++山根一男の徒然日記++
山根一男HP 〜やまネット〜

山根一男掲示板

5月 31日(火) フェロシルトに関する請願書
5月 30日(月) 議運
5月 29日(日) 街づくりネットワーク・多治見
5月 28日(土) 資源回収そして、選挙応援
5月 26日(木) 派遣の仕事
5月 25日(水) 中学校教育指導訪問
5月 23日(月) フェロシルトの件で三重県庁に乗り込む
5月 22日(日) 市民からの要望・一般質問
5月 21日(土) 自治ネット
5月 20日(金) 議会全員協議会(電子投票上告)
2005年 5月
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 2005年5月1日(日)
 障害者自立支援法シンポ
 今日は、午前中可児市・兼山町の合併式が、アーラ(文化創造センター)であった。99000人の可児と1680人の兼山が合併して、晴れて可児市も10万都市の仲間入りをした。今後のまちづくりを注視していきたい。 
 午後4時から、名古屋のAJU自立の家というところで、障害者自立支援法についてのシンポジウムがあり、縁あってゲストとして呼ばれていたので行った。講師の二人は共に民主党の国会議員で、連休明けから審議される障害者自立支援法についての問題点などの検証を行った。 
 
 実はこの二人以前に会ったことがあり、それも理由でゲストを引き受けた。一人は園田康博氏で1967年生まれ、岐阜県各務原周辺からの選出だ。昨年12月テリーフォックス・ランのミーティングに来てくれたので知っていた。とてもフレッシュで熱意ある方だ。もう一人は中根やすひろ氏で、岡崎市選出の衆議院議員だ。2年ほど前、まだ議員に当選する前だが、NPO関係のインタビューで会いに行ったことがある。1962年生まれで、人情味にあふれ、とても親しみが湧く方だ。 
 他に名古屋市議で斉藤まこと氏という方もゲストで初めてお会いした。車椅子に乗っておられた、多治見の井上あけみ議員とも懇意だということで、つながっているなと思った。 
 
 私は今年2月に障害者に関する講演会を企画し、その辺りから縁ができたが、正直まだまだ不勉強な分野なので、たいへん貴重な経験だった。最大の争点は障害者から、1割の負担金を取ることだが、ほとんど収入のない方もいる中で現場を無視した改悪だという声が多かった。 
 もう少し可児での実態なども知る必要があると感じた。
 

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 2005年5月2日(月)
 『市議会通信』配り歩き
 今日は朝からできたての市議会通信を配り歩いた。 
天気もよく、風も爽やかで気持ちが良い。一軒一軒手配りしていると、とても充実感を感じる。中には話し込んで、政策論議になることもある。 
 とにかく沢山配りたいので、基本的にポスティングだが、人影を見つけては直接手渡す。たいがい、現職の議員が直接届けて歩いていることに驚かれたり、ご苦労さまという言葉が返ってくる。現職の強みだろう。 
 
 いつもものすごく協力してくれる支持者の方が、なんと二日間で千軒も配ってくれた。還暦を過ぎたご夫婦なのに、どこにそれだけのパワーがあるのか、本当に感激である。私でも200軒を超えたあたりから、足腰に負担がかかり、足にはマメができそうになる。 
 
 通信の内容で、自分として興味あるのは、市民の方はこれ以上電子投票を続けることに同意されているのかということである。電子投票を実施している自治体は、全国でわずか8市町のみ、しかも可児市の場合は、電子投票をやると明らかに2000万円は費用が余計にかかるのだ。 
 
 現在、最高裁に上告されているが、実はまだ受理されたかどうかも定かではないようだ。現在検討中で、そのまま棄却という線もあるらしい。となると今は嵐の前の静けさというところか? 
 市長は、あれほどの失態を演じながら、今後も電子投票を継続するという議案を提出し、議会もそれを可決しているが、私はこの決定は民意を反映していないと見ている。 
 
 何も可児市がそこまで電子投票の推進に義理立てする理由は何もない。私の思うところとしては、市は電子投票条例を廃案にしてしまうと、自ら非を認めてしまうことになり、最高裁の判決にも影響すると考えているとしか思えない。私は、今度、市が電子投票選挙をするなら、住民監査請求を突きつけるつもりだ。余分に払う2000万円があれば、もっと市民の福祉に役立てたい。本当なら住民投票にかけるのが一番いいと思っている。
 

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 2005年5月3日(火)
 今日もひたすら配り歩き
 昨日に引き続き、ひたすら市議会通信と5/8のガイアシンフォニーの案内を配り歩く。緑という団地で650軒ほど配るのに4時間半かかった。足が棒になりマメができた。気持ちは焦っても、体力には限界がある。 
 
 協力していただいている方は、すでに1800軒を超えている。本当に有り難いことだ。配っていただいた地区の方から、5/8にはぜひガイアシンフォニー上映のスタッフを手伝いたいという電話があった。早速、お会いしてみると近くの団地の方で、若い女性だったのでとても驚いた。しかも、今の社会をなんとかしたい…という気持ちをお持ちの方なので感激した。志は志をつなぐものだと感じる。これもガイアの縁だ。 
 
 まさにガイアシンフォニー第5番に出演している、世界的な哲学者で未来学者のラズロー博士の言っている世界である。「あなたが世界を変える…」とんでもないことのように思えるけれど、ひとりひとりがそういう気持ちになってゆくことが大切だと思う。 
 『市民』ということの意味として、私は自分で考え行動できる人と考えている。他人任せではない生き方をしたいものだ。
 

