++山根一男の徒然日記++
山根一男HP 〜やまネット〜

山根一男掲示板

9月 29日(木) 明日の討論原案
9月 28日(水) (財)自転車駐車場整備センター
9月 27日(火) 日本ライン共和国国民交流会議
9月 26日(月) 苦渋の選択
9月 25日(日) 陸前高田市災害ボランティアセンター
9月 23日(金) 運動会・災害視察・そして陸前高田へ
9月 22日(木) 25日に西可児駅周辺を美しくする会【告知】
9月 21日(水) 再び豪雨災害(台風15号)
9月 20日(火) 総務企画常任委員会 傍聴
9月 19日(月) 可児やすらぎの森
2011年 9月
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 2011年9月1日(木)
 九月議会初日
 本日、午前9時より可児市議会九月定例議会本会議が始まった。可児市議会初の完全クールビズでの議会でもあり、ほとんどの議員は上着なしのワイシャツ姿で臨んだ。 
 
 今日から9月30日(金)までの30日間が会期である。ただ、本会議は毎日あるわけではない。今日は、議案説明が主で、人事議案など数件は即決で採決された。 
 
 一番、大きな議案は平成22年度各種決算であるが、その審議は昨年から「決算特別委員会」を編成し(議長・監査役を除く20人の議員で構成)そこに附託されるので、今日はその説明もないので(明日9時〜16時迄説明会あり)時間的には54分で終了した。 
 
 明日から一般質問のある7日(水曜日)までは、議案の精読期間ということで休会となるが、それは本会議場での会議がないというだけで、明日は執行部からの22年度決算説明会があるし、一般質問のまとめもあるしこの期間はとても忙しい。 
 
 しかし、本会議もさることながら私にとって気になったのは、本会議終了後10時から行われた議会広報特別委員会の会議だ。こちらは私が委員長として初めて迎える委員会であり、私も含め8人の意見をどうまとめるのか手腕が問われる。 
 
 もともと、広報委員会は細かい作業があり、会議だけしていれば良いわけではなく、どちらかというと敬遠されがちな委員会であった。4年前に広報特別委員会で設立されるまでは、なり手がなく仕方なく議会特別委員会がその仕事を代行してきた経緯がある。 
 
 新生議会広報特別委員会は、副委員長に天羽良明議員(誠颯会:2期目)、その他冨田牧子議員(日本共産党可児市議団:6期目)山田喜弘議員(可児市議会公明党:2期目)山口正博議員(誠颯会:1期目)、板津博之議員(誠颯会)、伊藤壽議員(誠颯会:1期目)、河村浩志議員(自民クラブ:1期目)である。 
 
 ご覧の通り、今回初当選された1期目の方が8人のうち4人を占める。議会広報特別委員会は、文字通り市議会の広報が担当である。今までのところ、紙媒体である『かに市議会だより』の編集、発行だけでも精いっぱいだが、次のステップとしてインターネットを駆使しての活動や、ケーブルTV、今後開設予定のコミュニティFM放送なあど、様々な方法を通じて、展開していきたいという気持ちは強い。 
 
 議員それぞれの、広報に関する捉え方や実績はばらばらではあるが、この集団が文字通り、広報活動をしっかり行っていけば、必ずや市民の皆さんから評価をいただくことになると思う。 
 
 任期は2年だ。現在は、市民の可児市議会への関心は決して高くはない。ぜひ、新たな広報手段を増やし、一人でも多くの方が可児市議会に関心を抱いてもらうよう、すがる思いである。
 

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 2011年9月2日(金)
 決算特別委員会 説明会
 午前9時から16時まで、びっちり平成22年度可児市一般会計等18本の決算について説明会があった。9時から10時50分までは、総務企画委員会所管、11時から12時までは健康福祉部所管などに分割しての説明だ。 
 
 18本というのは、一般会計以外に国民健康保険事業特別会計や介護保険特別会計、公共下水道特別会計や可児駅東土地区画整理事業など16の特別会計と水道事業会計の合計だ。 
 
 平成22年度の可児市一般会計決算額は、278億8977万7000円、特別会計の合計は190億7949万円。合計469億6926万7000円、さらに可児市水道事業決算額22億4555万4758円をプラスすると492億を超える。 
 
