなんでもサポートセンター岐阜の企画で昨年10月から継続いている『中間支援組織・エキスパートスタッフ養成セミナー』の一貫で、名古屋駅近くで大ナゴヤ大学の学長加藤慎康(かとうしんやす)氏の講演を聴いた。 
 
 ぎふNPOセンターやかにNPOセンターなど岐阜県下のNPOセンター的な組織(これを中間支援組織という)の職員らを中心に20名ほどで聴きに行った。 
 
 大学といっても校舎があるわけではない。もちろん学校法人ではない。運営はNPO法人大ナゴヤ・ユニバーシティ・ネットワークが行っている。その理事長が学長でもある加藤慎康さんだ。 
 
 40歳独身というが、若々しく20歳代後半と言われても信じたと思う。彼の発想と行動力で大ナゴヤ大学は生まれた。現在、学生登録数は2600人、スタッフもコアスタッフが14名、ボランティアスタッフが130名ほどいる。 
 
 私も地元若葉台で『若葉台よもやま大学』(ここ半年ほどお休み状態)を運営しているし、NPOなんでもサポートセンターでも事業として『岐阜コミュニティ創造大学』を運営しているが… 
 
 さすが名古屋という大都会がバックにあるだけに、やることが派手だし、マスメディアや市民の関心も高い。一番の理由は、人とつながれることだという。 
 
 年間50コース以上の授業を用意するが、抽選で当たらないと受講できないくらい人気だ。受講者集めにいつも苦労する、可児あたりの状況とは落差が大きい。 
 
 おもしろかったのは、栄にある観覧車で26のゴンドラに26ヶ国、すべて違う国の外人を講師として乗せ、そこに乗り込むことで語学とコミュニケーションを学ぶという企画で、その発想とそれをやってしまう行動力に舌を巻いた。 
 
 有給スタッフは1名しかいないとのこと、受講料も入学料もない。企業や行政とのタイアップも多く、警察などお堅い役所からも相談が来るらしい。 
 
 現在、こういった『大学』が増えている。大ナゴヤ大学のモデルが東京のシブヤ大学(ここは行政もかなりお金を出している)である、他にも東京にしがわ大学、札幌オオドオリ大学、京都カラスマ大学、ひろしまジン大学、福岡テンジン大学、サクラ島大学、琉球ニライ大学があるという。 
 
 1997年、私がまだ大阪にいて、大阪ボランティア協会の常任運営委員をやっていた頃、何人かで企画したのが『市民プロデューサー養成講座』だった。メインチューターとして早瀬 昇氏と吐山継彦氏を据えた。 
 
 受講料3万円という、その当時のボランティアの世界では破格の金額だったが、全国から参加者が集まった。その『市民プロデューサー』の定義は「地球市民として、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、企業や行政にできない社会変革を、経済性を無視せずに創りだせる人」であった。 
 
 大ナゴヤ大学の加藤慎康氏は、まさに市民プロデューサーを地で行くような人だ。さっそく私も大ナゴヤ大学に登録しようと思う。 
 
大ナゴヤ大学HP↓ 
http://dai-nagoya.univnet.jp/
 

>> 返信
 

 2012年1月20日(金)
 22日に行方不明者捜索【告知】
 あさってのことだが、1月22日(日)に28回目となる7.15可児川豪雨災害行方不明者の捜索活動をする。午前9時30分、可児市土田の日帰り温泉施設『湯の華アイランド』近くの可児川下流域自然公園市営駐車場前である。 
 
 捜索場所は、集合場所から程近い可児川が木曽川に合流する地点の右岸側だ。捜索といっても、土砂を掘る作業なので、人手は何人いても良い。寒いかもしれないけれど…作業を始めたらすぐ熱くなる。 
 
 同じ自然の中で汗かくなら、災害以来1年6ヶ月、ご主人や奥さん、お父さんが帰って来ないご家族と一緒に汗かいてはどうだろう。延べ人数では800人くらいは参加してくれているが、最近は15人くらい。 
 
 初めての方歓迎!東北に行きたいけど、まずは身近な人助け…という方も歓迎。22日だめな方は、2月19日(日)その次は、3月18日でもOKです。突然来てもらっても構いません。 
 
