++山根一男の徒然日記++

++山根一男の徒然日記++

7月 31日（金）		公益信託ぎふNPOはつらつファンド
7月 30日（木）		セクハラ事件
7月 29日（水）		夏休みわくわく夢合宿⇒8月8～9日【予告】
7月 26日（日）		多文化共生プロジェクト
7月 25日（土）		夏祭りはしご
7月 13日（月）		加藤新次元市議逝く
7月 12日（日）		奥田俊昭先生「旭日小綬章」受賞祝賀会
7月 07日（火）		今井まさと氏
7月 06日（月）		名鉄広見線対策特別委員会
7月 05日（日）		地域づくりフォーラム

2009年7月31日（金）
公益信託ぎふNPOはつらつファンド

　今日が、平成21年度はつらつファンドの締め切り日だった。郵送の場合は今日の日付があればOKなので、ぎりぎり19時2分前、可児郵便局が閉まる直前に窓口に出せた。

　もし、間に合わなければ小牧郵便局なら午前0時まで有効だったと思う。でも、小牧まで走るのはいやだ。事業計画書など7種類の書類を、ものによっては11部（審査員分）コピーして送らなければならない。

　どうして、こんなにぎりぎりになるのだろうと反省するが、最近は締め切り間際のパワーを借りないと、形にならないことが多い。そして、ひとつの締め切りが終わったとたん、次の締め切り案件が立ち塞がる。

　ともあれ出せたのでほっとした。公益信託ぎふNPOファンドは、県と民間からお金を集めて基金をつくり、県内のNPO法人の活性化を図るものだ。助成を受けるにはNPO法人であることが条件だ。

　県からの拠出金は平成17年の古田知事の就任の年に、前年の1300万円から一気に1億1千万円に上がった。しかし、その後1億⇒8154万円⇒5000万円と減り続け、ついに今回21年度はゼロ円となった。

　それでもこれまでの信託元本を取り崩し、21年度は3600万円程度を県内のNPO法人が取り組む事業に助成する。一NPO法人への助成上限額は、200万円で、昨年の1000万円からは大幅に減額された。

　昨年は110団体から申し込みがあったのに、助成金を支給されたのはわずかに8団体（採択率7.3％）と大変厳しい内容だった。私が事務局長を務めるNPOなんでもサポートセンター岐阜も申し込んだが、最終プレゼンまで行きながら涙をのんだ。

　一昨年までは、ほぼ50％の採択率だったので、これまでに団塊世代塾など何度か助成金をもらって事業を遂行してきた。

　昨年ボツになったのは『市民プロデューサー養成講座』といって、5月から9月までの間に1泊2日を含む8回の講座（39時間）を組み、思いを形にする方法とか、会員組織の拡大方法とか、広報づくり資金の調達方法など、市民事業を推進してゆくためのスキルを磨くことができる講座である。

　今日提出したのも、基本的には同じだが、名称は『地活コーディネーター養成講座』とした。地活というのは地域活性化の略語である。

　一番のターゲットは、県内541のNPO法人の理事長・事務局長クラスである。NPO法人は日本全国では3万6千以上、わが可児市でも25ある。しかし、残念ながら開店休業状態のNPO法人が8～9割ではないかと思っている。

　NPO法人は、気軽に設立することはできるが、活動を継続してゆくことが難しい。人材面、資金面でたいがい行き詰ってしまう。ただ、社会を良くしていきたいという「思い」だけはあるはずなので、この講座を受けてスキルを身につけてもらえれば再び動き出せるはずだ。

　とは言っても、今日提出したというだけで採択されるかどうかは全く分からない。書類選考やプレゼンテーションがある。採択されれば即準備に取り掛かり、来年5月～9月の実施となる。総事業費は約156万円、その8割が助成対象額となる。

　昨年、落ちているのでえらそうなことは言えないが、今、本当に必要なのはコーディネーターである。ボランティアしたい人は沢山いるが、それをまとめる人が決定的に不足しているのだ。

　行政や企業とも交渉しながら、必要な社会変革やまちづくり、課題解決につながるような組織やムーブメントを創り出せる人を見い出したい。講師陣は、私の古巣、大阪ボランティア協会関係者から探す。
　大阪ボラ協⇒http://www.osakavol.org/

　大阪ボランティア協会は、日本で最初の市民活動推進組織として有名である。特定非営利活動促進法の成立や、日本NPOセンターの設立にも多大なる影響を与えた。私は、約5年間、そこで市民活動のノウハウや世直しの極意を学んだ。

