++山根一男の徒然日記++
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6月 28日(水) 可児高校で子育て支援についてレクチャー
6月 24日(土) 可児川豪雨災害行方不明者の手がかりをさがす会
6月 18日(日) 第36回可児市消防操法大会
6月 17日(土) 「げすの勘繰り」
6月 16日(金) 教育福祉委員会審議「子育て健康プラザ他」
6月 13日(火) マツバギク満開
6月 12日(月) 一般質問終わる(画像付き)
6月 06日(火) 連合との合同街宣「共謀罪」!
6月 04日(日) 可児市かわまちづくり計画
6月 03日(土) イクボス
2017年 6月
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 2017年6月3日(土)
 イクボス
 イクメンという言葉はよく聞くようになった。イクボスというのは、たまに聞くがどういうことなのか…よく分かっていなかった。 
 
 本日、岐阜市のワークプラザ岐阜で、連合岐阜主催の2017地域フォーラム inぎふ(男女平等セミナー)があり参加した。200人近い参加者がいる中で、なぜか議員は一番前の席に誘導される。 
 
 今日のテーマは一言で言えば「働き方改革」である。その基調講演のテーマが『イクボスが企業・社会を変える』講師は、ファザーリング・ジャパン代表の安藤 哲也氏だ。 
 
 正直、これほど痛快な講演は久しぶりだ。痛快なだけでなく、この安藤さんの取り組みを進めることは、今後の日本を救う上でたいへん重要なことだと感じた。 
 
 私自身も、働き方改革は、日本の将来を左右し、それ以上に日本人が幸せに生きるために改めていかなければならないテーマだと思っている。それは少子化に直結しており人口問題こそ、今後の日本の最大のテーマだと感じている。 
 
 ただ、働くことを美徳とし、働き過ぎることに寛容な日本人の価値観を変えてゆくことは並大抵ではない。私自身も、サラリーマン時代は帰宅は9時10時11時は当たり前という生活をしていたので、働き過ぎることは体にしみついている。 
 
 このイクボスというのは、特に私たちの年代、社会では部長・局長・社長など指導的な立場にいる、いわゆる「ボス」がたくさんいるわけだが、そのボスが育児に関心を持ち、子育て世代に対して理解して行動するということだ。 
 
 ある会社の例では、社長が、社長室に子育て世代の社員とその上司を呼んで、その場で年間の有給休暇取得計画をつくるという。この会社、社員の有給休暇取得率は100%となる。 
 

 育児休暇も本来は男女同じように権利はあるのだが、男性が取る率はきわめて少ない。安藤氏自身は、楽天で部長職まで勤めた方だが、あの猛烈企業にあって安藤氏の部署は、残業がほとんどない課として有名だったそうだ。 
 
 子どもの病気のために会社を休んだことも何度もあるという。それでもその課の業績は落ちなかった。それどころか長期休暇を取ってヨーロッパへサッカー観戦に行った社員が、会社に多大な貢献をする商品を生み出したりした。 
 
 つまりトップや職場の上司が、率先して働き方や子育て支援などについて積極的に取り組めば、職場の環境は劇的に変わる。そして、そのことは会社の業績や評価にも大きな変化をもたらすことになる。 
 
 少子化が進む中で、企業にとっても人材の確保が至上命題になってきているが、時代の流れとして会社の業績とか有名度とかよりも、いかに働きやすいか、社員を大切にしてくれる企業であるか…ということが大きなポイントになってきている。 
 
 残業がゼロだとか、有給取得率が100%だとかいうのは、企業にとって最大のセールスポイントになり得る。そういう時代なのである。人を大切にするということには給料がいいということも含まれているが、給料がそれほど変わらないなら、働く環境がいい会社を選ぶだろう。 
 
 最近のヤマト運輸のサービス残業問題などでもボロが出て来たが、そもそも日本は働くことを当たり前として、正当な賃金を払ってこなかった。パートやアルバイトも700円や800円の時給が普通だが、欧米では1000円1500円は当たり前なのだ。 
 
 結局、戦後ずっと自民党、すなわち資本家や大企業、さらには国家を第一と考える政党が日本の政治を握ってきた結果、労働者の声はいつもかき消されて来た。 
 
 働く者の代表である連合が応援する民主党が政権を取ったのはわずかに3年3ヶ月。その間に、高校無償化や子ども手当創出など、矢継ぎ早に人への投資を加速したが、結局は老練な保守勢力、官僚集団、さらにはマスコミの力であえなく国民の不評を買う形で終わってしまった。 
 
