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   妊娠10週・稽留流産   
   稽留流産→完全流産   
     ・[139] ゆい&にこママ 

Name: あさボンママ    ..bbtec.net
Date: 2005/04/12(火) 22:30
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Title: 妊娠10週・稽留流産    
先週、二人目になるはずの子の流産の手術を受けてきました。この一週間は思い返しても本当に長く感じます。毎日、空っぽになったようなお腹をさすり、失った命を思わないときはありません。

長女のときは妊娠中も比較的順調に経過し、緊急帝王切開だったものの元気に生まれてきました。その長女もそろそろ2歳。次の子供も考えたいなと思った矢先の妊娠で、長女のときよりも喜びが大きく、慣れない携帯メールで仕事中の主人に「赤ちゃん出来た!」と報告しました。

来年の春に生まれるんだなぁと手帳に予定日を○したり、長女に「お腹、いい子いい子してね」とさすってもらったり、本当に幸せな日々でした。そして10週目の検診の日。この日をクリアすれば、母子手帳をもらったり、赤ちゃんもそろそろ「胎児」になれるんだよねぇなんて思いながらエコーをあててもらいましたが・・・。画面に映っていたのは素人目にも様子がおかしい赤ちゃんでした。2週間前とほぼ同じ大きさで、輪郭がぼやけていたのです。
でもその時は、自分でもおかしなほど冷静でした。その事実を自分のことと受け止めていなかったのでしょう。先生ははっきりと「流産です」とは言いませんでしたが、手術の注意などが書いてあるプリントを見ながら説明をされ、私は「その日に帰れますか?」とか「どれくらいの時間ですか?」とか質問していました。手術は念のため、3日後の朝からもう一度診て、それからということになりました。

しかし、その後自宅に戻り、長女に「赤ちゃん、いなくなるかもしれないよ」と話しかけた途端、どっと涙が溢れてきました。こんなに悲しいことがあってたまるもんか!「頑張って赤ちゃん、行っちゃダメだよ」と何度も話しかけ、泣きながらお腹をさすり続けました。「ひょっとしたら診たて違いかもしれない、金曜日には大きくなってるかもしれない」と思いつつも、信頼している先生の診断でもあり、いつしか「それでも流産なら、とにかく金曜日まで出てこないで。最後にエコーで姿を見せて」と願うようになっていました。その日の夜、メールで「ダメかもしれない」という報告はしていたのですが、帰ってきた主人は泣きまくっている私を見て「そんなに重大なことなのか」ビックリしたようです。翌日、結婚記念日にも買ってきたことのないケーキを買ってきてくれました。夜も遅かったのですが、泣きながら食べました。

金曜日、赤ちゃんは結局、1ミリも大きくなっていませんでした。その朝、病院に行くまで出血していなかったのが、内診台に上がるときに見ると出血していました。私の勝手な願いを赤ちゃんは聞いてくれたのでしょうね。

病院は出産ラッシュだったらしく、待合室は悪露交換を待つ入院ママでいっぱい。新生児室は赤ちゃんがいっぱい。でも不思議と涙は出ず、赤ちゃん達も本当に「かわいい〜」と思うことが出来ました。手術までの3日間。悲しくて悔しくて泣きまくりましたが、幸い私には長女がいてくれました。悲しい中でも、彼女の仕草や存在に笑うことが出来ました。改めて長女が誕生したときの状態(羊水過少で仮死状態だったそうです)を思い出し、今回の流産によって、更に生命の有難さ・尊さを実感することが出来たように思います。

たった10週で天国に行ってしまった赤ちゃん、本当に本当にありがとう。短い時間だったけど、楽しかったよ。命って本当に素晴らしいよね。私は、言葉じゃ表現できない、色々なことをあなたに教えてもらいました。今度会えるときまでに、もうちょっと素敵で元気な私になれるように頑張るね。早く早く、あなたに会いたいよ。

拙い文章を長々とすみません。あー、これを書きながらも涙が溢れてきます。心が復活するにはもうちょっと時間がかかりそうです。

(掲載日:2004/10/26)