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 2005年5月5日(木)
 ガイア・スタッフ会議
 今日は、皐ヶ丘という可児市きっての高級住宅街を中心に、ガイアシンフォニーのちらしをポスティングした。桜ヶ丘まで含めるととんでもなく広い住宅地で、三人で900軒ほど回るのがやっとだった。 
 通算では、8000軒ほどになった。おかげで足のマメは3cm大に成長した。今日の朝日新聞にも告知が載ったので5件ほど問い合わせが入った。あと三日となった。ひとりでも多くの方に来てほしいと思う。 
 夜はファミリーレストランで、最終連絡会議をした。自発的にスタッフを希望してくれた方も含め全部で6人、なんとか形になってきた。どちらにしても初めて形をつくるとということは並大抵のことではない。どのような結果になろうとも、チャレンジできたことを喜び、次につながってゆければ良い。久々に緊張する取り組みだ。
 

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 2005年5月7日(土)
 松元ヒロ ソロ・ライブ
 今日は、午前は明日のガイアシンフォニー上映会の印刷物の準備をしたり、午後からは二番目の子が通う東濃実業高校のPTA総会があったりで、目まぐるしかった。そして、今(5/8 午前3時)も明日の準備に追われている。 
 そんな中で夜7時から、地球ハーモニーかにとおやこ劇場の共催で、松元ヒロさんのソロ・ライブがあった。なんと私はそれに出演した。ライブといっても音楽ではない。ちょっと表現は難しいが、世相風刺コントとでも言っておこう。 
 元ニューズペーパーというお笑い系のグループにいたそうだが、今はずっとひとりで活躍されている。小泉さんの物真似や、日本国憲法にまつわるコントは最高である。 
 
 お会いするのは、今回が多分4回目くらいだと思うが、いつも本当に笑わせてくれる。それでいて、今の時代の危なさや未来に対する警鐘を鳴らしている。笑いの中に、とても大切なことが含まれている。 
 私はアンコールの舞台で、ニュースキャスターよろしく、新聞記事や天気予報を読む役だった。前日に言われて引き受けた。観客は200人近くいる。記事の朗読に合わせてヒロさんが、パンとマイムでその内容を表現するのだが、これが可笑しくてとても読んでいられない。 
 
 観客も爆笑の渦で、本当に楽しい時間を過ごせた。松元ヒロさんは東京に住んでおられるが、全国を回っている。下手な講演よりも、よっぽど考えさせられるし、印象に残る。特に憲法の前文の暗誦には感動した。ちまたにはただの時間の浪費だけのお笑い芸人が跋扈しているが、このような社会性を持った芸人を支えていきたいものだ。
 

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 2005年5月8日(日)
 ガイアの奇跡
 特にこの一ヶ月ほど、心を砕いてきたガイアシンフォニー第五番上映会が終わった。とにかく、自分の住む土地で、皆に観てもらいたいと昨年11月、大枚46800円を払い込んで5/8の大ホールを押さえたことから始まった。 
 本来なら、まず仲間を募ってやれるという確信を得てから申し込むのだろうが、日々何かしらの課題に追われている今の自分には、そのような方法ではいつまでたっても実現しないだろうと思い、強行手段に出た。 
 
 自分の人生の中で、これだけはどうしてもやりたい!ということがある。でも、さまざまな理由でそこにたどり着けないことが多い。そんな時に、私はこのような方法を採ることがあった。すなわち、自分で自分を追い込むことと「有言実行」である。 
 
 正直、今回は苦しかった。スタッフが集まらない。映画というのは観た人でないとなかなか人を誘えない。この地区では、過去にほとんど上映されていないのでピンとくる人が少ない。加えて自分が忙しすぎた。結局、中核になったのは自分も含めて3人だけだった。 
 過去に大阪でやった時は、10人、20人というメンバーはすぐに集まったのだが、狭い地域で新しい事を起こすことの大変さを知った。でも、ここ二週間ほどで状況は変わりつつあった。 
 ガイアシンフォニーに思いを寄せる方や、私の活動を支持してくださる方からさまざまなバックアップがあって少しずつ盛り上がって来た。結果400人近い方に来ていただいて、会場は前のほうを除いて、ほぼいっぱいの状況となった。 
 
 参加費を抑えたために、収益的には多少赤字となったが何よりも、多くの方が感動してくださったのが嬉しい。134枚のアンケートすべてに目を通したが、今後も第1〜4番までぜひ上映してほしいという声が大半だった。地元だけでなく岐阜市や多治見市、犬山や名古屋からも結構来てくださったことが分かった。これがガイアのパワーだろう。 
 
 今回は、多くの方の献身的な協力とガイアの底力に助けられた。たった一人から始めたことでも、沢山の方になんらかのプラスの影響を及ぼすことができたかと思う。これは私の生き方そのものなのかも知れない。
 

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 2005年5月9日(月)
 テリーフォックス・ランinぎふ 実行委員会
 ガイアシンフォニーが終わって久々にほっとした朝を迎えた。昨日は、134枚にも及ぶ観客からのアンケートを読んでいるうちに机に向かったまま寝てしまった。気がつけば5時でそのまま起きることにした。ひどい時は、こういうことが週に2.3回ある。エコノミークラス症候群だったか、いつも座ったまま寝ていると、いつかポックリいってしまいそうだ。でもその前に首の筋を痛めるかもしれない。 
 
 それはともかく、イベントというのは終わってからがまた大変で、今日はマスコミや協力いただいたお店などにお礼と、チケット代金の回収で昼間はつぶれた。お金の計算も大変だ。昨日はたくさんの人に観てもらい、自分なりに成功だったと思うが、やはり参加費を安く設定したために数万円の赤字になりそうだ。 
 