 これだけ巨額の決算をわずか7時間で説明しようというのだからたいへんだ。今日は、基本的に質疑はなしで、質問は9月13・14・15日の決算特別委員会で、それぞれ分野を分けて質問する。原則として、質問は二日前までに執行部に通告しておく。 
 
 可児市議会がこのように決算特別委員会を設置した上で、決算審議をするようになったのは昨年からだ。それまでは、決算自体が十二月議会での審議事項であった。 
 
 今期の可児市議会決算特別委員会は昨日生まれた。委員長は川合敏己議員(誠颯会:2期目)副委員長は山田喜弘議員(公明党)である。議長と監査役を除く20名の議員から構成される、大所帯の特別委員会だ。 
 
 決算だけではないが、今議会の議案に関する書類の厚さを測ったら5.4cmあった。今は精読期間でもある。平成22年度決算書を中心に、しっかりと目を通し議員として、議会として、市民の代表として、しっかりと執行部の仕事をチェックしたい。
 


  ささゆりが入ってますね。http://bit.ly/qntHc6 12
Bo. ..9/3 9:08(土)
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 2011年9月3日(土)
 民主党県連 常任幹事会
 午前10時から岐阜市にある民主党県連で、常任幹事会があった。だいたい月に一回のペースである。常任幹事は27名だが、そのうち8名が国会議員、県議会議員も8名、その他は私のような市議や連合など民主党の支援団体の代表などで構成されている。 
 
 ちなみに国会議員は、衆議院の園田康博議員、柴橋正直議員、橋本勉議員、今井雅人議員、阿知波吉信議員、山田良司議員と、参議院の平田健二議員、小見山幸治議員だ。 
 
 今日は国会議員の方は全員出席だった。市議であれ、県議であれ、国会議員であれ、役割りの差こそあれ、市民に対して忠誠を尽くすという点で対等だとは思うのだが、やはりこれだけ並ぶと緊張する。 
 
 常任幹事会に続き、別の会議もあったが二時間ほどの間に二回発言するのがやっとだった。今回の代表選についてや、マニュフェストの中間検証、事業仕分けのその後など、連日報道されている事柄をナマで聞くことになる。 
 
 厳しい意見も飛び交ったが、やはり今は国難ともいえる東日本大震災からの復興や原子力災害への対応を優先し、党内融和を図ってゆくという方向を確認できた。 
 
 野田総理になって、明らかに新しい展開が開けつつある。参議院のねじれ現象により、誰が首相をやっても困難な状況に変わりはないが、与野党ともにもう少し国民本位の議論をしてもらいたい。もうこれ以上感情的な対立や足の引っ張りあいは見たくない。
 

>> 返信
 

 2011年9月4日(日)
 こんぺいとう上映会『星の国から孫ふたり』
 市内の発達障がい児を持つ親たちでつくる『こんぺいとう』の映画上映会があるのを新聞で見つけた。題名は『星の国から孫ふたり』。その上映会が今日の13時30分から可児市福祉センターであった。 
 
星の国から孫ふたり↓  
http://www.pao-jp.com/hoshinokuni.html 
 
 今日は朝からずっと雨で、予定されていた地域の防災訓練も中止を余儀なくされていた。映画上映なら天候に左右されない。どれくらい来ているのか想像できなかった。 
 
 こんぺいとう主催の自閉症に関する講演会などには、いつも100人くらい集まっている。しかし、行ってみると250人以上来ていた。これほど動員力のあるNPOは市内にはそれほどない。 
 

 映画に出てくる主人公の二人の子は、うちの孫三人のうちの上二人とそっくりかぶる年代で、とても引き込まれた。私自身、発達障がい児に関係する二つのNPO(NPO法人ピュア・マインド/自立を支援する会『そら』)に関わっているので、自閉症の子どもたちにふれあう機会は多いのだが、その日常にまで接することはないので、とても参考になった。 
 
 自閉症のことを英語ではオーティズムということも初めて知った。自閉症は病気ではない。むしろ『個性』に近いものだが、なかなか受け止めにくい。映画の中で、自閉症の子を持つ親が、近所の人たちに、自閉症の子どもたちの理解のための新聞を配ったり、勉強会を開く姿が印象的だった。 
 
 自閉症をはじめとする発達障がいを持つ子どもは確実に増えている。今週8日(木)に一般質問する一つのテーマ『子育て支援の見える化と市民参画について』でも少し関連することを質問する。 
 