 手ぶらでも、ある程度道具はあるのでOKです。ただ、自己責任ですのでよろしくお願いします。問い合わせは山根(090−1821−4777)まで
 

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 2012年1月21日(土)
 小見山氏新春の集い・思い出と未来を語る会
 午前中、岐阜市の民主党県連事務所で定例の常任幹事会があったあと、午後から岐阜グランドホテルに移動した。参議院議員小見山よしはる氏の新春の集いに来賓として参加した。 
 
 昨年も度肝を抜かれたが、とにかくすごい人人人だ。岐阜グランドホテルのロイヤルシアターは2000人は入るホールだが、ほぼいっぱいだった。遅く行くと駐車場は長良川の河川敷で、はるか遠くから歩かなければならない。 
 
 昨年は、この集いのアトラクションに出演していた元気のいい及部一堯(およべかずたか)氏と知り合い、フェイスブック等でも交流が続いている。NTTの社員ながら、全国規模で日本を元気にしようとがんばっている若者だ。 
 
 今年も楽しみにしていたが、可児で別の会合があるため中座したので、今年はどんなアトラクションがあったのか分らない。来賓には国会議員、県会議員、各市首長、市議会議員など数十人が壇上で紹介された。 
 
小見山よしはる議員は、国会内では志願して環境委員会に所属し、原子力災害による環境破壊も含めた環境問題に取り組んで行くという。壇上では東日本被災地のガレキ受け入れについて述べていた。 
 
 宮城県内のガレキを県内で処理するには19年かかるという試算らしい。岐阜県内ではまだガレキ受け入れを表明している市町はない。口では1日も早い被災地の復興を唱えながら、ガレキ受け入れは拒否する姿勢には、私も疑問に感じている。 
 
 もちろん放射能汚染がないガレキということは前提になろうが、可児市も東京都のように一日も早くガレキ受け入れを表明して、国難とも言われる被災地住民の痛みを少しでも緩和してほしい。 
 

 その被災地支援の集まりがアーラ(可児市文化創造センター)であり、新春の集いは途中で抜けて、そちらへ向かった。 
 
 『思い出と未来を語る会』という会だ。これは下呂市金山にあるKI(気持ちいっぱい)プロジェクト主催で、これまで宮城県や岩手県に7回に渡って被災地復興支援バスを出している。 
 
 私自身も、この団体が企画した宮城県岩沼市行きのボランティアバスに昨年5月に乗り込み、そこで刺戟を受けて同乗したメンバー3人で復興支援!ボラバスねっと・かにかもを立ち上げた。 
 
 ボラバスねっとでは、その後6月に岩沼と8月に石巻、10月と11月に陸前高田へのボランティアバスを走らせたことは、このブログでも紹介させていただいている。 
 
 『思い出と未来を語る会』には、30名ほどのかなり年齢層の若い方中心に参加して来ていて、今後の被災地支援のあり方などについて熱心に議論が続いた。リーダーの鎌倉庄司さん、今井亨さんの情熱が伝播する形で熱心な若者達が集まってきている。 
 
 KIプロジェクトは今月1月27日にも宮城県南三陸町行きのバスを計画していて、すでに満席になっているという。ユニークなのは「食べるボランティア」と銘うって『チョコボ』の販売を始めたことだ。 
 

 チョコボとは、ちょこっとボランティアの略で、1000円でクランチチョコレートが18個入っている。このチョコボを買うと、その売り上げの一部が南三陸町の災害ボランティアセンターの運営や雇用促進に使われるという。 
 
 お菓子の製造自体は、美濃加茂市にある若尾製菓(株)であるが、パッケージの印刷は南三陸町にある佐藤印刷(株)である。さっそく一つ買ってみた。とてもおいしい!KIプロジェクトのホームページから申込みシートをダウンロードすることにより、申込み可能とのことなので、ぜひ多くの皆さんに買ってほしい。  
 
 KIプロジェクトHP↓ 
http://www.coms1.jp/blog/2011/12/post_428.html
 

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 2012年1月22日(日)
 第28回可児川豪雨災害行方不明者捜索
 二日続きの雨、そして早朝から深い霧で今日の捜索はできるのかと心配していたが、10時頃から晴れてきて気温も上がり、風はなく捜索日和となった。前回に続き、雨上がりのあとの捜索となった。 
 
 28回の捜索中、雨で流れたのは1回だけだ。今日も可児川が木曽川に流れ込む地点の右岸側の土砂の撤去作業に終始した。砂や粘土の中からビニール系のごみなど様々なものが出て来るが、行方不明者の関係するものは見当たらない。 
 