 夜は夜で、ぎふNPOセンターで、テリーフォックス・ラン in ぎふの実行委員会だ。多治見から向かったために、今日の走行距離は120kmを超えた。会議のメンバーは多彩だ。85歳の高齢者マラソンの会長、医師、カメラマン、県庁職員、市職員・町職員、病院事務員、大手銀行課長・IT会社社長等14名。40歳代が一番多い。可児ではとても望むべくもない陣容だ。岐阜は遠いけど、とても刺激にはなる。 
 
 6月4日の実施に向けて熱が入って来た。私はコース全般と、柳津のカラフルタウンでのイベントの責任者、それと東海在住のカナダ人の方たちへの呼びかけを担当している。いろんな役割があるが、実行委員会のメンバーがそれぞれコーディネイターとして、かなりのレベルの方たちなので、話し合いや企画はとてもスムースに進む。大切にしたい仲間たちだ。
 

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 2005年5月10日(火)
 ひさびさに掃除機
 今日は、ガイア上映会の収支計算やら、昨日休みだった店への集金やらアンケートの集計など細々した事務作業がたまっていた。でも、妻が出がけに洗濯物を干して、できたら掃除機をかけてほしいと言われたので、そちらを先にすることにいた。 
 
 この一ヶ月ほど(もっとかな…)家庭のことがおろそかになっていたので、多少罪滅ぼしをしなければならない。『世界の平和、家庭の不和』という名言があるが、いくら外で世のため人のためと思って身を粉にして働いても、家庭ではぼろ雑巾のようであってはいけない。 
 
 家には猫が4匹もいるので、毛だらけである。机の上も1ヶ月整理をしなければ恐ろしいことになってしまう。掃除機をかけて、ちょっと机の周りを整理しただけで午前中は終わってしまった。家事というのは、意外と時間がかかる。机の整理も、いちいちファイリングしていくと丸一日あっても終わらない。もっと捨て上手にならないといけないのだろう、A4ファイルだけで400冊くらいになり、壁という壁はファイルと本で埋め尽くされている。 
 
 ものを探す時間と、ものを整理する時間、これがなければ随分創造的な時間を持つことができよう。まあ、これは一生のテーマかな…
 

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 2005年5月11日(水)
 電子投票に関して、四日市市議来る
 昨年12月30日付けの朝日新聞全国版『私の視点』に出た、私の電子投票に関する論説文を読んでアクセスしていただいた四日市市議の石田成生さんが可児まで来られた。 
 ぜひ、可児市の電子投票に関する問題点などについて意見を交換したいということだ。最初、市役所の総務課を尋ねる予定だったそうだが、面会を断られる可能性が高いということで、今回名古屋高裁判決で選挙無効を勝ち取った『電子投票を問う会』の人と会いたいというのでセッティングした。 
 
 四日市でも先ごろの市長選および市議の補欠選挙で、電子投票を実施した。報道的には特に問題が生じなかったということだが、このために余分に3800万円もつぎ込んでいる。石田市議の主張は、投票について一般市民の半数以上の人が正当性を容易に確認できなければそれは危ういという。 
 
 まったくその通りで、電子投票では自分が選んだ人に、本当に票が入ったのかどうかは確認できない。ごく一部の可児でいえば投票所にひとりだけ配置された選挙請負業者の技術者しか分からない。否、それすらも疑問を感じる。投票機はブラックボックスであり、恣意的に特定の候補者を当選させたり、落選させたりすることは技術的には容易にできる。 
 
 また、そのようなことは絶対に有り得ないと証明できる第三者機関もないし、そのような誰から見ても公平な組織などそれこそ有り得ない。 
 岐阜地裁では、電子投票のソフト面について企業秘密なので明かすことはできないと認定したが、これもおかしな判決だ。厳正な選挙を、やれ富士通方式だNTT方式だと、それぞれ伺い知れぬやり方で仕組まれてしまうのではやりきれない。可児市の電子投票では27票もの疑わしい票が指摘されている。こんなにも不適切な票が出て来る裏には何か不正なプログラムが仕組まれているのではないかと疑いたくなる。 
 
 何でもIT化すれば良いというものでもない。投票の公平さを市民だれもが確認できないような現状の電子投票はやるべきではない。
 

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 2005年5月12日(木)
 フェロシルト問題での動き
 放射能を含む、酸化チタンの廃棄物を「フェロシルト」と命名し、土壌埋め戻し材、つまり製品として1トン500円で売られている問題で、16日にこのフェロシルトをリサイクル推奨品として、お墨付きを与えた三重県と、その製造元の石原産業(四日市)との話し合いの場が持たれることになった。 
 可児市についていえば、業者からはもうこの場所へはこれ以上搬入しないという回答を得ているが、すでに運び込まれた分とか他の場所については分からない。いずれにしても出荷元を締めないと永遠のいたちごっこである。 
 
 自然界の2〜3倍とはいえ、三重県がこれをリサイクル認定品と定めたことに一番の問題があると考える。これは環境省や文部科学省も想定していなかったことらしい。一月に5000トンも出てしまう廃棄物なので、三重県もほとほと困り果て、製品化して他県に搬出しやすくしたのではないかと勘ぐりたくなる。製造元と三重県に癒着がなかったのかも気になる。調査したのも三重大学の学者だけ4人だったとのこと。同じ大学では、ひとりの力のある方がこうと言えば全員イエスと言ってしまうのではないだろうか。 
 チタンは便利な物質だが、このようなリスクもついて回る。安全のコストは製品に乗せるしかないだろう。
 