 数の上では、資本家・大企業よりも労働者・生活者のほうがはるかに多いはずなのに、その人々さえ現政権を支持する。 
 
 統率力は秩序を重んずる人が多いのだろうが、それは戦後の教育の賜物なのだろう。団体行動が重んじられ、個人の意見や自分で考えて行動するということが苦手の子を生み出し続けた。 
 
 欧米では政治について、ディベートなどの手法を用いて意見を戦わせたりする授業が普通にあるが、日本ではほとんどの学校で現代史まで至らずに終わる。大人しい、長いモノには巻かれろ的な大人をつくって来た結果、批判精神の乏しい多くの国民が生まれて来たというのが、私の見方だ。 
 
 しかし、そうはいっても批判精神旺盛で、自分の頭で考えて行動する人も沢山いる。もしかしたら仕事に没頭させて、政治のことなどに口を出す余裕も無くしてきたのも国家戦略かもしれないが、今からでも遅くない。 
 

 イクボスが増えることによって、社会全体の流れが変わってくると思う。働くことは「はたを楽にすること」つまり、人を楽にすることによって、自分も幸せになるということだと思う。 
 
 日本人は、国や大企業が、富むこと強くなることを考えるよりも、自分や周りで困っている人が幸せになることに注力すべき時がやって来たと思う。そして、結果的にはそのこと(国民一人一人が幸せになること)が国や企業を富ませることにつながるのだと思う。
 

>> 返信
 

 2017年6月4日(日)
 可児市かわまちづくり計画
 「かわまちづくり」という言葉をご存知だろうか?国土交通省が進める「かわまちづくり支援制度」に基づいて指定を受けた地域について適用される。 
 
 言葉の意味としては「河川空間とまちの空間の融合が図られた、良好な空間形成を目指す取り組み」とされている。私自身は10年くらい前から岐阜市の長良川河畔などで進められているのは聞いていた。 
 
 全国で160ヶ所くらい指定されているらしい。お隣の美濃加茂市でも木曽川右岸に関して「かわまちづくり」の指定を受けており、様々な取り組みが進んでいる。 
 

 この度、可児市もその指定を受けた。今渡から土田にかけて(可児市北西部)木曽川べりと可児川下流域自然公園を結ぶ地域だ。その中核には土田渡多目的広場という広大な公園を整備する予定で、計画では平成30年度の開園を目指すことになっているが、国の予算による財政援助が進まず延びる可能性が高いとうだ。 
 
 今回の一般質問で、このかわまちづくりを取り上げた。一般質問をする目的のもいろいろあるが、今回取り上げた理由は、より多くの市民に関心を持ってもらい、ぜひ計画を推進していただきたいという観点からである。 
 
 たぶんまだ、多くの市民は今年の3月に「可児市かわまちづくり基本計画」というのが策定されており、今渡から土田(大脇)にかけて遊歩道や、サイクリングロードが整備され、わけても土田大脇の可児川と木曽川の合流部には、吊り橋(人道橋)を架ける予定であることを知らないのではないだろうか? 
 
 特に私が興味を持ったのは、人道橋だ。その場所は、ほぼ毎月捜索活動を続けている7.15可児川行方不明者の手がかりを探す会が、活動している場所にきわめて近い。 
 
 本当にいい場所で、景観も抜群である。それもそのはず、この辺りは飛騨木曽川国定公園の範囲内であり、さらに川としては日本で唯一文化財に指定されている『名勝 木曽川』なのである。 
 
 なので、橋を渡すにしてもまだすんなり進むかどうかは分からない状態だという。一般質問する以上、よりリアルに現場を知っておかねばならないと考え、本日、日本ライン今渡駅付近から、木曽川沿い、可児川沿いを歩き、虹ヶ丘橋から名鉄可児川駅まで歩いた。約12000歩、2時間半くらいかかった。 
 

 まず、今渡から木曽川左岸遊歩道を歩いて、土田渡多目的広場の建設予定地くらいまで、遊歩道は600mというが見事に気持ちのいい空間になっている。こちらは木曽川左岸遊歩道友の会のメンバーが10年くらいかけて整備してきた道である。 
 
 今日は見ることはできなかったが、以前にこの道を歩いているときにキツネに出会った。一瞬まぼろしかと思ったが、あとで地元の方に聞いても、キツネは確かに実在するとのことだった。 
 