 
それでも、スコップを土に突き刺すたびに、何か見つかるのではないかと期待する。一昨年7月15日の可児川豪雨災害で市道アンダーパスを走行中に水没し濁流に呑まれて、いまだ行方がわからない佐藤正二さん(当時54歳)と細田由里さん(当時46歳)。 
 
 捜索が始まってから1年と6ヶ月になる。当初の警察や消防、市職員に延べ3000人による約1ヶ月強の捜索を引き継ぎ、9月第一週よりご家族とボランティアによる捜索活動を続けている。 
 

 9月は4週連続で捜索を行ったが、毎回80名前後のボランティアが参加し大変な賑わいだった。今日は13人、うち8人は行方不明者のご家族や親戚筋の方だ。時が経つにつれ参加ボランティアが減ってゆくことは致しかたないことではあるが、やはり淋しさはある。 
 
 まだ、1年6ヶ月である。東日本大震災のことを忘れないこと…とよく言われるが、身近で起きた不幸な出来事でさえ、多くの方の記憶の淵から遠ざかってゆくようだ。 
 
 私が感じるくらいだから、当事者であるご家族の方はもっと感じていることだろう。せめて可児の人には忘れてほしくない。誰もが通る市道、その日、その時間にそこを通っていたら自分も行方不明者に名を連ねていたかもしれない。 
 
 佐藤さんと細田さんは息子さん同士が中部中の同級生だった。すでに死亡が確認されている三宅さんと佐藤さんの娘さんも中部中の同級生だった。狭い市内のこと誰が犠牲になってもおかしくはなかった。 
 
 いわば佐藤正二さんと細田由里さんは、私たちの身代わりになって行方不明になっているともいえる。同じ市内に住む者としてできるだけのことはしたい。次回捜索予定日は2月19日、その次は3月18日である。 
 
 
 

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 2012年1月25日(水)
 議会広報委員会 第三校
 2月15日に発行する『かに議会だより第42号』の第三校が朝9時からあった。第三校というのは、三回目の校正という意味である。本来なら、議会広報委員全員でやるべきかもしれないが、先週の第二校で相当チェックしたので、今日は広報委員長である私と、副委員長の天羽良明議員と議会事務局でこじんまりとやった。 
 
 ヨソの議会を訪ねることも多いが、可児市議会ほど『議会だより』を議員の手でつくっている議会は多くはないと見ている。町村議会の中にはもっと手間ひまかけているところもあると思うが、全国に800ほどある市議会では、もっとも議員の手がかかった議会だよりだと自負している。 
 
 一般的な市では、一般質問などそれぞれの議員の質問や、執行部の答弁まで議会事務局、つまり市職員が書いているケースが多い。 
 
 可児市議会では、一般質問はもちろん、委員長報告や視察報告もすべて議員が原稿を起こし、必ず電子データで議会事務局に送ることになっている。 
 
 
そして、出来上がった原稿をチェックし、市民に分りにくい事柄や表現などを広報委員8名プラス、三つの常任委員長と議長でチェックする。裏表紙の「地域のかがやき 地域の笑顔」の写真も各議員が手分けして撮影する。 
 
 むろん印刷業者とのやり取りなど、議会事務局の労力もかなりのものだが、他市との比較においては、かなり議員主体型の議会広報だと思う。 
 
 もう、議会広報の編集に携わってから5〜6年になるかと思う。以前からするとだいぶ洗練されてきたとは思うが、おそらく市民に方にすればまだまだとっつきにくさはあると思う。 
 
 印刷物の性格上、あまりくだけた内容にはできない。でも、その中で読者である市民の皆さんとの双方向のコミュ二ケーションを取ることが必要だ。また、市議会ホームページとの連動や、HP自体の改善も急務である。 
 
 市民により身近な市議会であるために、議会広報の重要性は増している。2月15日頃、可児市民の皆さまには『広報かに』の中に挟み込まれて届くことと思うが、市の広報とは別に、議会だよりは議員による手作りで編集されていることを知っていただけたらありがたい。 
 
可児市議会ホームページ↓ 
http://www.city.kani.gifu.jp/sigikai/
 

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 2012年1月27日(金)
 議会基本条例と政策立案・条例制定
 大阪の日本経営協会で開催された標題の研修に超党派(?)で行って来た。といっても私と亀谷光議員、河村浩志議員の三人だ。 
 