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 2005年5月13日(金)
 指定管理者制度ゼミナール
 名古屋で指定管理者制度の勉強会に行ってきた。地域問題研究所、略して『ちもんけん』と呼ばれるシンクタンクの主催である。地問研は名前は知っていたし、ぎふNPOセンターで活動していた時に、元地問研という方がいてそのプレゼン能力の高さにさすがプロと舌を巻いた覚えがある。 
 
 実際に参加するのは初めてである。今日は第一回目でこれから1年間『第33次市町村ゼミナール』ということで12講話あるという。景観法のことや地産地消、介護制度のことや財政問題など、地方自治体が抱えるさまざまな課題について講座が持たれる。 
 参加者のほとんどは自治体職員と思われるが、この日は250人くらいはいたと思う。当然、やる気のある職員が多いようで活気と若さを感じた。特に初回は無料で、今関心の高い指定管理者制度だからなおさらなのだろう。 
 
 指定管理者制度については、可児市では3月議会で基本的な条例は成立した。この夏ころからすでに公的団体などに委託されている施設について、他の団体も含めた公募とするのか、行政直営とするのかの動きが始まる。 
 現状ではどうしてもすでに受託している団体が有利になると思われる。しかし、それでは抜本的なコスト削減や、施設の活性化にはならない。ある程度の競争の原理を取り入れ、まったく経験のない団体であっても請け負えるようなしくみをつくることが望ましい。もちろん受け手に甘えは許されない。大きなお金が動くと思われるので、プロ意識を持って今までの行政や行政に近い団体にない、ユニークさと努力でひとつでもふたつでも施設等の管理を勝ち取ってほしい。
 

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 2005年5月14日(土)
 日本ライン共和国懇親会
 春は懇親会が続く。木曽川日本ライン流域の広域な地域活性化を目指して「日本ライン共和国」とする取り組みが9年くらい前からある。私は昨年から会員ならぬ国民に登録してもらったばかりだ。大統領は犬山市の石田市長が務める。可児の市長も副大統領かなにかだったと思う。 
 
 近隣の6市町が連携を組んでいる。この日は坂祝(さかほぎ)町の結婚式場で懇談会があった。5〜60人くらいの参加で大統領である石田市長が、ちょうど愛・地球博の犬山の日と重なって来られなかった。 
 
 最初、この組織の意味がよく分からなかったが、岐阜県と愛知県をまたぐ地域で共通の資源(主に観光)をキーに年に数回集まるということは良い事だと思った。加えて石田市長の弁舌の爽やかさも一役買っていると思う。今日も、本音は久しぶりに石田市長とお話しができるかと期待して参加したものだ。代わりに各務原市の森市長があいさつされていたので、名刺交換でもと思っていたが早々に退席されていて叶わなかった。 
 
 可児市からの参加者は数名で、市長も欠席だった。ホスト役の坂祝町長や町職員もずいぶん気をつかっているように見えた。やはり9年もたつと少し形骸化しているように思う。しかしながら、せっかくの結びつきなので上手に運用できれば、この地域の人的交流の場として活かすことも可能だと感じた。すべては人と人との出会いから始まるのだと思う。
 

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 2005年5月15日(日)
 帷子公民館まつり
 今日は帷子(かたびら)公民館まつりがあった。帷子地区は、可児市の中ではもっとも人口が多く約23000人であり、市の人口割合では四分の一近い。したがって公民館といっても小さな町の町民会館くらいの規模である。 
 
 公民館まつりは地域でも最大規模の行事といってよい、今回も6000人ほどの参加が予想されていた。地区には中学校が二つあり、公民館まつり運営のための中学生ボランティアも120名以上集まっていた。 
 
 実は私は初めての参加であった。帷子地区に住む議員は、私も含めて7名おり、このまつりに参加しないということは地元軽視ととられる可能性があったが去年も一昨年も、この日にテリーフォックス・ランがあり主催者としてはそちらを優先せざるを得なかった。 
 
 今年は、晴れて参加できて嬉しかった。途中少し抜けたけれど、朝から14:45の閉会までいていろんな人と話したり、発表を観たり模擬店で買い物をしたりして楽しんだ。2年もPTA会長をやると、知り合いも増え、いろんな用事もこの場で済むので便利だと思った。 
 ともあれ、公民館の職員はじめ、準備された方は、当に大変だったと思う。このような地域交流が、日常の場でも自然に行えるようなまちづくりをしていかなければならないと思う。
 

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 2005年5月16日(月)
 フェロシルト問題で三重県へ
 ウラン・トリウム等放射能を含む廃棄物をリサイクル認定品と三重県がお墨付きを与え、岐阜・愛知などに捨てられている問題で四日市市の三重県庁舎まで行って来た。 
 可児からは私を含めて5名だった。他に瀬戸・土岐・瑞浪などフェロシルトが廃棄されているまちを中心に20名ほど『放射能のゴミはいらない!市民ネット』など8つの市民グループと三重県環境森林部ごみゼロ推進室4名、フェロシルトの製造元、四日市市に工場のある石原産業から取締役工場長ら5名ほどと報道関係者らによる『三者懇談会』ということだ。 
 
 フェロシルトは土のような形状をしているが、土ではなく95%の土を混ぜないと草も生えない。硫化塩を大量に含み、10万トン以上野積みされている瀬戸市等では雨が降ると下流の川は真っ赤に染まる。オオサンショウウオの生存東限といわれる地域でもあり、その影響は計り知れない。 
 