 映画の中で紹介されていたが、アメリカでは州にもよるが、発達障がい児と認められると、その歳から18歳まで、週3回以上専属のチームによる療育が受けられるという。 
 
 可児市でも養護訓練センターや特別支援学級・学校などで療育を受けることはできるが、十分とはいえない。事実、高いお金を出して療育機関にかかる親もいる。 
 
 アメリカとの違いは障害者福祉施策の予算の違いである。OECDに加盟する32ヶ国の主な障害者施策の予算は、国内総生産(GDP)比で、平均0.392%であるのに、日本は0.198%に留まっており、OECD並にするには1兆円を超える財源が必要だという。(朝日新聞8/31) 
 
 障がい者は、どこの国でも一定の割合で存在する。そういった社会的な弱者を保護し、健常者と同じように生活できるようにすることが文明国の証しだと思うのだが、その点日本は落第である。 
 
 日本社会は決して障がい者に対して優しいものではない。これも政治の責任だが、長い歴史の中でそのような位置づけになってしまっている。 
 
 この状況は、そう簡単には覆せないかもしれない。及ばずながら私にできることはこれからも続けてゆくが、本当は障がい者自身やその親たちが本気になれば、世の中は変えられる。 
 
 何も選んで障がい児の親になったわけではないはずだ。自信を持って主張すれば良い。こういった催しに市長や教育長、議員らを半強制的に呼びつけるくらいの政治力を持ってもいいと思う。 
  
 
 

>> 返信
 

 2011年9月5日(月)
 24日、陸前高田へ行きませんか?【告知】
 今週、ケーブルTV可児の情報バラエティ『カニバラ』で、去る8月19日〜21日(0泊3日)に宮城県石巻市に復興支援のボランティアに行ったときの画像が流れている。 
 
 キャスターで俳優の千東大樹さんが、奥さんとともに前回私たちのボラバスに乗り込み一緒に石巻市で作業をした。その時の記録である。私も、遠くのほうでチラッと映っている。 
 
 画像の中で、私(黒い帽子をかぶっている)と一緒に立ち話をしている現地で久々に会った岐阜市議の大西隆博さんに、今回お世話になることになるのだが、人の縁とは不思議だ。 
 
 
この中でインタビューに答えている若いご夫婦藤掛辰教さんと渚さんが、今度は自分たちが主体になってボラバスを出したいと言ってくれた。あとで聞けば藤掛さんご夫婦は、今年7月9日に結婚したばかりの新婚さんだ。 
 
 年齢も二十代前半で、共働き。ご主人の辰教さんは4月に有給休暇を取って一人石巻に入り、車の中で寝泊りしながら1週間近く復旧ボランティアをした。その後、5月の連休にはご夫婦と従兄弟も一緒に石巻に行き、やはり車の中で寝泊りしながらガレキ処理や、避難所でのボランティア活動をして来たという。可児市にもこんなボランタリーな若者がいたことを知り嬉しくなった。 
 

 市内ニ野にお住まいの若い二人である。出発予定は今月23日(秋分の日)夜に可児市を出て、24日石巻で作業して、25日早朝に可児に帰って来る予定で進めていた。すでにバスの手配もしており、ボラバスねっと・かにかもも全面的に支援し、すでに十名弱の参加者も集まっている。 
 
 ところが、突然受け入れ先の石巻の災害ボランティアセンターが24日は、改修のため受け入れができないと言ってきた。そうなると日を変えるか、場所を変えるかしかない。 
 
 そこで、前述の大西隆博岐阜市議に相談したところ陸前高田ならまだまだ需要はあり知り合いもいるとのことで、急遽コンタクトを取ってもらった。彼は1ヶ月以上被災地を回り、各地で支援活動する団体などと交流を保ってきたのだ。 
 
 ということで急遽、行き先は宮城県石巻市から岩手県陸前高田市に変わることになった。まだ、参加希望者は10人に満たない。参加費は1万円、大型バスを東北まで走らせるには最低30万円はいる。 
 
人数が30人を欠けると、その不足分はこの若い新婚夫婦の肩にかかる。せっかく若い情熱で、ボラバスを走らせることを決意した二人である。ご主人は愛知県内のメーカーに勤めており、奥さんは市内の幼稚園の先生で夫婦ともに時間は限られている。 
 