 可児市議会では、本年9月を目途に議会基本条例の制定に向けて動き出している。2月12日(日)13時30分からは、可児市議会初の議会報告会が予定されている。 
 
 本日の講師、林 勝美氏(前熊本大学大学院法曹養成研究科教授・元東京都総務局法務部訴訟担当課長)の資料によれば、自治体議会改革フォーラムの調査で2011年3月8日現在、全国のすべての自治体1797のうち、すでに議会基本条例を制定している自治体は168とのことだ。 
 
 議会基本条例は、議会に関する基本的な事項を定めて、自らを律する憲法のようなものだ。なぜ、このようになってきたかといえば、2000年の地方分権一括法の施行によって、国と地方の関係性が大きく変わったことにある。 
 

 これまで明治以来続いてきた、国と地方の関係が上下主従の関係から、対等・協力関係に大変換したのである。地方議会もその存亡自体だ問われる時代になり、議会改革は市民社会全体の課題であると共に、議員自身にとっても避けられない命題となっている。 
 
 今日の研修は、単に議会基本条例の成り立ちだけでなく、政策立案に関することについても、憲法解釈に遡って説明いただいた。林氏は、東京都庁で行政訴訟に対応する窓口として、20年間実務を積んできた方だけに、単なる学者とは違う。 
 
 6時間の研修で、約2万円ほどの参加費がいる。中部地区からは可児市の他、小牧市、清洲市、鈴鹿市、伊勢市などの市議が参加していた。その他、四国や九州、中国、近畿の市議会議員計20名ほどの研修であった。 
 
 議会基本条例については、このところ毎週のように特別委員会が開かれ、法令等についても勉強しているつもりだが、こんな風に研修を受けると知らないことが多いことに愕然とする。 
 
 最後の質問のところで、請願権と法律との関係について尋ねた。十二月議会では、結局私だけが、笠松競馬場の場外馬券売場設置反対の請願を不採択とすべきだとした。 
 
 すでに地域住民の圧倒的な建設反対決議が出ていて、競馬法に定められている地域の賛成はとてももらえそうになく、従って議会が建設反対しようがしまいが建設はされないという状況の中で、あえて建設反対決議をすることは無駄なことであると論破してくださった。 
 
 さらに、やらなくても良い決議のために調査研究したり時間を割くこと自体が、住民監査請求の対象になるとも言われた。 
 
 この件は、可児市民の方なら2月15日に発刊される『市議会だより』の賛否一覧表の中で、私だけが請願採択に反対したということで、黒丸になっているので確認できると思うが、実態はそういうことである。 
 
 ただ、地域住民が反対したことで、建設の可能性がゼロになったという私の解釈と、3年間に民意を覆すことができれば、建設の可能性があるとする請願採択賛成者の間には解釈の相違がある。 
 
 自分ひとり請願採択に反対表明するのは苦しかったが、法解釈の専門家からその考え方が正しかったと聞き、かなり気が楽になった。  
 
※この文章の後半の部分で一部言葉足らずの点がありましたので、補足説明させていただきます。(2012年2月3日追記) 
 この文章だけを読むと、私が正しくて可児市議会の判断は間違い、住民監査請求の対象にもなるという捉え方になるとの指摘がありました。 
 
 確かに、私の思いの中には請願書を採択したことは誤りであるとの確信はあります。だからこそ、請願採択にたったひとり反対したのです。だからといって私も議会人なので議会の議決に対してとやかく言うつもりはありません。 
 
 たとえ、それが間違った判断だとしても議決は議決で、その方針に違を唱えるものではありません。ただ、一方で一議員として、たったひとり反対したならば、その根拠は、せめて私のことを少しでも理解していただいているであろう『山根一男の徒然日記』の読者の方には説明する必要があります。 
 
 法解釈の専門家でいらっしゃる林勝美先生の応えは私にとっては渡りに船 
といった思いで引用させていただきました。ただ、先生は「やらなくても良い決議」のために審議に時間や費用を費やすことは、税金の無駄づかいで、住民監査請求の対象になりますよと答えられたのです。 
 
 問題は、文中でも触れていますが、この決議が「やらなくてもよい決議」 
だったのかどうかの判断です。私は、やらなくてもよい決議だという考え方なので、本会議の際にも堂々と反対討論をし反対しました。 
 
 それに対して、他の議員は業者には3年間の猶予期間があり、その間に地元の表決が変わる可能性があるので市議会としても建設反対の意思表示をする必要がある「やらなくてはいけない決議」だという考え方です。 
 