 今日の話で、可児市に捨てられているフェロシルトは、今まで言われていた3000トンではなく、9600トンであることが分かった。また、お隣の美濃加茂市にも40トン持ち込まれていることが明かされた。可児市大森地区では地下水を飲む世帯もあり、体内に入ると骨に付着して骨髄が被曝する可能性がある。また、乾燥して風に飛ばされた粒子を吸い込むと肺がんなどを誘発する危険性が指摘されている。 
 
 そもそもこのような危険きわまりないフェロシルトを「埋め戻し材」としてリサイクル推奨品として認定した三重県に多くの問題があることが指摘された。三重県には産廃税なるものがあり、それを逃れるために明らかに産廃であるにも関わらず「商品」と認定して、よその県に搬出しているという構図も指摘された。大きな事故を起こしたRDFと同じような構造である。しかも、認定するにあたって十分な現地(廃棄現場)調査もされておらず、学識経験者も前に指摘した通り、三重大の4名だけで、それも協議ではなく個別に意見を聞いただけである。 
 
 この他にさまざまな矛盾点が明らかになってきた。多分、明日の朝刊で報道されると思う。三重県は、NPO等の分野でかなりの先進性がありお手本にすべき県だと思っていたが、今回のことでかなり失望した。 
 
 

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 2005年5月17日(火)
 テリーフォックス・ラン 現地打ち合わせ
 6/4のテリーフォックス・ランが近づいてきた。当日は羽島市文化センターを午前10時30分にスタートし、柳津町のカラフルタウン、笠松町公民館、岐阜駅などを経て、金(こがね)公園に午後1時半ころ着、そこからは岐阜公園まで約3kmを歩くことになる。全長20km程だが、なにも全部に参加する必要はない。希望の距離でいいのだ。競技ではなく、がん研究資金を集めるためのチャリティイベントなのである。 
 
 当日の私の担当は、カラフルタウンだ。ここはトヨタ系のとてつもなく大きなショッピングモールで、平日でも人がいっぱいであった。柳津町役場の職員でテリーフォックスランの実行委員でもある二人と、カラフルタウンを運営する会社の代表との話し合いだ。 
 
 先日、代表者同士のあいさつは済んでいるし、去年一度経験しているので、話は早かった。ありがたいことに、ランナー用の飲み水を提供していただけることになった。司会進行はカラフルタウンの受付のおねえさんがやっていただける。5/23からは広報の一環として、パネル展示もOKだった。 
 
 当日は国際交流協会やNPO法人さわやか岐阜みのじ等も運営に参加し、柳津町長もあいさつしていただける予定だ。カラフルタウンの方が、岐阜市長も走っていただけそうだという情報をもたらしてくれた。 
 
 「がん」という人類共通の敵に対して、市民有志と行政、企業がそれぞれの特質を活かしながらこのイベントを創り上げてゆく。3年前に始めた時にも手ごたえを感じたが、ますます強固なものとなってゆくのが嬉しい。
 

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 2005年5月18日(水)
 人権擁護法案に反対!
 先日、市内に住む方からメールをいただいた。今、自民党内で議論されている人権擁護法案について反対してほしいというのが趣旨だ。正直なところ人権擁護法案についての詳しい論点を把握していなかったので、一度会って説明してほしいとお願いしたところ、快く会ってくださった。 
 
 22歳の男性で、可児市にも国政レベルの課題について一生懸命勉強し、なんとかしたいと思っている若者がいることに感激した。彼は複数の議員に同じメールを送ったそうだが、返事があったのは私だけだったらしい。24人の可児市議員のうちメールアドレスを公表しているのは11名だ。多分アドレスを持っていても使いこなしていない方もいると思う。 
 
 私も人権擁護法案について勉強したが、かなりうさんくさい。『人権擁護』という美名に騙されて、そのまま受け入れるとたいへん危険なことになる可能性がある。アニメなどの表現も大幅に規制されることとなる。 
 
 法案によると、国籍を問わない5名からなる『人権委員会』という組織ができ、全国にも2万人もの人権擁護委員なる役職者をつくることになっている。人権委員の権限は国家公安委員よりも上で、つまり警察の上に位置することになり、この委員会で人権侵害と決め付けられたら令状なしで、捜査も可能ということだ。 
 
 自民党内でも大きく意見が二分されているようである。郵政民営化関連法案のことばかりが報道されるが、その影で私たちの生活に直結する法案が、国民のあまり目に触れないところで進められているのが気になる。 
 
 今回マスコミがあまり騒がないのには理由があるようで、この法案ではマスコミについては規制せず、どちらかといえばネット関係者をターゲットにしているふしがある。いずれにしても人権の定義があいまいで、一度成立してしまうと極めて政治的に利用されてしまう危険性がある。 
 もっともっと国民の目に触れる形での議論を求めたい。現状のままなら、私はこの不完全な人権擁護法案に反対である。 
 
 

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 2005年5月19日(木)
 脱サラ議員奮闘記
 気がつけばもう20回目の連載となった。毎月、20日に配信されるメールマガジン「市民ライター通信」に連載している。私は、古巣大阪ボランティア協会の人気講座、市民ライター養成講座の修了生なのである。今日が締め切りであることに気づき、朝の4時までかかってさっき原稿を送った。 
 
 20ヶ月前から書いていることになる。最初の補欠選挙に落ちた頃から、最近は二年前の選挙でのいろんな出来事などを綴っている。私のホームページのトップページから入ることもできるので、ぜひ覗いてみてほしい。 
 
