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3月 22日(木) 3月議会最終日 初めての予算修正案可決
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 2018年3月22日(木)
 3月議会最終日 初めての予算修正案可決
 2月21日から始まった可児市議会三月定例会も今日で最終日となった。3月議会は予算議会である。一般会計(326億8000万円)特別会計(約194億8000万円)企業会計(上下水道:80億5400万円)合計602億1530万円の審査が最大の課題だった。 
 
 予算審査には、予算説明で2日間、質疑で3日間、討論、採決1日の計6日間を費やした。そして、今議会最大の焦点は、東美濃ナンバー実現協議会への分担金300万円の支出を認めるかどうかだった。 
 
 600億円という全体予算からすると、わずか300万円だがこの予算をめぐって可児市議会を二分する議論が交わされた。すでに3月13日の予算決算委員会で11対8で委員会可決されているので、本日の本会議での成立はほぼ確定していたが、やはり本会議で議決されてはじめて成立となるので、今日は緊張した。 
 
 珍しく記者席にマスコミの方が来ていたし、採決の折にはテレビカメラも回っていた。可児市議会として執行部から提案を受けた予算案を修正議決するのは、おそらく初めてのことだ。 
 
 採決の前には討論というのがある。議案に対する議員個人の賛否を明らかにして、他の議員にも賛同するようアピールする場で、議員にとって最重要発言といっていい。一般質問は、執行部に向けて行うが、この討論は議員席に向かって行う。 
 
 まずは反対する議員から、行う反対⇒賛成⇒反対⇒賛成という具合だ。最初に中村悟議員が、予算修正に反対、つまり300万円の分担金は支出すべきという立場から討論した。 
 
 次に私が、修正案に対する賛成討論、冨田牧子議員が反対討論、板津博之議員、さらに高木将延議員の賛成討論が続いた。一議案で5人が討論に立つということは最近では記憶にない。 
 
 修正案に反対する議員の論点は、近隣市町とのつきあいに支障をきたすのではないかということが中心だ、市民の反対が多いということは問題とせず、東美濃ナンバー実現協議会メンバー中津川市・恵那市・瑞浪市・土岐市・多治見市・御嵩町との関係が悪くなる…という心配だ。 
 
 確かに、協議会の分担金を出さないということは、ほぼ離脱を意味することになるかもしれない。だが、東美濃ということでは、他にも観光連携の枠組みがある。 
 
 私を含めて修正案に賛成する議員の論点は、アンケート結果からも明らかなように、反対する市民が4割以上いる中で、本来は2月中に県に申請すべきなのに、未だ未提出であり、3月末には県知事を通じて、国交省に申請する予定であったのが、ほぼ不可能となっている点だ。 
 
 6ヶ月間の申請延長を県から国に申し入れる予定というが、全国から申し込みがある中で、東美濃ナンバーだけ6ヶ月延長に応じるのかどうか、さらに6か月後に住民の東美濃ナンバーに対する認知が浸透するのか…という疑問がある。そのような不確定要素の多い予算を認めるわけにはいかない。 
 
 国土交通省のホームページから、ご当地ナンバーの導入の基準の一つとして、対象地域において地域住民の合意形成が図られていることが挙げられているが、現時点では明らかにそれはできていない。 
 
 そもそも東美濃という言葉は、ほとんど使われてもいない。歴史上は織田信長の東美濃攻めというのがあるが、この場合の東美濃は坂祝町や富加町あたりを指し、東濃(中津川〜多治見)は入っていない。 
 
 また、住民アンケートからは、現在東濃と言われる地域のほうが、可児市住民よりもさらに「東美濃」に対する抵抗感が強いというアンケート結果でもあった。 
 
 やはり、観光連携や観光振興には賛成だが、そのために車のナンバーを東美濃に変えるということには、反対する人が多いようだ。車というのは個人の財産でもあるので、多くの方当事者意識から身近な問題と感じたのであろう。 
 
 東美濃ナンバーについては、マスコミなどでも不人気が伝えられている。もし、これを無視して推し進めるならば、行政にたいする不信感が高じる可能性が高いと想像する。 
 
 本日は多治見市議会でも、この件について修正案が議決されるが、どのような結果になったか興味深い。やはり、議会は住民の意見を集約する場であるべきだ、行政は一度決めたら何が何でも突き進むと言う傾向があるが、今回は議会がそれにストップをかけたことになる。可児市議会にとっても歴史に残る一日だったと思う。 
 
 
 


  可児市に住んで30年以上になるが、可児市は「東濃なのか中濃なのか」未だによくわからない。場合によって東濃に入っていたり中濃に分類されたりしている。その上さらに「東美濃」という分類ができるとますますややこしくなる。
将ちゃん ..5/4 8:34(金)

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