 これは見解の相違で、どこまで行っても平行線に終わると感じます。だからこそ多数決が存在する訳で、議決されたことの重さは重々承知しています。 
 
 可児市議会は「やらなければならない決議」(請願書を採択し、関係各位に場外馬券場建設反対の声明を出すこと)だと判断したのだから、それはそれで意味のあることだと思います。 
 
 ただ、繰り返しになりますが、ここは私のブログですから、当然、私の視点からの書き込みになります。たったひとり議案に反対した以上、そのことの正当性を説明していかなければなりません。 
 
 林勝美先生への質問時間はせいぜい5分くらいのものでしたので、林先生がどこまで、理解できているかは分りません。「やらなくてもよい議決」だったのか「やらなければならなかった議決」なのかの判断まではされていなかったと思います。 
 
 いずれにしても、誤解を生じさせやすい文面だったことは認めます。今後、表現の仕方には十分気をつけたいと思います。 
  
 
 
 
平成24年2月15日付けで、林 勝美先生よりコメントを頂いておりますので、先生のご許可をいただいた上で、公表させていただきます。 
 
可児市議会議員 
山根 一男 様へ 
 
 
            元:国立大学法人熊本大学大学院法曹養成研究科 
                         (法科大学院)教授 
            元:東京都総務局法務部訟務担当課長  
 
                          林  勝美 
 
 
   請願に係る場外施設開設推進決定の有無の件等について(回答) 
 
 
メールとFAX送信文書を拝見いたしました。 
遅くまでの議員としての活動、誠にご苦労様です。 
 
 ところで、場外施設開設推進決定の有無についての、私の認識につき、 
問い合わせをいただいた件について、回答いたします。 
 私の認識は、前回のメールにも記載しましたように、要綱第3条1号 
から3号までの「要件のすべてに適合する場所とする」(要綱第3条各号 
列記以外の部分参照。)とあることから、「笠松競馬ミニ場外発売所開設 
推進審査会」(要綱第5条2項)の意見を聞いて開設決定をくだす以前に 
、「所轄する警察並びに所在地の関係者の理解が得られること。」(要綱 
第3条3号)との客観的状況を満たしている必要があると認識しており 
ます。この要綱第3条3号の要件が満たされていないのに、競馬組合が 
これを無視して、強行に「場外施設開設推進決定」をするということは 
できないということです。 
 
 なぜなら、要綱第3条と要綱第5条2項との条文構成から、「関係者 
の理解が得られること。」が設置適合場所とするとされている以上、住民 
投票で明確に、設置反対の意思が示されているのに、これを無視して 
開設推進審査会が了解を与えて競馬組合が強行決定をすることは許され 
ない条文構成になっているということです。 
 
 したがって、私の認識は、開設推進審査会も経ておらず、「開設推進 
決定」も出ていない案件であるとの認識であります。 
 
 このように解釈しなければ、関係者の理解を得られるか否かの確認・ 
調査も行わずに審査会を経て決定を強行することができることとなり、 
また、住民投票により地域住民が施設設置反対を明確に表示している 
のに、これを無視して決定を強行することが許されることになってし 
まいます。 
 
 推進決定がいまだなされていない以上、推進決定がなされているこ 
とを前提として規定いる要綱第5条4項の3年以内云々は、そもそ 
も、本件の議論に登場してくる余地はないということであります。   
 
 よって、この要綱を根拠とする、請願の採択の利益は、そもそも 
ないということであります。 
 
 要綱の問題は、以上ですが、山根議員が心配しております請願の 
採択の正当性を理由あるものとして、可児市議会の面目を保つこと 
にも配慮したいとの考えは、政治家としての度量の広さを感じまし 
た。 
 
 すでに、前回のメールでも触れていますように、農水大臣への 
承認申請は、市長が独立して行うことができることから、この 
市長への牽制としての意味づけはありますので、請願の採択の 
理由はあるとして、可児市議会の面目を維持されたらよろしい 
のではないでしょうか。 
 
                         以上であります。 
 
 山根議員には、可児市議会議員として、ますますのご活躍を 
お祈りしております。
 

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 2012年1月28日(土)
 大阪ボラ協で『チョコボ』を宣伝
 27日の大阪での研修が16時に終わったあと、私のボランティア人生の原点である古巣「大阪ボランティア協会」まで歩いて行った。久々である。 
 