　採択されればまた忙しくなるが、きっとすごい人たちと知り合いになれる。限定30名、申し込みには800字程度のアピール文が必要だが、それ以上の魅力ある講座になることは間違いない。

　私の人的なネットワークは、このような活動の連続から生まれたのが多い。私の人生の目的のひとつは、素敵な人、すごい人と出会うことだ。それは学生時代に世界を旅して悟った。だから、私にとって講座づくりも新たなる人との出会い…つまり旅である。

　やはり議員活動より、市民活動の方に
　やりがいを感じてお好きなようですね。

　人脈を駆使してすばらしい講師を招いての　講座でしょうか・・

　それはそれで素晴らしい事です。

　山根さんにとって、一石二鳥を狙う講座
　でもありそうですね。

　すごい人との出会いを待っていそうです。

　選挙・有権者を意識していますね。
　全てにおいて・・
　やしのみさんと同感です。

サトウキビ ..8/2 8:09（日）

上にも書かれているとおり、ＮＰＯの社会的要請はあるにもかかわらず、市民が活動を続けていくのに十分な環境は整っていません。
きっと私は山根さんの支援がなかったら、早々に投げ出してしまったのでは、と思います。
これからも私たちを支えてくださったのと同じように、熱い使命感はあれども環境が整っていないと言う団体のサポートを是非お願いしたいと思います。

私は『議員』としての仕事しかなさらない方より、このように市民活動にまで協力してくださる山根さんを『議員』としても尊敬しています。

宮嶋 ..8/3 21:37（月）

NPO NPOと声が上がっているようだが本当に民衆に呼びかけたいのならば NPOの根源である無償＝ボランティアで動けばよい

何故そうも活動に金が必要になる？ NPO活動資金はやはり民衆の税金か？

胸を張って行動するならば無償で行動してみろ！本当の信念があるならばな！

どいつも金金うるさいぞ信念があるならば金なしに動いてみせよ

ブルー ..8/4 1:15（火）

サトウキビさん・宮嶋さん・ブルーさん多彩なご意見ありがとうございます。ご指摘の通り、私も選挙や有権者のことを常に意識しています。すべてにおいて…は疑問です。もし、それだけを考えるなら私はドブ板に徹するほうが得策です。若葉台だけでそこそこ人口はありますから、遠く岐阜や名古屋でボランティア活動するなんて愚の骨頂ということになります。私も…と言ったのは政治家で選挙や、有権者のことを考えない方はいないのではないかと確信するからです。有権者は私の雇い主ですから、サラリーマンが上司や査定のことを気にするのと、基本的には同じ構造です。それからブルーさんのNPOの根源が無償性＝ボランティアというのは、かなり大きな誤解です。NPOは必要な対価を取るべきです。ただ、対象が非営利なため、当事者から必要十分な対価が取れないのが普通です。その分を税金で穴埋めすることは、きわめて自然です。もし、同じことを行政がやれば数倍から10倍くらい経費がかかることが普通です。ボランティアの本質は無償性にあるのではなく、自発性です。無償だから美しいというのは、どうかと思います。大切なことはいかに世の中をより良い方向に変えてゆくかです。お金をかけずに出来ることには限界があります。お金はそれ自体が汚いものではなく、いかに有効に使うかが、最大の課題でしょう。

山根　一男 ..8/7 1:48（金）


	山根さん貴方こそなにか誤解されていませんか？ NPOとは何か？しっかり勉強してから返答していただきたいブルー ..8/7 10:57（金）

　NPOとは何か？　私も最近感じます。県の担当者によると3割は　どこか怪しい活動か休眠しているそうな。　

　しかし市などから助成金も出ている。　活動環境を求める前に、実績などで、その有効性を公表しなければ、市民には理解出来ません。　なぜなら、綺麗な理念の羅列は誰でも可能だからです。

　私が知るNPOのトップ3人に常識的な感覚の人は居ません。　

　変人でも良いけど、人権侵害の行為になるか否か位の最低限、客観性はもって欲しいし、監理、監視していただきたいと思います。

　むやみに個人情報を求めるのも考えて欲しい。　事実なのか確認出来ないが、参加者個人の人格などを会議で議論しているフトドキ者がいるらしい。　これでは、イベント等で　うっかり住所なども書けない。

　都会では無くなってますよ。受付で住所までも書かせる行為は。　後で何か郵送するわけで無し、その収集意図が不明確なのは不適切です。

市民 ..8/17 15:44（月）

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