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 2010年12月18日(土)
 道徳の授業を参観
 12月2日付けの私のブログで取り上げた中学校の道徳の授業を昨日参観した。同じ文教福祉委員の野呂議員と、いじめ・不登校の解消を目指すNPOの代表の方も同行していただいた。 
 
 数日前に、教育委員会に相談し、学校長に申し入れていた。このような形での議員の参観は極めて異例であり、校長も担任の先生も相当なプレッシャーになったかもしれない。 
 
 そこに現にいじめがあり、不登校になってしまった子が少なくとも二人はいるというのに、この事態を改善できていない。否、少しづつ良くなってはいるという学校側の説明はあった。 
 
 校区も違うし、自分として友人から相談を受けたこの事案に対してどう対処できるか悩んだ。しかし、考えてみれば現在自分は文教福祉委員会に所属しており、特に教育行政に対して、しっかりチェックしなければならない立場にあることに気づいた。 
 
 可児市においては、今年6月に発覚した悲惨ないじめ事件があった。広く全国に知れ渡り、可児市民としてこの件はずっと背負って行かなければならない十字架であると思っている。 
 
 しかし、あれほど騒がれ、悲嘆に暮れた事案も、刑事事件として取り扱われ、生徒のプライバシーに配慮するがために、表立った動きはなく、その直後に可児市を襲った豪雨災害にかき消された感がある。 
 
 九月議会では、豪雨災害について質問した議員は7〜8名いたが、いじめ事件に絞って質問したのは私一人だった。どのような処分があったのかという質問に、当該学校長は教育長から、教育長には教育委員長から口頭注意があったということだった。 
 
 16日の文教福祉委員会では、先月、中旬にも別の中学校で女性徒二人によるいじめ事件が起きたという報告も受けている。私も5年間もPTA会長をやっていたので、どの学校にもいじめが内在することは承知しているが、あれだけの事件があった可児市で…あまりにも取組みが甘いことに少し腹が立っている。 
 
 ただ、それは学校・行政(教育委員会)だけに向けられるものではない。自分も含めて、親やPTAの動きもにぶい。可児市には各中学校区ごとにエデュースナインという地域・学校・保護者が一体となって子どもの育成に取り組む組織もあるのだが、その動きは見えて来ない。 
 
 参観した中学校では、いじめが原因で不登校になってしまった子らは、未だ登校はできていない。原因は明らかだ、自分をいじめた張本人がいて、その関係性は何も改善できていないからだ。 
 
 それ以前の問題として、もう改善する気力さえ無くしているかもしれない。生理的に受け入れられなくなっている可能性もある。 
 
 実際に参観してみると、一応落ち着いた授業はされているが、誰が張本人かはすぐ分った。学年で二人、2クラスしかない中でそれぞれのクラスにいるので、ターゲットにされた子には逃げ場がない。 
 
 ほとんどの生徒がジャージ姿で授業を受けているのだが、その子らは学生服姿だ。どちらも窓に近い最後列で、クラス全体に睨みをきかせているかのようだ。特に男子は見るからに大人しそうな子が多く、こんな子に睨まれたらとても恐くて教室には入れないだろうと想像はついた。 
 
 この学校は、小学校から、下手をしたら幼稚園からずっと一緒で、持ち上がって行くので一度睨まれたら、もう逃げ場はない。この辺り、学校の適正規模化ということも、今後考えていかなければならない。 
 
 道徳の授業を2クラス、それぞれ25分づつ参観した。皆結構発言していたし、表向きは和気あいあいとした様子でもあった。だが、現場を観てその改善の難しさを感じ取れた。 
 
 いじめの首謀者、取り巻き、傍観者、いじめに遭って学校に行けなくなっている子…それぞれが成長過程にあり未来がある。上手に指導してゆく手立てはないものか…。学校が努力していることも分る。 
 
 ただ、担任にしても、カウンセリングの専門家でもないし、複雑な家庭環境の子もいるかもしれない。このような状況にあるクラスを劇的に変えるようなガツンとした指導を期待したいのだが、もしかしたらそれは、外部の人のほうができるのかもしれない。 
 
 いずれにしても、何とかしなければならないのは共通の認識である。今後、当事者を交えてPTA等にも広く協力を求めながら、事態の打開へ向けてコーディネート役を務めたいと思う。 
 
 学校や親だけでなく、地域や他の第三者(今回の場合は私)が入ることによって、新たないじめ環境の解消につながればいい。現に今あるいじめを本質から解決できれば、いじめ事件が起きた可児市の汚名を少しは返上できるかと思う。
 


   私の経験を思い出させる 
生々しい情景が目に浮かぶ考察です。 
 たまたま経験しなかった人には全く理解
出来ないだろうけど、密室で毎日、何をし出すかわからない やくざと共に過ごすに似た
恐怖感はかなりのものです。
しかも 誰も助けてはくれない。

 議員が授業参観に行っただけでも 
効果はあると思います。 
私が被害中学生であったら 
ありがたい行為だと感じたと思います。

 あえて具体的な事は書きませんが、
被害者には対抗手段を学ぶ必要が
あると思います。 登校出来なくなるまでに至るとはかなり影で被害にあっていると思われます。
職員等 ..12/25 22:24(土)

   職員等さん、自己の切実なる体験に基くご意見ありがとうございます。やくざと共に過ごす…といのは説得力ありますね。いじめを受けている子の心境を見事に言い表しているのかもしれません。
 いずれにしても、いじめ・不登校の問題は子どもだけでは解決できません。先生や学校だけでも無理かもしれません。
 完全な解決策などないかもしれません。職員等さんのおっしゃるように、被害者が対抗手段を学ぶということも大切かもしれません。いろいろな切り口があると思いますが、要はより多くの大人が関心を持て観ているということが、少なくとも行き過ぎたいじめを無くす上で必要なことだと思います。
 6月に陰湿ないじめ事件で、全国に名を馳せてしまっている可児市だけに、いじめ撲滅に対するいろいろな動きがあってしかるべきだと思います。
山根 一男 ..1/8 3:29(土)
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