 ただ、今思うのは補欠選挙に出た頃はともかく、その後の経過よりも今現在、名古屋高裁判決で、選挙無効が言い渡され、最高裁に上告されている電子投票選挙の判決を待つ今のほうがよっぽどドラマチックだと感じている。 
 
 現在進行形で、結末がまったく見えない。可能性としては1週間後に棄却されて無効判決が確定する事だって有り得る。そうなれば、その日の24時には私は議員を失職し、無職となる。そして50日以内に選挙だ。市長も責任を追及されるだろう。可児市政は、始まって以来の混乱を招くことは必至だ。 
 
 ただ、選挙有効となる可能性もある。とっても不安定な中、数ヵ月後の自分が何をしているかも分からないでいる。確かにドラマチックな人生を望んできた自分だが、今またその渦中にいる。
 

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 2005年5月20日(金)
 議会全員協議会(電子投票上告)
 珍しく午前9時から、議会全員協議会が召集された。珍しいというのはたいがいの会合は9時30分からなのと、議会全員協議会(略して全協)は、議会会期中に行うのが普通で、何もない時期にそれだけの理由で召集されるのは極めてまれだ。 
 
 電子投票についてということだったので、相当重大な発表でもあるのかと期待したが、まったく期待はずれだった。内容は先般5/11に岐阜選管が最高裁に提出した上告理由書の朗読だけで、議員の側からもひとりしか質問がでなかった。 
 
 私も、質問するにしても岐阜選管がつくったものを可児市の選管事務局に問い質しても無意味だと思ったのと…もともと全員協議会というのは、本来は議場でやるような問題を非公式に俎上に上げるようなところがあり、よほどのことがない限り積極的には発言しないようにしている。 
 
 上告理由書は、ほとんど弁解書とも思えるくらい電子投票の困難さなどを訴えた泣き落としのような文案であきれた。こんな状態で、厳正な『選挙』に臨むこと自体が違法のように思えてしまう内容だ。 
 
 これで、名古屋高裁の選挙無効判決を覆させることができると思っているのだろうか?ただ、判決はどうなるかわからない。私は、無効判決を追認することが望ましいと考えている。あのようなソフトも、ハードも未熟な状態で民主主義の根幹である選挙をすること自体が誤っていたと思う。 
 
 無効となれば即、私は失職し、まったくの無職になってしまう。ダメージは大きいが、民主主義を貫くためには仕方がないことと観念している。ともあれ、今は判決を待つしかない。
 

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 2005年5月21日(土)
 自治ネット
 今日は愛知県西春町で「無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク」(略して自治ネット)の定例会があった。この日は7名ほどだったが、そのうちの6名が愛知・三重・岐阜の市町の現職議員だ。 
 
 私は議員に当選する前から、この会に交わっている。地方議会の持つ課題や情報交換、知識吸収や選挙の時の応援などたいへん役立っている。 
 今日は、8月に犬山市の教育長を講師として公開講演を企画する話や、会として先進都市の視察へ行く話、メンバーのうち一人が近々、選挙があるのでその協力体制などいろいろな話題に花が咲いた。 
 
 微量の放射性物質を含む埋め戻し材「フェロシルト」のリサイクル認定の見直しを23日に三重県庁に訴えにいくのに、賛同者として登録することをお願いしたところ全員が賛同してくれた。これで全部で56名になった。 
 
 私のように群れることをせず、一人会派で自分の信念と良識にしたがって議会活動を続けてゆこうとした時に、このような横の連携は欠かせない。いつも大きな刺激と安心をもらいながら、それぞれの場で活動している。
 

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 2005年5月22日(日)
 市民からの要望・一般質問
 今日は見知らぬ3人の方から電話があった。地元若葉台の方が二人と瀬田で以前小川ふきさん(市民派女性市議=前回の選挙で落選)の支援者だったという方からだ。 
 内容は、駅に向かう道を広げてほしいとか、今度の資源回収の時に足が悪いので雑誌などが運び出せない…ということ。ケーブルテレビは公営放送に近いのだからもっと財務内容を明らかにしてほしいというものだ。 
 
 今日も雨の中、鳩吹台という団地で600枚ほど、市議会通信を配った。これで通算は9000枚を超えた。そのせいで要望が来たのかとも思ったが、そうでもないようだ。それにしても1日に三件も来るとは驚きだ。やっと議員として認知されてきたのかもしれない。 
 
 私は地元推薦などは受けていないので、いわゆるドブ板議員ではない。政策提案などは、特定の地域や団体にしばられることなく、広く多くの市民全体の声を聞き、自らの判断で決めることにしている。 
 でも、このように地域の方から頼られるのは嬉しいものだ。どれだけのことができるか分からないが、それが公益につながることであれば動いていくつもりだ。今までの一般質問も、市民からの声を基にしていることが多い。一般質問通告書の締め切りは6月6日なので、そろそろ具体的に題目と組み立てを考えなければならない。 
 
 市役所の部課長もこの時期は、特に私のような議員からはなるべく声をかけられないことを祈っているのではないかと思う。
 

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 2005年5月23日(月)
 フェロシルトの件で三重県庁に乗り込む
 多治見の井上あけみ議員と待ち合わせし、土岐市役所で土岐市議3名、瑞浪市議2名と合流し、一路東海環状自動車道を三重県目指して進んだ。津インターで三重県の安濃町議と合流し、県庁でさらに瑞浪の議員3人と三重県美杉村議1名が合流し、12名の地方自治体議員団が出来上がった。 
 三重県の野呂知事に、微量の放射線を含む、埋め戻し材「フェロシルト」のリサイクル推奨品認定の再検証を求める申し入れを行うのだ。申し入れ書は、愛知県11名、三重県9名、岐阜県40名計、28市町村60議員の連名となっている。マスコミも10社以上来ていた。 
 