 現在、この遊歩道はさらに西へ中濃大橋方面へ延ばすべく整備作業が行われている。遊歩道から西は、あまり人が入り込まない地域だが、道はある。川べりには奇岩が多くあり景色を楽しめる。 
 
 中濃大橋をくぐりさらに行くと土田大脇にでる。この先に湯の華アイランドがあり、可児川下流域自然公園がある。ただ、残念なのは川べりの道はここで途絶え、可児川を渡るには国道41号線の橋しかないので、最後の部分は国道沿いの歩道を歩かなければならない。 
 
やはりここは、可児川に吊り橋(人道橋)を渡し、国道に出なくても川づたいに可児川下流域自然公園方面に抜けれるといい。きっと吊り橋自体も新しい観光スポットとして人気を集めることだろう。 
 
 可児市かわまちづくり計画を見ると、この吊り橋のことを始め、いろいろと興味深いことが書かれている。それが短期・中期・長期に分けて書いてある。短期はおおむね5年、中期は10年、長期は15年…くらいの感覚なようだ。 
 
 かわまちづくり計画は、より多くの市民参画が条件のひとつでもあるので、質問することによって、市民の関心が高まり、計画に様々な形で参加する人が増えることを願って、今回この質問をする。 
 
内容は以下の通りである↓↓↓ 
   
 本年3月に『可児市かわまちづくり基本計画』が策定された。その目的や、今後の推進計画、市民や外来者への周知方法等について聞く。 
 
 
質問項目: 
@可児市かわまちづくり基本計画がねらいとすることは何か、これまでの経緯と今後の展開についての見通しはどうか。 
A国や県、他自治体との役割分担・連携はどうなっているか。 
B木曽川と可児川の合流地点付近に設置するとされる「人道橋」は、国定公園内で名勝木曽川に指定されている地区でもあり、様々な制約が予想されるが実現は可能か。 
Cアウトドアスポーツ環境の整備に関して、キャンプ場の設置は可能か。 
D子どもの遊び場におけるプレイリーダーの育成等も計画されているが、その実施主体となる組織・事業者についての見通しはどうか。 
E計画の周知やより多くの市民が参画できるような方策、告知などについてはどうか。 
 
詳細:  
 可児市かわまちづくり基本計画で示されている、木曽川流域を活用した新たな観光スポットとして、また市民の憩いの空間創設についてより具体的な方向性や、今後の進め方について聞く。 
 
 ここに至るまでには「木曽川左岸遊歩道の会」など、市民による自発的な活動があったわけだが、さらにその流れを加速し、より多くの市民が主体的に関わってゆくための方策について考えたい。 
 

>> 返信
 

 2017年6月6日(火)
 連合との合同街宣「共謀罪」!
 働く人たちの集まりである連合岐阜 中北濃地域協議会の定例街宣活動にジョイントして、18時から約1時間ほど、JR可児駅・名鉄可児駅前で街宣車の屋根に上ってマイクを持った。 
 
 高い所から見下ろしながらマイクで喋るのは、緊張するが気持ちがいいのも確か。まさに政治家冥利につきる。可児市はおろか飛騨高山や下呂、郡上、美濃加茂まで含めた岐阜県4区で民進党所属議員は私と伊藤県議しかいない。 
 
 連合岐阜推薦議員も、可児市では私と伊藤県議だけだ。究極の保守王国の中で、かろうじて息をしている。連合と民進党は強い絆で結ばれており、このように同一行動を取ることも多い。 
 

 訴えかけたのは、「6月12日〜13日にある全国一斉労働相談ダイアル」の告知と、現在国会で審議されている「共謀罪」の趣旨を含む、組織犯罪処罰法改正案についてである。 
 
 共謀罪については、日弁連を始め、最近は国連の特別報告者からも人権侵害の疑いがあるとして懸念が示されている。 
 
 また、現政権はこの法律を、2020年の東京オリンピックに向けてのテロ防のため、また、その前提としてすでに世界187カ国が批准している「国際組織犯罪防止条約(TOC条約)」締結のために整備しなければならないとしている。 
 
 だが、このTOC条約は、もともとテロ防止のためではなく、マフィア等の組織犯罪を意識したものである。すでにあの北朝鮮ですら批准しているというのに、日本は「条約を実施するための国内法が未成立」との理由で締結していない。 
 
 識者の意見によれば、新たに共謀罪を規定しなくとも、現法律の範囲内で十分にTOC条約は締結可能なのである。そのTOC条約の「立方ガイド」を執筆した刑事司法学者のパッサス教授からして、TOC条約はテロは対象から外れているとしており、条約締結を新たな施策導入の口実にすべきではないと注意を促している。 
 
