++山根一男の徒然日記++
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8月 29日(月) 双子の葡萄
8月 27日(土) 可児市議選分析
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8月 24日(水) 総務企画委員会 傍聴報告
8月 23日(火) 真夜中の豪雨 105 mm/時
8月 22日(月) 東日本大震災・福島の現状を聞く
8月 21日(日) 「市長が変わると、議会も変わる!?」
8月 20日(土) 可児市発、復興支援!ボラバス石巻
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 2011年8月21日(日)
 「市長が変わると、議会も変わる!?」
 瀬戸市で開催された、古巣の『自治ネット』(無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク)主催のタイトル名の公開講座に、今度から同会派となった伊藤英生市議を誘って参加した。 
 
 朝、石巻市から帰ったばかりだが、家で寝るよりも熟睡できたので問題はなかった。日曜日を有効に使えるのが、0泊3日ボラバスのいいところだ。 
 
 自治ネットは、8年以上前はじめて議員に立候補した頃からずっとお世話になってきたが、無党派とは言えなくなった頃から疎遠になってしまった。当初のメンバーからはかなり変わり、この日も70名以上の参加者だったが、当初からの知り合いは二人だけだった。 
 
 ひとりはこの会の代表者であり、本日の話題提供者でもある海住恒幸松阪市議で、もう一人が神谷明彦氏(51歳)は、なんと8月7日の選挙で東浦町長になっていた。 
 
 町議を3期務め、4月の統一選で4選を果たしたが、8期32年、76歳でさらに町長を続けようとする現職候補に待ったをかけるべくの挑戦だったようだ。 
ほとんどすべての組織が現職候補についていたがそれをひっくり返した。 
 
 本日の講師である山中光茂松阪市長も同じような経緯で市長になった。現在、就任2年7ヶ月で弱冠35歳である。当選当時は全国最年少市長だった。 
 
 三重県議を1期目の途中で辞めての市長選で、自民民主相乗りの現職候補者を打ち破っての当選だった。医師でもあり、松下政経塾出身者でもある。アフリカでエイズプロジェクトなどにも参加している。 
 
 ひげ面で、とても市長という雰囲気ではなかったが、話し出すほどに聴く者を魅了し、すっかりファンになってしまった。偉そうなところがなく、それでいてへりくだったところもなく、自然体で理想論を語り現実的に政策を推し進めてゆく。 
 
 議会との対立もさぞ激しいと思いきや、議会のほうから折れてくることが多いようだ。自民でも民主でもない市民党なのだ。メディアを120%活用した徹底した情報公開と市民参画を進めている。 
 
 その上で市民に責任と役割りをになってもらうという手法だ。具体的には来春には市内四十数か所の小学校区ごとに、自治連やPTA、高齢者団体等を網羅した地域協議会を設立し、各地区ごとにどの事業に予算を重点配分するのかを決定してゆくというものである。 
 
 その分、これまでにあった補助金は大幅にカットされ、50%以上の補助は補助とは言えないということでカットされる。医師会など2700万円のもの補助金をカットしたという。 
 
 道路に使うか、福祉的な分野に使うか、生涯学習的なことに使うかは地域で決める。地域のことは地域で決める、かなり先進的な取組みだ。そのための職員配分も増やし、市長も地域に出向いて説明の毎日だという。 
 
 名古屋市の地域委員会のことは、徹底して批判していた。投票率が10%前後では地域の代表とは言えないという論点だ。その点、可児市のまちづくり協議会にも当てはまる。可児市の場合は選挙ではないが、任意にまちづくり協議会を設立できる。ただ、住民がその組織を住民の代表組織と認めるかどうかについては課題が残る。 
 
 議会改革のこと等についても、目からうろこの話題が百出した。一度、松阪に視察に行ってみたくなった。民意をどう捉えるか?特に、議会として民意をどう捉えるかは、今後の市議会の存亡を分ける課題だと思った。
 

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