 議員は市民派あり、自民党あり、民主党あり、共産党あり…このような形で、広域超党派で地方議員が共同行動を取るのは珍しいと思う。それだけに、三重県にとっては大きなプレッシャーだろう。知事には直截渡せず、環境森林課の課長に手渡した。6/10までに返事を出すとのことだ。 
 フェロシルトについては、明らかに産業廃棄物であるにも関わらず、メーカーが商品化し、それを三重県がリサイクル品と認定したために、大手を振って県外に持ち出され野積みにされている。産廃ならトン当たり9千円以上の処理費がかかるが、商品としてトン500円で売られている。その実、運送費など買い手に出されていると思われるが証拠は見出せない。 
 
 結果、石原産業の業績は上向いている。この問題の根は深いが、自分としては、どこまでも追求できる現状にはない。それは井上議員も同じで、議員としてやれる最小限のことをやろうということが、今回の動きである。あくまでも市民グループの後押しのつもりだ。しかし、結果的に地方から声を上げる新しい手法を提示できたと思う。賛同してくれた議員達に感謝したい。
 

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 2005年5月25日(水)
 中学校教育指導訪問
 私がPTA会長を務める中学校で「地域担当生徒指導・不登校対策指導主事計画訪問」というのがあった。可茂教育振興事務所の担当者3名に地区の主任児童委員の方々と、校長・教頭や教務指導主事の先生の案内で、全部のクラスの授業の様子を見て回った。一クラス5分くらいで、本当にさわりだけだったが今の中学校の様子を客観的に見るのには役に立った。 
 
 PTA会長の役得といっていいのかもしれない。たぶん先生方にとっては相当プレッシャーのかかる行事だと思う。全体での懇談会のほか、一人一人の教師との面談までやっていた。各担任は、たった5分の授業を見てもらうために、A4用紙1ページにわたり、その授業の指導ポイントやら段取りを書いたプリントをつくっている。その他、クラス運営の目標とか、学年の目標とか、ともかく印刷物がものすごく多い。 
 
 中学校のPTA役員をやると良く分かるが、本当に先生方はよくやっている。夜10時11時になっても職員室には灯りが点っている。その理由が今日の訪問でよくわかった。授業やクラス運営、クラブ活動などに関する付属資料やお手紙がものすごく多いのだ。一生懸命やっていただけることは誠にありがたいが、本当に余裕のない状態で毎日のカリュキュラムがこなされている。小学校の時もそうだったが、PTAで何か新しい提案をしようにも、もう何も押し込む余裕がないのが実情だ。 
 
 先生方の苦労はどうしても続くだろうが、授業の様子そのものは、子どもたちがとても落ち着いていて安心した。先生方の話のテクニックも上手で思わずもっと聞いてみたくなる授業が多かった。私は36年前の中学時代にトリップしたような気分になった。
 

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 2005年5月26日(木)
 派遣の仕事
 どうしても人が足りないという派遣会社からの電話があり応じた。深夜1時から、朝9時までプラスチック成型工場での仕事だ。議員がアルバイトをするというのはあまり格好のいいものではないが、いつ失職になるか分からない状況にある今、収入は確保しておく必要がある。 
 
 議員報酬は、手取りで33万程度で子育て中のわが身としては決して十分ではない。ややもするとわずか数千円の議会通信の印刷のお金すら底をつくことがある。他の議員はほとんど本業を持っていて、自営業だったり農業だったり会社役員だったりする。ある60代の方は、役員報酬があるので議員歳費には手をつけたこともないと言っていた。名古屋あたりの市議だと報酬が100万を超えていて、議会活動に専念できるが…でも、それはもらい過ぎだと思う。 
 
 議員になる前の失業期間を含めて、何も予定がない時に派遣での仕事をすることがある。工場のライン・検品、ビルの解体、建築現場、荷物の搬入・搬出、引越しの手伝いなど…今までにいろんな仕事をしてきた。派遣先での待遇はパートやアルバイトより下で、虫けらのように扱われることがある。一方ではとても素敵な方に出会うこともある。使うほうもまさか相手が現役の議員とは想像もしないだろう。 
 
 人を見かけで判断してはいけないということを身をもって感じる。どのような現場にも、その道に精通したプロがいる。そして、そこに携わる、つまりは生計の拠りどころにする大勢の人がいる。また、企業によって人を使う時のルールや待遇はあまりにも違う。派遣はいろんな業界や企業を客観的に見ることができる。学ぶことはとても多い。今日は朝の9時までの仕事というのは、かなりしんどいことが分かった。
 

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 2005年5月28日(土)
 資源回収そして、選挙応援
 朝8時から、午後3時まで年二回恒例の中学校資源回収があった。PTAが全面的に参加して、各家の門前に出してある資源(新聞紙・雑誌・ちらし・ダンボール・ボロなど)を集めて回る。今日は天気も良く資源の量も、ものすごく多くたいへんだった。 
 中学校区というと人口で可児市の1/5、約2万名ほどいる。ここで2月下旬の小学校PTAの資源回収以来3ヶ月間なかったのだ。当然、ものすごい量となった。おそらく1t近くある大きな袋で、全体では1000個近くあったかもしれない。 
 