 現政権は、まさにこのTOC条約締結や2020年オリンピック開催をだしにして、政権に少しでも批判的な組織・団体に網をかぶせるべくこの危険極まりない法律を通そうとしている。 
 
 277もの罪について、この共謀罪が認められれば、より川上の時点、つまり事を起こす前、心に思い描き、なんらかの行動に出たときに適用できるようになる。スマホやSNSへの介入も取りざたされている。 
 
 つまり、テロ防止とは口実に過ぎず、その実は国に対して、歯向かう可能性のある組織や団体、個人をいち早く見つけて叩き潰すことがねらいだと推測できる。こんな法律を許すわけにはいかない。 
 
 いい加減に、日本国民も目を覚ましてほしい。もう、すでに安倍政権の化けの皮ははがれている。戦前の日本の国家主義に回帰して、個人の自由や人権を制限して、日本を再び戦争のできる国に導こうという魂胆である。
 

>> 返信
 

 2017年6月12日(月)
 一般質問終わる(画像付き)
 今日で可児市議会六月定例会の一般質問は終わった。9日金曜日と今日月曜日に分かれた。全部で12名の議員が質問した。9日が8名、今日が4名である。 
 
 私はと言うと、8番目だったので初日に終わった。いつも通告をぎりぎりに出すため、順番も遅くなり2日目に質問するのが定番になっていた。初日に終わったのは…もしかしたら10年ぶりくらいかもしれない。 
 
 それはそうと内容だが、あまり良い点はつけられない。せいぜい75点くらい。何回やっても完璧に近い一般質問は難しい。 
 
 ただ、一般質問の目的というか、獲得ポイントというものを自分なりに設定していて、提案したことに対して、やりますとか実施します…という答弁が返って来ることが到達点だとしても、まずはそういう提案があることを知らしめるだけでも可とすることはある。 
 
 もう一つの指標として、自分の行った一般質問が、翌日の新聞記事に取り上げられるか…という点もある。その点では、今回翌日の中日新聞に、▽木曽川左岸の橋新設計画と載った! 
 
 かなり小さい記事だが、8名が行った一般質問の中では、記者の目を通してというこにはなるが、市民が関心を持つ質問だったということだ。 
 
 私としては、今回の質問では「地域の安全・安心を高めるには」のほうを主に考えていたのだが、意外にも「可児市かわまちづくりをどう進めるか」の方が記事になった。 
 
 やはり、この質問をしようと思ったきっかけが、可児川の最下流に100mもの人道橋(吊り橋)を架ける計画だった。ぜひ、このことを多くに市民にも知ってもらいたいというのが出発点だったので、一応その目的は少しだけ実現した。 
 
 ただ、力をいれていた「地域の安全・安心」のほうはゼロ回答に近い。ここでは「セーフコミュニティ」という世界的な安全・安心の認証制度を紹介する 
ことが一つの目的だった。 
 
 さすがに、すぐにやりましょうという具合には行かないことは百も承知だった。私自身も最近まで、このような「都市の安全・安心の基準」となる認証制度があることを知らなかった。執行部もそのようだった。 
 
 世界では370ほどの都市が認証を受けているが、日本では亀岡市・厚木市・久留米市・小諸市・鹿児島市・松原市など14都市しか認証されていない。東海地方においてはまだゼロである。 
 
 市民にとっても最大の関心事だと思う「安全・安心」だが、何の基準もなく、どれくらい安全で安心なのかは説明できない。 
 
 答弁で、可児市で昨年度亡くなった方の死因を訊いた。当然、病死が多く全部で796人だった。その中で、不慮の死が34人、自殺が20人ということだった。 
 
 不慮の死はどこで、どのように亡くなったかと聞いても、答えられなかった。それはデータがないので当然だといえばそうだが、セーフコミュニティの認証取得では、不慮の死やケガ、自殺などについては、病院等協力も得ながら徹底的に原因を解明する。 
 
 そのことによって、再発を防止できるからだ。セーフコミュニティの一番基本的な考え方は「けがや事故は、偶然に起こるのではなく、原因を究明することで予防できる」という理念だ。 
 
 少なくとも、先に上げた諸都市ではそれができている。認証のための認証ではない。WHO(世界保健機構)が推奨する「安全コミュニティ」を目指すことで、エビデンス(証拠)とPDCAサイクルに基づく地域ぐるみの安全性向上プログラムを浸透させることに意味がある。 
 