 思えば、この協会との出会いが私の人生を変えた。この協会に出会っていなければ、市議会議員にもなっていなかった。たぶん、千趣会で定年までサラリーマン人生をまっとうしていたであろう。 
 
 大阪ボランティア協会と…大阪の名がついているが、全国区で日本で一番古い市民活動推進組織ということになっている。私が大阪ボラ協の常任運営委員を務めていたのは、もう13〜17年も昔のことになってしまった。 
 
 その当時、ボラ協の30周年イベントをどうしようか…と話し合っていたのを覚えているが、今は50周年イベントをどうしようかという話し合いが行われているらしい。 
 
大阪ボランティア協会HP↓ 
http://osakavol.org/ 
 
 そんな、ボランティア活動やNPO活動の原点みたいな大阪ボラ協に、先日アーラの被災地支援イベント『思い出と未来を語る会』で買った『チョコボ』をお土産に持って行った。クランチチョコレートが18個入りなので、ちょうど良い。 
 
 この『チョコボ』一箱1000円のうち、500円が宮城県南三陸町の防災ボランティアセンターの運営費等に使われる。まさに『食べるボランティア』である。 
 
 『チョコボ:気仙沼バージョン』とか、陸前高田バージョンとかつくったら、複数売れるのではないか…。『チョコボ』は下呂市のKIプロジェクトが企画したもので、美濃加茂市の若尾製菓がチョコをつくっている。 
 
 1000円の売り上げのうち500円も被災地支援に回せば、儲けどころか赤字になるだろう。若尾製菓は、従業員の方も大勢、KIプロジェクトが企画した被災地への復興支援バスに参加している。 
 
 この地域にも、こういったボランタリーな企業があることを嬉しく思う。『食べるボランティア』このアイデア、日本中に拡がってほしい。 
 
KI(気持ちいっぱい)プロジェクトHP↓ 
http://www.coms1.jp/blog/33/index.html 
 
若尾製菓HP↓ 
http://wakaoseika.com/
 

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 2012年1月29日(日)
 湯めぐり計画100『子宝の湯』
 結婚25年を迎えた2009年4月に、湯めぐり計画100を立てた。今後、15年間に夫婦で100の温泉を巡ろうという計画だ。年間7つくらいのペースで達成できるのだが、近場はかなり行ってしまった。 
 
 今日、第九の練習の後、16:43美濃太田駅始発の長良川鉄道で郡上市にある日本まん真ん中温泉『子宝の湯』に行った。これが20番目の温泉だ。これまでに岐阜県の温泉が11、長野県が3、愛知県が2、熊本、山形、福井、群馬が各1。ほとんどが日帰り温泉である。 
 

『子宝の湯』というのは、温泉から600mほどのところに子安神社があることから、その名前がついたようだ。何より、駅ホームを出たらすぐに温泉があると聞いていたので、ぜひ電車で行こうと思った。 
 
 実は、長良川鉄道に乗るのは初めてである。美濃太田からみなみ子宝温泉駅まで51分、片道1000円である。夫婦で往復4000円になる。お風呂だけ入りに行くにはちと痛い。 
 
 でも、初めてのことだし、長良川鉄道の維持に少しでも協力することになる。いつも車ばかりなので、たった51分でも列車の旅の風情が味わえた。2000円で長良川鉄道の1日フリー切符が買えるとのこと、朝から出れば1日楽しめそうだ。 
 
長良川鉄道HP↓ 
http://www.nagatetsu.co.jp/ 
 
 しかし、着いてみてびっくり!ホームを一歩出たら、そこは温泉施設の休憩所になっていて靴箱が並んでいる。つまり、この駅は子宝温泉のための駅であることを知る。 
 
 それと、もう一つサプライズ。電車を降りるときに車掌さんが渡してくれたチケットを渡すと、入浴料500円が入湯税の50円だけで済んだ。これはトクした気分になった。 
 
 お風呂はアルカリ性単純温泉で、肌がつるつるするのが実感できる。こじんまりしているが、サウナも露天風呂もあり、とても清潔で良い。 
 

 休憩室は食堂も兼ねており、味噌カツ丼と子宝ラーメンを注文した。休憩室には信号があって、通常は緑で、電車が来る15分前に黄色になり、9分前から5分前まで赤色に変わる。 
 
 19時09分の美濃太田行きに乗り、20時には美濃太田に着いた。たった3時間半ほどのちっちゃな旅だが、電車で温泉に入りに行くのもおつなものだ。
 

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