Name: ゆい&にこママ    ..bbtec.net
Date: 2005/04/12(火) 22:27
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Title: 稽留流産→完全流産    
こんにちは。もうすぐ3歳になる女の子のママです。そろそろ二人目、、、という気持ちはずいぶん前からありました。でも仕事のことなどもあってここ一年はなかなか踏み切れずにいました。そろそろいいかな、と思い始めて数ヶ月経った頃、待望の妊娠が発覚。とても嬉しかったのですが、大きな仕事の最中に出産ということになるため、ちょっと複雑な気持ちでもありました。でもそんなことをいっていたら永遠に妊娠なんて出来ない!と思ってもいたので、やっぱりおなかに子供が来てくれたことはとても嬉しく思っていました。

初診は6週から7週目かという時期にいきました。微妙につわりも始まっていましたし、二人目なので「ゆっくりでいいや」という気持ちも大きかったと思います。最初は娘と一緒に行ったのですが、その時点でまだ写真がぼんやりとしており、心拍が聞こえなかったので、少し不安になりました。ただ、先生が「生理の周期が長い人や不規則な人はこういうことはよくあるので、2週間後にまた来てくださいね」とおっしゃってくださり、看護師さんも娘に「次はここでお母さんと赤ちゃんのことみようね」なんていってくれたので、安心しきって2週間後を待ちました。

その2週間、安心しきってはいたのですが、なんだか一人目の時よりもおなかが大きくならないな、とか、変な時期におなかが張るな、ということを思いました。でも夫に相談しても、男性だからでしょうか、「そういうこともあるよ。心配しなくてもちゃんと育っているよ」なんていうばかり。まぁ、私自身つわりもあったのでそうなのかななんて思っていたのですが。

2週間後にわくわくして産院に行くと、先生が「心拍みえるといいけど!」といいながら機械をおなかにあてたのですが、、、、赤ちゃんは動いてはいませんでした。「う〜〜〜〜ん、、、だめだねぇ。育っていないねぇ。もう2週間たつけれど、大きさがほとんど変わらないんだよ。赤ちゃん、育たない子なのかもしれないね」・・・・・目の前が真っ暗になりました。流産の経験のある友人はまわりに沢山います。でも自分自身が体験するまで、やっぱり実感なくて、自分自身におこるものだということが信じられなかったのです。出血もないし、おなかも痛くないのに。。。つわりだってあるのに。なんで?という気持ちでした。「稽留流産というんだけれどね、初期にはよくあるんですよ。でもお母さんやお父さんに原因があるわけではないんです。現に1人かわいいお子さんがいらっしゃるのが、なによりの証拠ですよ」と先生はおっしゃり、「でもまだ今すぐ判断するのはかわいそうだから、もう一週間まってみますか?」といってくださいました。そして、その産院の方針では自然流産を待つことを勧めているのだけれど、仕事があったり自分で流産を待つのが怖いとか精神衛生上嫌だという人には手術もしますとおっしゃいました。わたしはわけがわからず、「とりあえず一週間後に来てください」という先生の言葉にうなずきつつ診察室を後にしました。

翌朝、茶褐色の出血が出ました。「あぁ、、、、やっぱり」何となく冷静に、受け止められました。連休だったので、その日は気晴らしに紅葉狩りにドライブしました。夜になると赤黒いねばねばとした血液がナプキンについていました。翌日からはだんだんと血液がさらさらしてきて鮮血に近い色へと変わっていきました。だんだん覚悟ができてきつつも、夫にあたってしまったり、なかなか気持ちが落ち着かない時間を過ごしました。その夜から少しおなかが張ってきました。そろそろかな、、、という予感がしました。翌日もおなかの張りが続いたのですが、昼過ぎから楽になったので産院に連絡し、診察してもらいました。