 ともかく「安全・安心」について問いかけることができたことは良かった。水や空気みたいに普通のことだが、実は安全・安心も数値化したり目に見える形にすることもできるということを提案できたのはよかった。 
 
 今回の私の「かわまちづくり」「地域の安全・安心」二つの一般質問が「住みごこち一番・可児」の実現のために少しでも役立てたら嬉しい。 
 
 今後も常に市民目線で、可児市をもっと住みやすいまちにしていくため、あらゆる方向から、可児市の課題について光をあてていきたい。九月議会の一般質問では、より多くの市民に共感していただけるような建設的な質問ができるよう、今から準備していきたい。 
 
以下は、私の一般質問の映像である。開いていただければありがたい。 
↓↓↓↓↓ 
 
 https://www.youtube.com/watch?v=91DgwPfDHJ8
 

>> 返信
 

 2017年6月13日(火)
 マツバギク満開
 9年くらい前から、マツバギクを西可児駅前の街路樹下に植える活動を続けている。今年は、忙しくなって少しさぼり気味だが、これまでに植え続けた株が一気に花開いた。 
 
 キクと名前がついているが、菊ではない。南アフリカ原産の植物だ。たまに園芸品店でも売っている。私はこの花にぞっこんで、たぶんこれまでに千本以上植えて来た。 
 
 街路樹下など、公共の土地に手を加えることは、はばかられる点もあるかもしれないが、一応、『西可児駅周辺を美しくする会』という名勝で、可児市ロードサポーターに登録し、雑草抑制の手段の一つとして許可を得ていた。(ただ、今は会は休眠中) 
 
 この花を知ったのは、10年前に三田市の議員をやっていた友人から雑草の繁茂抑制効果があり、また地を這うように拡がるので、グラウンドカバーとして目の保養にもなると紹介された。 
 
 調べてみたら、岐阜県でも岐阜市や山県市で県道沿いに、県が雑草対策として植えていて、報告書によると除草費用が3分の2程度に抑えられたとなっていた。 
 
 実際に写真のような街路樹下の場合は、他の雑草がほとんど生えて来ない。むしろ、増えすぎて放っとくと街路樹下の植栽ますを越えて茂るので、適当に摘み取って、摘み取ったのを別の場所に指し芽をするとまたすぐに増える。 
 
 とても生命力の強い植物で、多年草なので一度根を張ると、毎年きれいな花をつける。似たようなグランドカバー植物で『シバザクラ』があるが、シバザクラはサクラのごとく花の盛りは2〜3週間だが、マツバギクは今が盛りではあるがこの先11月下旬まで咲き続ける。 
 
 根は深く張らないので、街路樹に悪影響を与えることはない。むしろ、夏の乾燥から街路樹を守ってくれる。アフリカ原産だけあって、暑さにはめっぽう強い。それでいて、冬場も持ちこたえる。 
 
 指し芽で増えるので、何百本植えてもコストはかからない。他の植物に比べたら手間ひまはほとんどかからない。ただ、湿気には弱い。やはり生き物なので最低限の手間ひまはかかる。 
 
 西可児駅周辺のマツバギクの元は、元は春里にあるある家の庭にあったものだ。9年前、あまりにも沢山マツバギクが咲いている家を見つけ、お願いして分けてもらった。 
 
 注意してみれば、西可児駅周辺だけでなく、この季節いろいろなところでこの花を見る。下恵土や長坂、皐ヶ丘でも一部の街路樹下に繁茂している。可児市役所の前のさつきバスロータリーの前には、見事に咲いている場所がある。 
 
 毎年、同じ場所に咲くので、私はどこに咲いているかほぼインプットされている。理想は、雑草の代わりにこの花をまちじゅうに増やすことである。 
 

 「地域の安全・安心」にも効果があると思う。雑草だらけのまちよりも、花いっぱいのまちのほうが、犯罪件数は確実に少ないはずだ。 
 
 このブログを読んでいただいた方、ぜひ試してみていただきたい。マツバギクが伸びすぎているようなところを見つけたら、切り取って生えてないところに挿すだけでいい。雨の降る前ならなおさらいい。 
 
 きっと根をつけて、その後も何年でもその場所で咲き続ける。日当たりのいい石垣のようなところでも十分につく。マツバギクの里と言われるくらい、この花が雑草にとって代わるようにしたいものだ。 
 


