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 2010年12月14日(火)
 可児駅自転車置き場有料化問題
 本日9時からの建設経済委員会を傍聴した。私の他にも4名ほどの議員が傍聴したが、残念ながら一般市民の傍聴はなかった。 
 
 今議会で建設経済委員会に付託された議案は多くはなく、臨時予算の審議などが主だったが、その他の協議事項で、可児駅近くに建設される「駐輪場」について、その後の進展が報告された。 
 
 市民に負担を強いることになる案件で、なるべく早い段階からより多くの市民にお知らせしたほうが良い施策であるが、すでに執行部は、受益者負担の原則に鑑み、これから建設する駐輪場は有料化する方向で考えているようだ。 
 
 可児駅東土地区画整理事業の中では、駐輪場は平成22〜23年で整備することになっている。当初は有料化は考えられていなかった。建設費予定額は屋根つき2F建ての駐輪場で、建設予定金額は設計費や管理費抜きで1億4200万円である。 
 
 ただ、現状のような雨ざらしの市営駐輪場ならいざ知らず、屋根つき2F建ての駐輪場となると、駅前周辺で営業している「自転車預かり屋さん」の民業圧迫となることや、財政難を理由として、駐輪場使用の有料化を模索していた。 
 
 そんな折も折、財団法人自転車駐車場整備センターというところから提案を受け、駐輪場を有料化することによって、その利用料金を長年積み立てることによって建設費の大半は支払うことができるというものだ。 
 
(財)日本自転車駐車場整備センターHP⇒ 
http://www.jitensha.jp/ 
  
この提案は、自転車駐車場整備センターが利用料金で支払うことを担保として25年間、事業者として料金徴収を行う。駐輪場の建設はセンターが行う。建設予算は1億7190万円で、これは駐輪場利用料金を一般月2000円、高校生月1500円、1日の場合は100円としている。 
 
 この場合の行政の負担額は2,600万円である。その他に財団法人JKA(公営競輪やオートレースの推進を図る団体)から2,425万円の補助が期待できるとのことらしい。 
 
 利用料金を下げて仮に一般1800円/月、高校生1,200円/月にすると、市の負担は3,500万円となり、さらに一般1500円、高校生1,000円の場合は、7,300万円となる。 
 
 センターは25年で建設費などの負担分を償還すれば、駐輪場は再整備の上市に返還される。 
 
 自転車駐車場整備センターは主に首都圏や関西で多くの駐輪場を手掛けてきた。中部圏は数は少なく、岐阜県に至っては今回の可児市の事案が初めてということだ。 
 
可児駅前の駐輪場の有料化問題は、まだ市民にはしっかり知らせれていないと思う。議会には数ヶ月前に、その方針を説明されたが、まだ確定情報ではなかった。しかし、今回は市の方針としては有料化(一般月2,000円、高校生月1,500円、一回100円)という案が固まっているようだ。 
 
 しかし、今まで露天とはいえタダで何十年も使ってきた人にとって、これは結構な出費となる。当然、反対の声は上がるだろう。当初予定通り、1億4,200万円をかけて、無料の立体型駐輪場をつくるべきだという声も挙がることだろう。 
 
 現に今、可児駅の駐輪場を利用している方とそうでない方の温度差もあるかと思う。ただ、市の説明によると、可児駅での駐輪場の有料化が定着すれば、次は西可児駅前の駐輪場等も検討課題になるということだ。 
 
 このように、特に市民に目に見えて負担を強いる案件については、今後計画段階からの情報公開をするべきだ。多くの議論を経て、どこへ行き着くかはわからないが、いきなり有料化というのでは、特に利用者を中心に反発を招くのは必至だ。 
 
 ただ、私自身当事者でないこともあるが、受益者負担の原則に基いて、有料化して市の財政負担を減らすのがいいのか、市民サービスの一環として、鉄道の利用促進や、二酸化炭素の排出量削減のための自転車利用促進のためにも、駐輪場はあくまでも無料とするのがいいのか…結論が出ていない。 
 
 より多くの市民の意見を聞きながら、落としどころを探ってゆく努力が必要だと感じる。具体的には、有料化の場合に料金設定等になろうが、この問題なるべくオープンにすべきだと思う。それが、市民が政治に参加するきっかけとなろう。マスメディアの方にも是非取り上げてもらいたい。 
 
 
 

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