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 2020年12月22日(火)
 12月議会閉会・少人数学級の更なる拡充を求める意見書
 本日をもって、11月27日に開会された、可児市議会12月定例会は閉会となった。最終日というのは、採決する日で一番重要な日であるが、ここまでに議論は尽くされているので、ある意味あっさりと終わる。 
 
 採決の前には、討論という機会があり、その議案に対する反対、もしくは賛成の理由を述べて、他の議員にも同調を求める発言ができるが、今回は賛否が分かれるような議案はなく反対討論もなかった。 
 
 今議会で新たな条例として議決されたのが『議案第79号 可児市太陽光発電事業と地域との調和に関する条例』である。これは、田原理香議員(現副議長)の一般質問に端を発し、一度は否定されながら制定にこぎつけたものだ。 
 
 長年、議員をやっているが、私自身を含めて一般質問から条例制定にこぎつけたのは初めてではないだろうか。田原理香議員の執念にも近い情熱に敬意を表したい。 
 
 さて、その条例について詳しく述べたいところだが、私としては田原議員ほどではないが嬉しいことがあった。それは、教育福祉委員会発議という形で上程され、今日可決された『少人数学級の更なる拡充を求める意見書』である。 
 

 これは、もともと先の9月議会で、可児市民からの請願として出された『新型コロナから、子どもや教職員を守るために、小中学校の「20人以下学級」の実現を求めます』というものだった。紹介議員は共産党の伊藤健二議員と冨田牧子議員だった。 
 
 小中学校の少人数化を求める気持ちと必要性はあるのだが、それを「20人以下学級」と限定してしまうと財源や人事のことなど、様々な問題が出てきてこれでは、特に保守系の議員たちは賛成しないだろうと思った。 
 
 私自身は少人数学級を推進すべきと考えているので、賛成したかったが…採択しがたい内容で、その代わりに誰もが賛成できる「別案」をつくって教育福祉委員会か2名以上の議員で発議する形の意見書をまとめる方向で動いた。 
 
 一応、その時点で『少人数学級の推進及び定数改善を求める意見書』(案)を作った。文科省の「今後の学級編成及び教職員定数の改善に関する教育関係団体ヒアリング」をベースに、すでに出されている札幌市議会・取手市議会・滋賀県議会・柏崎市議会・明石市議会・福岡市議会・長崎県長与町議会・糸満市議会等の意見書を参考にした。 
 
 かなり無理をすれば、9月議会中に代案を出すことができたかもしれないが、方々打診した結果まだ機が熟してないと踏んで次の定例会に望みを託した。 
 
 今議会では、私も所属する教育福祉委員会でも、委員長がこの件を積極的に取り上げてくれ、委員会発議とすることになっていた。途中で、現在小学1年生のみの35人学級を5年かけて2年生〜6年生まで拡大するという閣議決定が出たこともあり「更なる」という文言を付け加えたり様々な修正があったが、今日可決された。 
 
 この後、可児市議会から衆参議員議長・内閣総理大臣・財務大臣・文部科学大臣・内閣官房長官宛て送られることになる。 
 
 これこそ政治だと思った。総理大臣が20人以下学級だ。35人学級だと意見書の中身にまで目を通すことはないだろう。必要なのは数だ、より多くの議会から意見書が届けばそれが世論となる。 
 
 なので、請願や陳情文章をつくるには、誰もが反対できない文案にすることが肝要だと改めて感じた。皆の意見を平らかにして為政者に届ける。江戸時代から続く政治のひとつの手続きである。
 

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