 ご主人は、可児市消防団4‐2分団の現職消防団員でもある。実は1年前に西可児駅周辺を美しくする会に参加してくれた、ゴミ拾いの会の一員でもあり、そのときに会っていることも分った。奥さんと知り合ったのもその会だという。 
 
 こんなひたむきで、純粋に人のために働いている若い二人を全面的にサポートしたい。23日〜25日は久々の連休で、孫の顔を親に見せに行こうかと考えていたが私も陸前高田に行くことにする。 
 
 是非、一緒に行ける方、またいっしょに企画してくれる方ご連絡ください。(090−1821−4777山根)または、ボラバスねっと・かにかものHPから、参加申し込みをお願いしたい。(代表の桂川博文氏は、現在美濃加茂市社協主催のボラバスで岩手県大槌町に行っていて、8月24日の行き先は石巻市、リバイブ復興支援バスとなったままである。) 
 
復興支援!ボラバスねっと・かにかもHP↓ 
http://volubus.blog89.fc2.com/
 

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 2011年9月6日(火)
 明日から一般質問
 可児市議会は今は休会中、精読期間ということになっている。しかし、平成22年度可児市一般会計決算等、議案もさることながら…次の議会日程は、9月7日〜9日の一般質問である。そちらの方がまずは気になる。 
 
 三日間日程をとっているが、おそらく可児市議会で一般質問が三日に及んだことはない。少なくとも私が議会に登壇し始めてからの8年間にはない。 
 
 一人最大1時間までとなっているが、全員が1時間やるわけではないので、初日に7〜8人くらいは進む。今回は14人おり、比較的多いほうだ。私は13番目で、おそらく二日目の午後になると思う。 
 
 一般質問は、議員として可児市の事務事業についてなら、何でも質問なり提案できる。私は議員になってから、一般質問は欠かしたことはない。市議会議員は文字通り会議をする人であり、議場で発言することが最低限の仕事である。 
 
 ただ、一般質問している…というだけでは評価されない。中にはただ聞いてみただけというような質問もある。一般質問すれば、二ヶ月半後に発行される『議会だより』に顔写真付きで載るので、それが目的でやる人もいるかもしれない。 
 
 問題は内容であり、市民の声をどれだけ代弁できるか…ということであったり、執行部にどれだけ影響を与えられるかということである。 
 
 それと、これは大事なことだが、一般質問となっているが、これは質問であってはならない。???どういうことかというと…質問なら、担当者に聞けばいいし、提案なら市長に直接言えばいい。 
 
 なぜ、議場で市長はじめ執行部や全議員、マスコミや傍聴者のいる前でやるかということだ。わからないことを聞くのではなく、もう熟知していることを皆の前で改めて聞くのだ。 
 
 そのためには、相当な下調べや執行部(主に課長)との綿密なヒアリングが欠かせない。執行部にだって、実は聞いて欲しいことや議員の口から提案してほしいこともあるのだ。 
 
 特に、政策的な経費がジリ貧な今日、各セクションとも予算を確保することは大変なことである。議会で議論の対象にもならないような経費は、削減されてゆく可能性が高くなる。 
 
 この辺りは私の想像だが、それほど外れてはいないはずだ。さて、明日からの一般質問について紹介しておく。できれば、私の一般質問に来ていただきたいが…二日間あるので、お好きなところへ聞きに行かれることをお勧めしたい。 
 
 当たり前のことだがテレビで観るより、はるかに臨場感がある。特に、今議会は一期目の議員にとってはデビュー戦になる。ぜひ、応援する意味でも議場に足を運んでほしい。手続きは可児市役所5階の議会事務局で、名前を書くだけだ。(住所も電話番号もいらない) 
 
 時間は7日も8日も、朝9時からだ。7日一番は共産党の冨田牧子議員、児童クラブのこと、障がい者療護施設の設置、防災工事のことを聞かれる。 
 
 2番目は酒井正司議員(誠颯会)健康増進背施策や今夏、南帷子小学校で行われた夏休みキッズクラブについて聞かれる。3番目は澤野伸議員(誠颯会)可児川整備計画や市の教育環境について聞かれる。 
 
 4番目が天羽良明議員(誠颯会)自然災害について聞かれる。もしかしたらこの辺りでお昼になるかもしれない。 
 
 5番目は川上文浩議員(誠颯会)リニア中央新幹線建設に関する件と、可児市行政評価懇談会報告結果について、もうひとつ可児市に建設が打診されている笠松競馬場外馬券場について聞かれる。 
 
