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 2012年3月13日(火)
 (仮)自然と人の共生モニュメント建立
 可児市議会は今日から三日間、平成23年度補正予算並びに、平成24年度の市の予算について集中的に質疑ならび審議する予算特別委員会が開催される。メンバーは議長・監査役を除く20名の議員で構成する。 
 
 本日は総務企画委員会管轄、明日は建設経済委員会管轄、15日が文教福祉委員会管轄予算である。なお、予算特別委員会終了後、それぞれの常任委員会があり、本日の総務企画委員会は私は最後までは傍聴できなかったが、午後6時を回ったようだ。 
 
 たいへん珍しいことだが(可児市議会においては通常市長は委員会審議には出席しない)本日午前9時から始まった総務企画委員会所轄分野の予算特別委員会において、冨田市長が標題の『(仮)自然と人の共生モニュメントの建立』について説明された。 
 
 平成24年度可児市予算において、災害対策経費として「慰霊碑建立委託料」として、100万円が計上されていることに関して、先日の議会全員協議会で意見が相次いだことから、その趣旨を説明したものだ。 
 
 これは一昨年7月15日に可児市を襲った集中豪雨によって、可児川が溢れ、可児市土田の名鉄線アンダーパス(市道50号線)を通行中だった3人の市民が可児川に流され一人が遺体で見つかり、今なおお二人の方が行方不明のままである事態に対する慰霊の意味を込めたものだ。 
 
 そして、今日の市長の説明で明確になったが、その直接的なきっかけは昨年7月17日「7.15可児川豪雨災害行方不明者のご家族を応援する会」が主催して行った『惜別と感謝の集い』の中で、奥さんが流されて行方不明の細田昭彦さんが、事故が風化してしまわないように慰霊碑をつくることを懇願したことである。  
 
昨年7月17日の私のブログから↓ 
http://www.th21.jp/adiary/diary3.cgi?id=yamanet&action=view&year=2011&month=7&day=17#7_17 
 
 実はそれ以前から、私は細田さんやご主人が行方不明の佐藤雪枝さんからそのような希望を聞いていて、これは時期が来たら「応援する会」で市民に呼びかけてやらなけらばならないことかと思っていた。 
 
 様々な理由から個人的には、市に要望しても難しいのではないかと考えていたが、今日の市長のお話では、そういう話は細田さんからの要請前から市役所内で一部あったようだ。 
 
 市長は災害被害である細田さんから直接の要請を受けて、その実現性について関係部署に検討を指示すると共に、自らどういう形で実現するのがいいのか半年以上考え続けたそうだ。ご本人は思い悩んだという表現を使われた。 
 
 結論は、単なる慰霊碑ではなく、自然が人々の暮らしに大きな恵みをもたらす一方、時として大きな脅威となることを忘れないための、自然と人の共生モニュメントとするのが適切と判断されたようだ。 
 
 平成11年9月の台風16号による豪雨で、可児川上流の久々利川で車ごと流され、後に伊勢湾で遺体が見つかった災害についても併せて慰霊したいという意向もある。 
 
 今年に入って、可児市久々利在住で、日本を代表する著名な日展理事である彫刻家の先生に、この思いを伝えたところ、今年の第43回日展に、7.15集中豪雨災害を受けて、自然と人間に対する鎮魂と、自然と人間との共生の大切さを表わした女性像を出品したということであった。その後、この女性像をモニュメントとしてお願いしたところ快諾された。 
 
 今日明らかになった(仮)自然と人の共生モニュメントの建立計画によると、建立期日は事故から丸二年となる今年(平成24年)7月15日(日)、建立場所は三人が流された名鉄線アンダーパスに程近い虹ヶ丘橋の土田側の橋のたもとである。 
 
 建立費用として総額1000万円を予定しており、そのうち900万円を広く市民から寄付を募りたいとしている。寄付金募集は、4月2日から6月29日までとして、税制上の優遇措置として寄付金申し出による「ふるさと納税」が適用可能としている。 
 
 議員の間からは、建立場所が幹線道路際で駐車スペースもない狭い場所であることや、これまでの経過説明が十分でないとの指摘もあった。 
 
 私は、この場所は昨年の『惜別と感謝の集い』行った場所であり、すぐ50mほど下流で行方不明の細田由里さんの車が見つかった場所であり、遺族や行方不明者ご家族の気持ちを最優先すべきだと発言した。 
 
 確かに、ただの慰霊碑とするのではそれ以上の拡がりはない。自然と人の共生モニュメントとするのはいいと思う。ただ、やはりあくまでも犠牲になられた三人を慰霊するのが本筋だと思う。 
 
 何の罪もない、たまたま7月15日のその時間に名鉄線アンダーパス(市道50号線)を走っていただけの可児市民3人である。近隣の人なら、自分が犠牲になっていたかもしれないと思うだろう。 
 
 900万もの寄付金を募ることは容易ではないと思うが、市のやる気しだいである。今も可児市民の多くの人の心の中に、亡くなられた方や行方不明者の方に対する申し訳ない気持ちはあると信じている。 
 
 ちなみに今週、18日(日)午前9時30分に、可児市土田の可児川下流域自然公園市営駐車場前に有志が集まって、第30回目となる7.15豪雨災害行方不明者の捜索活動をする。慰霊碑建立も大切なことだが、まだ諦めていない行方不明者ご家族を応援することで、少しでもご家族の悲しみを和らげることができたらと思う。 
 
 

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