「流産がはじまっているね。おそらく今晩か明日、、、おそくとも今週中には出てくると思いますよ」と先生はおっしゃいました。「手術はなるべくしたくないのですが、ひとりで流産を待つのも心細いし、どうしていいのかわからないのですが。また、調べてみると稽留流産の場合すぐ掻爬してしまう例が多いようなのですが」と先生に相談すると「そうですね、そのようになさる先生も多いですね。でもうちでは半々ぐらいですよ。お仕事されていて都合があったり、その方の精神衛生上よくないという時は手術もしますが、したくないのであれば待っていればいいと思います。何も問題ないですよ。外国ではそのような例が多いですし、子宮にはちゃんとその力があるのですから」と先生は優しくおっしゃりました。それで安心しました。流産を待つ間どう過ごせばいいですかと聞くと、ようするにお産を待つのと同じですということで、「日常生活を普通に営んでいていいけれども、いつもナプキンを持ち歩き、なるべく運転は控え、トイレの或る場所に買い物なども行くといいですね」とのことでした。よく考えればその通りなのですが、なんだか不安になってしまっていたのです。

その日は生理二日目よりやや多めという感じの出血と、やや生理痛のようなものが来ていました。夜中になってトイレに行くと「つるん」となにかが出てきました。「あっ」という感じでした。5cm×2cmぐらいの塊でした。その2時間後ぐらいにまた「つるん」と、同じぐらいの塊が出てきて、これが赤ちゃんの袋でした。「激痛が走る」とかいろいろな情報があったのですが、ほんとうに全く痛みもなく、あっという間の出来事でした。ふたつの塊をすくい上げ、しばらくぼ〜〜〜っと眺めたあと、産院に持っていくため、ナプキンにつつんで袋にいれておきました。その後は、ややしくしくとした痛みのようなものがありますが、それほどでもありません。赤ちゃんの袋を病院に持っていき、内診していただいたところ、すべて内容物は出てしまったので、薬も出さなくてよさそうだということです。「一週間後にまた来てください。病理解剖の結果が出ますので」ともおっしゃってくださいました。



Name: ゆい&にこママ    ..bbtec.net
Date: 2005/04/12(火) 22:29
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Title: 稽留流産→完全流産(2)    
おそらく自然流産を正面から認めてくださるお医者様は日本では少ないのでしょう。でも、1週間や2週間待ってくれるお医者様は沢山いますよね。ということは、稽留流産がわかった時点で即掻爬しなければならないというわけでは必ずしもない、ということなんだと思うのです。出血が始まって受診しそれから掻爬、という方も多いようですが、そのまま半日ほど待てば自然に出てしまいます。全身麻酔なんて必要ないし、その直後から普通に動けます。もちろん出てきた後お医者様に診て頂き、なにか異常がないかとか、炎症をおこしてないかとか、チェックして頂く必要はあると思いますが、自然流産が体に負担が大きいということはわたしはないと思うのです。ただ、仕事の忙しい方(翌週から出張とか)や、「おなかの赤ちゃんが亡くなっているのにずっと待っているのは嫌だ」という方もいるかと思うので、そういう選択肢を否定するわけではもちろんないですし、掻爬が危険だとか思っているわけでもありません。ただ、産院で赤ちゃんの心音や泣き声を聞きながら過ごさなければならない話などが多くあるのをみると、やはりなるべくであれば自宅で自然流産し、その後ケアしていただくというのがいろんな意味で母胎にも赤ちゃんにも優しい選択肢のような気がしました。母胎が健康であれば、という条件はありますけれども。

流産は、どんな形であれ、やはり悲しくつらい経験です。そしてわたしのした選択は、選択肢のひとつでしかありません。でも、稽留流産からの自然流産というものが、「思ったよりも怖くも痛くもなく、精神衛生上も優しいものであった」という私自身の経験を、お伝えすることができたら、、、そんな風に思って投稿させて頂きました。掻爬を経験された多くの方々で、もし私の投稿にご不快な思いをされたとしたら本当にごめんなさい。でも私も、あと数日まって赤ちゃんがでてこなければ手術をしていたと思います。ただ、自然流産が出来た経験者として、どのようなものであったのかをお伝えしたかったということ、ご理解いただけたら幸いです。

(掲載日:2004/10/18)


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