 1回の資源回収で、約250万の収入となる。市からの奨励金、1kg7円というのが利いている。額については賛否両輪あるが、現実にこの量が焼却所に運ばれると10倍以上のコストがかかるそうだ。というわけで資源回収がある限りPTAは裕福である。でも、ほとんど100%子どもたちの教育環境の整備に使われる。 
 
 3時頃まで、汗まみれで働き、その後スーツ姿に変身し一路、兼山町を目指した。可児市は5/1、それまでの兼山町と合併が成立したばかりだ。合併後50日以内ということで、可児市議の1名増員選挙がある。 
 
 懇意にしている候補者がいるので、1度は応援をしなければならない。小さな町なので、街宣者を前にして街中を練り歩く。私は、ふだんはそうでもないが、こういうときは誰よりも大きな声が出る。昔、演劇をやっていた成果かもしれない。何とか義理は果たせたと思う。 
 
 小さな町のことで、ほとんどは顔見知りなのかもしれない。8時のマイク収め(マイクの使用が禁止される)の頃には、候補者も支援の身内の方も絶叫に近くなり、自分の2年前の選挙を思い出し、少しうるうるとなった。 
明日の増員選挙で当選すれば、私の席の隣に座る。ぜひ、一緒に議員活動をしたいものだ。 
 

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 2005年5月29日(日)
 街づくりネットワーク・多治見
 4年ぶりくらいで、街づくりネットワーク・多治見の総会に出た。総会といっても10名にも満たない会合だが、この会はとても先進的で、政治団体として県に届け出ている。メンバーは40名くらいで、9割は女性だ。過去には井上あけみさんを議員として当選させている。 
 
 この会は、政治を市民の手に取り戻すために、自分たちで選んだ候補を、ネットワークで応援し、選挙運動までして市議会に代表を送るという活動をしている。そのかわりここから推され当選した議員は、その歳費の半分をこの会に納めなければならない。そして、支援するのは2期までだ。 
 
 井上あけみ議員が2期目を終わった時点で、新しい候補を立てて一昨年選挙に出たが、残念ながら落選してしまった。その後、少し活動が停滞していたようだが、また、これから新しい候補を探して、2007年の次期選挙に臨む予定だという。 
 
 このような志の高い会が存在すること自体、多治見はすごいな〜と思う。6年前に入会した時は、ぜひ可児市にもこのような会をつくりたいと思って動いた。結果的に、それは可児市NPO活動研究会となった。その頃は、自分が市議になるとは夢にも思っていなかった。でも、いまだに多治見の先進性、市民活動の元気さには学ぶところが多い。 
 

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 2005年5月30日(月)
 議運
 9:30より議会運営委員会(略して議運)があった。議運は文字通り、議会の運営を円滑にするために各会派から代表8名で協議される。ただ、これには 
私のような一人会派の議員は入れてもらえない。 
 
 そもそも会派というのは、法的には何の根拠もなく利害や思考が一致する議員同士がグループを組んでいるにすぎない。一方で議員平等の法則といって、住民から選挙によって選ばれた議員の権利や義務は同じであるべきなのだが、そのような正論がなかなか通用しないのが議会の古さである。  
 
 議会は数の論理が横行している。どんなに良い意見であっても、少数会派から出された案件は否決されることが多い。おかしいとは思いながら、他にエネルギーを費やすことが沢山あるので、今は慣例に従っている。 
 
 議運では傍聴席に座るしかない。6/6から始まる「6月議会」議案等の説明があった。認定1、予算(補正)5、条例4、人事1、その他11の合計22議案である。12月や3月に比べ、かなり少ない。身近なところでは、今度可児市に温泉(鉱泉)ができるので、その入湯税(1日150円)について規定した条例や、放置車両についての罰金を定めた条例などがある。 
 
 一般質問も今日から受け付けで6/6の12時が締め切りである。質問項目のヒアリングと市民からの質問に答えるため、土木課、可児市福祉センター、秘書課、職員互助会などと連絡をとった。まだ決めていないが、今回も4項目は質問したい。今回から、対面式・一問一答方式に変わるため、より周到な準備が必要である。今までよりは白熱すると思う。一般質問は、6/13・6/14誰でも傍聴することができる。
 

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 2005年5月31日(火)
 フェロシルトに関する請願書
 放射性物質を含む土壌埋め戻し材「フェロシルト」が9600トン運び込まれた可児市大森の三つの自治会から相談が来た。フェロシルト撤去と、三重県のリサイクル認定取り消しの請願書を、可児市議会に出したいが地元議員からは、まずは陳情書で出したらどうかと言われてしまったとのことだ。 
 
 直接、会って文面を見た。あまりにも直接的過ぎて、これではたとえ請願として上程されても否決されてしまいそうだと感じた。しかし、請願と陳情では、雲泥の差があるので、出すのなら請願でないと意味がないとも思った。地元の方もそう思っておられるようだ。陳情というのは、ただプリントを回されるだけなのだ。請願は議決事項となる。 
 
 結局、全面的に請願文を書き直すことを引き受けてしまった。確かにこういう文章は議員であってもやっかいだ。保守系から共産党まで、合意できるような内容でないといけない。あるいは反対することが議会の信頼を失墜させるような内容なら、賛同がもらえるだろう。 
 
 請願には紹介議員が一人以上いるが、これはなんとしても地元の議員や、最大会派の議員にも入ってもらわないといけないと思った。いろいろと締め切りを迫られている書類がたまっている。しかし、この件は議員本来の仕事でもあるので、必ず採択されるような請願文をつくろう。議会から直接要請が出されれば、さすがの三重県も善処を迫られることになるだろう。
 

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