  真剣に取り組んでおられる姿が心強く有り難いです。頑張ってください。
おこじ ..6/14 17:42(水)

  おこじ様 コメントありがとうございます。その言葉をはげみにがんばります。
山根 一男 ..6/17 3:19(土)
>> 返信
 

 2017年6月16日(金)
 教育福祉委員会審議「子育て健康プラザ他」
 現在、可児市議会は休会中だが、毎日常任委員会がある。今日は、14日の総務企画委員会、15日の建設市民委員会に続いて、教育福祉委員会が午前9時からあった。 
 
 私はこの委員会の委員長を務めているので、議事進行をする役目である。事前に副委員長や議会事務局と進行について打ち合わせをし、さらに提示されている議案などについてのヒアリングも各部署に済ませてある。 
 
 議案は多くはない。今回は2つだ。ただ、議案(本会議から教育福祉委員会に付託された案件)以外に、執行部からの報告事項や、所属議員(7名)からの事前質疑、5月の議会報告会で市民からいただいた意見の中から、教育福祉委員会にその対応を要請されている案件などいろいろある。 
 
 また、この6月議会の委員会は、8月に委員会のメンバー交代だ恒例により予定されているので、現メンバーでの審査は最後になる。次期メンバーによる教育福祉委員会への引継ぎ事項なども議題に上がっている。 
 
 全部で約2時間半ほどの会議になった。その中で、一番議論になった議案についてお伝えしておきたい。 
 

 議案第40号「可児市子育て健康プラザの設置及び管理に関する条例の制定について」がそれだ。来年(平成30年)春に、可児駅前に完成する、子育て拠点に関するものだ。正式名称を「可児市子育て健康プラザ」とするとされている。 
 
 市民に身近な議案だけに、この議案だけで全議員から質疑が50分ほどを要した。休館日は月に1回だけ、土曜日とのことだ。平日にすべきという意見があったが、保健センターなど市役所機能もあるので平日は休めないとのこと。 
 
 開館時間は、午前8時半から21時とのこと。駅前の好立地であり会社帰りのサラリーマンらの利用を考えたら22時という意見もあったが、高校生の帰宅時間も考えての21時という設定で、子育て…の観点からもやむなしという声もあり、開館後に不具合があれば議会の承認により変更もありということなので21時で了解した。 
 
 その他、クッキングスタジオや健康スタジオ、研修室等の運営をはじめプラザに常駐するスタッフについて、この7月にでも公募をかける予定とのこと。想定しているのは、市内の子育てNPOなど子育てや育児のアドバイスができるメンバーで構成された団体とのことだ。 
 
 普通委員長はあまり質問しないのだが、ひとつだけ一番気になる点があったので質疑した。利用料のことだ、80uの研修室が1時間350円、50uの研修室が240円、クッキングスタジオが380円、健康スタジオが710円(いずれも1時間当たり空調費含む)だが、使用者が入場料(これに類する費用含む)を徴収する場合、営利目的とする場合は使用量が2倍になるとのことだ。 
 
 アーラ(可児市文化想像センター)でも営利目的の場合は倍になるが、1000円以下の入場料の場合はそうならない。プラザには、その1000円というしばりはない。 
 
 確かに貸館的な色彩は薄いが、駅前という立地を生かして研修室で講演会や学習支援、クッキングスタジオを使って「子ども食堂」など考えられなくはない。 
 
 その場合、資料代とか材料費とか、カンパとかいう名目で何らかのお金を徴収することはある。それを営利事業と言われても困る。 
 
 回答としては、実費弁償的な徴収は営利とはみなさないということで、従来通り(アーラなどと同じ)の判断をしてゆくとの回答だった。 
 
 今後、公民館のコミュニティセンター化でも営利と非営利の差がどこにあるかが問われると思うが、やはり幅広い市民活動を支えてゆく点からもなるべく広い観点で運用してほしいと思う。 
 
 ただ、この子育て健康プラザには土地代も含めると約40億円もの税金が投入されているので、より市民の福祉や交流に即した有効な使い方が望まれる。建物はだいぶ形になってきたが、心を入れるのはこれからだ。 
 
※前述の可児市子育て健康プラザについての条例は、本日教育福祉委員会では可決されましたが、最終的には6月23日の六月議会本会議で可決されてはじめて条例として施行されます。 
 

>> 返信
 

 2017年6月17日(土)
 「げすの勘繰り」
 こんな汚い言葉が、政権中枢から公式な発言として出てきたのには、まさに開いた口がふさがらなかった。自民党の高村正彦副総裁が放った「野党の一部にある、げすの勘繰りを払拭してほしい」という発言だ。 
 
 「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画を巡り「総理の意向」などと書かれた文書が見つかり、首相と個人的にも親しい加計学園側の便宜を図かったのではないかという疑惑に対して、「げすの勘繰り」と言い放ったのである。 
 
 加計学園については、国民の多くも疑問に思っており、政府は説明不足であるとしている。どこがげすの勘繰りなのだろう。まったくあきれんばかりの認識不足、上から目線だ。政権のおごりもここまで来たか…という思いだ。 
 
 国民の多くは、これは当然総理の意向が働いたものであることは分かっている。社長の意向・市長の意向・校長の意向…誰でも(特に日本人は?)そういったものには弱い。 
 
 私が分析するに、日本人は「長いモノには巻かれろ」的な発想、行動パターンが多いように思う。これは、無血革命で江戸幕府から明治政府に大政奉還され、幕府の役人が、そのまま政府の役人にすげ代わってきた歴史が影響していると思う。 
 
 その証拠に、今でも一部には役所のことをお上という。そのお上の一番上に君臨しているのが自民党国会議員であり、その一番上が首相なのである。安倍首相を筆頭に、多くの自民党国会議員が世襲議員であることがそれを物語っている。岐阜県など5つの小選挙区、すべてが自民党の世襲議員である。 
 
 少し話が飛躍したかもしれない。要は共謀罪の強行採決もしかりだが、テロ等防止のためなどと国民を欺き、着々と国家統制の国に日本を改造しようとするこの政権を国民はいつまで許すのだろうか…という懸念を示しておく。 
 
 

>> 返信
 

 2017年6月18日(日)
 第36回可児市消防操法大会
 午前8時45分より、花フェスタ記念公園近くのふれあいパーク・緑の丘で「第36回可児市消防操法大会」が開催された。 
 
 可児市には第1分団第1部(広見西部)から、第4分団第4部(兼山)まで消防団が16部ある。全部で約300名の消防団員が、仕事の傍ら市民の安全・安心を守る活動を続けている。 
 

 操法大会というのは、ポンプ車を使っての消防技術を競う大会だ。市の大会で上位に入ると県の大会に進む。 
 
 私の住む若葉台が含まれる第3分団第4部(帷子東部)は、平成26年度に優勝したことがある。すごいのは第3分団第2部(春里東南部)で、昨年度を含んで、この10年間に6回も優勝を果たしている。 
 

 最近は、競技には出ないが女性消防が加わったおかげで、会場に雰囲気もずいぶん変わってきた。会場には、子どもたちの消防体験コーナーなどもある。団員たちの家族の応援も増え、屋台なども出るようになった。 
 
 本日の結果は、優勝が第2分団第2部(下恵土)2位が第3分団第2部(春里東南部)3位が第2分団第1部(今渡)となった。順位はともかく消防団員の皆さんにはお疲れさまといいたい。 
 
 その上で、明日からまた市民の生命財産を守り、地域の安全・安心を担保してゆくために、努めていただきたい。それと共に、子どもたちを含めた市民の中に、消防団に対する理解・感謝・あこがれの念が増長されてゆくことを願う。
 

>> 返信
 

 2017年6月24日(土)
 可児川豪雨災害行方不明者の手がかりをさがす会
 もう何回目だかも忘れてしまったが、今日は7年前の7.15可児川豪雨災害で、名鉄線アンダーパスを車で走行中に、可児川を越水してきた濁流にのまれてそのまま行方不明のままのお二人の手がかりをさがした。 
 
 ご遺族の方と相談して、毎月1回日を決めて捜索する。捜索といっても…7年も経てば、そう簡単に見つかるものではないことは分かっている。ただ、ある日突然、伴侶を失った方からすればさがし続けることで、心の安定を保っているかもしれない。 
 
 さがすことを諦めた時点で、きっと何かが切れる。自分だったらそう思う。ある意味、月命日みたいなものかもしれない。 
 

 ただ、遺族だけでさがさせることはしたくない。犠牲になった方は、たまたまそこを通ったがために難に遭った。まさに犠牲である。だから、本来さがすのは犠牲にならなかった市民であり、遺族ではないはず。 
 
 もしかしたら自分が犠牲になったかもしれない市民が、犠牲になられたご遺族の心の負荷を少しでも軽減するためにさがす。肉親を失った方の心の負荷は、とても第三者が肩代わりできるものではないが、せめて一緒に汗を流すことくらいはできる。 
 
 遺族にしたら「何で私たちだけが…」という思いはあるはず。その理不尽さは人間だったら誰でも持つだろう。だから、犠牲にならなかった市民に必要なことは、犠牲になられた方のことを忘れない…ということだ。 
 
 今日は、いつもよりも広範囲にFacebookで呼びかけたところ、全く初めて参加される方が7人も増えて、全部で十数人になった。久々に輪になって始める前のミーティングをした。 
 
 それこそ、この捜索活動も当初の頃は80人くらい集まったことも珍しくなかったが、最近は数人ということがほとんどなので、今日は久々に興奮した。 
 
 やはり、集まって来た方は、それぞれ思いがある方、行動的な方が多い。雅楽をやられている方、ペット同伴の防災活動をされている方、ライターの方大学講師の方など…出会いに感謝である。 
 
 この時期の捜索はとても暑く、長くはできない。午前中2時間くらいで終わり、皆で差し入れされたお弁当を食べた。こちらも毎回、献立を考えて届けてくれるボランティアの方がいる。 
 

 今日は、暑い最中ということでソーメンだったが、アウトドアでソーメンを食べるのは初めてだと感激の声があがった。 
 
 例年そうだが、この先7月8月9月ころまでは、捜索活動はお休み。ただし、7月15日(土曜)は、発災7年目ということもあり、午前11時から、「7.15可児川豪雨災害を忘れない!市民の集い」を実施する。 
 
 場所は、3人の方が難に遭われた場所に近い可児市土田の虹ヶ丘橋のたもと「自然と人との共生モニュメント」の前である。可能な方は、ぜひ一輪の花を持参いただき献花していただきたい。
 

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 2017年6月28日(水)
 可児高校で子育て支援についてレクチャー
 別に先生になったわけではない。 
11月2日に可児高校では、主権者教育の一環として『市長選を想定した模擬投票』があるのだが、可児市議会としてその取り組みに全面的に協力してゆくことになっているのだ。 
 
 市議会の担当は議会改革特別委員会となっており、現在私はそこの副委員長だから、結構責任は重い。 
 

 それで、何故「子育て支援」なのかというと…模擬選挙の実行委員メンバーが6名おり、その中で選挙戦のマニュフェストづくりをする中で@子育て支援 A働く人応援 Bお年寄りを支える…と3つのテーマを決めた中で、たまたま私が「子育て支援」なった。 
 
 あと二つAの「働く人を応援する可児」は議会改革特別委員長でもある川上文浩議員が、Bの「地域でと年寄りを支える可児」というテーマでは委員の田原理香議員が説明にあたった。 
 
 議会として地域の高校の主権者教育をこのように具体的に支えるケースは多分、全国的にもかなり珍しい。だが、考えてみれば、これはかなり有効な取り組みだ。 
 
 まず、ずっと投票率の低下が問題視されている中で、投票率アップは現職議員にとって悲願でもあり、責任もある。 
 

 模擬投票といっても、可児高校の場合きわめて本物に近い。前回、同じように議会が協力して行ったが、可児高OBなど3名の候補者を立て、選挙公報ポスター、演説会なども行った。 
 
 無論、可児市選挙管理委員会もかなり深く関わったが、選挙となるとそれをアドバイスできるのは議員がもっとも適している。前回など3人の立候補者のアドバイザーとしてマニュフェスト作りから、演説の仕方なども指導した。 
 
 候補者ポスター掲示も本番さながら、投票用紙や期日前投票も行うなど本番さながらの模擬選挙を行った結果、その後の知事選挙では可児高校生の投票率は90%を超えていたという。 
 
 議会として、高校生に関わるということは、一義的には若い層の市民の声に耳を傾ける…つまり、議会の広聴機能のひとつと位置付けることができる。 
 
 その分忙しくはなるが、十分議会側にメリットはあり、さらに高校生の側から見ると、この時期に議員や各分野で働く大人たちと直接言葉を交わしたりすることは、かなりインパクトのある体験となろう。 
 
 それは、自分の高校時代を思い起こしてみても分かる。その頃に、議員や地域の大人たちとテーブルを囲んで、地域課題や選挙について語り合うなどということは想像もできないが…もし、そんなことがあれば、人生観や職業選択などについても今とは違う選択をしていたかもしれない。 
 
 次回は7月19日に3時間くらいかけて、また高校生たちとマニュフェストつまり、政策づくりに関わることになる。
 

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