 6番目が伊藤健二議員(共産党)可児市公共下水道事業の料金値下げについて、放射能汚染の問題、子ども手当の影響について 
 
 7番目が小川富貴議員(みどりの風)防災対策とエネルギー対策について、8番目が佐伯哲也議員(誠颯会)心肺蘇生・AED学校教育プロジェクトと地域での経済対策について 
 
 この辺りで初日(7日)は終わるかもしれない。9番目が今度、一緒に会派「民主ネット可児」をつくった伊藤英生議員、新人トップを飾って一般質問デビュー戦である。テーマは市民参画と協働のまちづくり条例について 
 
 10番目が山田喜弘議員(公明党)参画と協働のまちづくりと、防災について。11番目が今回の選挙で再登場した中村悟議員(自民クラブ)で「市民の声」、トップ営業、類似事業の一本化について 
 
 12番目が山口正博議員(誠颯会)この方もデビュー戦である。テーマは専門を活かし、農振農用地に関してと、土地の固定資産評価について 
 
 13番目がいよいよ私、山根一男(民主ネット可児)だ。予想は8日木曜日の午後一番というところ。一問目が東日本大震災被災地(者)への支援体制について。二問目が、子育て支援の見える化と市民参画について 
 
 14番目最後が、野呂和久議員(公明党)市営住宅の今後について 
 
 長くなったが、一般質問がいかに市民生活に直結しているものか、分っていただけただろうか。お時間のつくれる方はぜひ、議場までお越しいただきたい。国会ばりの論戦とまではいかないが、結構白熱する場面もある。入場はもちろん無料である。
 


  可児市においては被災地の廃棄物受け入れの可能性は絶対に無いのでしょうか。
土岐市は条件付きで受け入れるそうですが・・・
多治見市などの他の隣接市町村はどのような状況なのでしょう。
可児市民としては非常に心配です。
レオン ..9/8 23:47(木)
>> 返信
 

 2011年9月8日(木)
 一般質問終わる
 二日前の私の予想はピタリと当たった。本日、可児市議会九月定例会一般質問二日目は、今期から私と同じ会派(民主ネット可児)を組む、伊藤英生議員(一期目)から始まった。 
 
 今期初当選組の6人のうちトップバッターとなった。市民参画と協働のまちづくりに関する質問だったが、新人とは思えない理路整然とした切り込みで、なかなかのものだった。少し早口になるのはやむをえない。 
 
 13番目の私は、午後の一番13時からだった。通算30回目の一般質問である。だが、何回やってもこれでよし!という一般質問はない。ことに、今日のできは最悪に近い、せいぜい50点くらい。 
 
 二日前の日記では、一般質問についてえらそうなことを書いたが、今回はそれができていない。特に一問目の『東日本大震災被災地(者)への支援体制について』は、それこそ回答する総務部との打合せがまったくできていなかった。 
 
 一般質問するときは、必ずといっていいくらい担当部署とは事前にすり合わせするのだが、それが時間がなくてできなかった。特に先方からも聞いてこないし、一般的なことを聞くだけだからいいかと…たかをくくっていた。 
 
 質問は、@東日本大震災の被災地や被災者への支援活動について、社会福祉協議会との連携事業も含めて、当市としてどのようなことを行い、結果はどうであったか簡単に説明していただきたい。A今後の被災地や被災者の支援のあり方について、どのように考える。 
の二点だけだった。 
 
 この質問をするにあたって、一応岐阜県下のすべての市のホームページを調べてみたが、一部の小さな市を除いて、ほとんどの市はこの程度の情報は開示されていた。 
 
 すなわち、災害支援本部をいつ立ち上げて、どれくらい会議を重ねたか。いつ、どのまちに職員を派遣したか…、被災地からの住民を何人くらい受け入れたか…というようなことだ。 
 
 ほとんどの市が、東日本大震災に対する当市の取組み…みたいな書き方だが、可児市のそれは東日本大震災に関する情報というだけで、他にくらべて少し引いた感じがした。 
 
 大垣市などは市長自ら被災地を訪ねたことを協調しているし、中津川市は市民対象のボランティアバスを5回も出している。瑞浪市も数回出している。岐阜市は60回にわたって、合計338名もの職員を被災地に送っている。 
 
 お隣の御嵩町は、7月〜9月にかけて、職員68名、消防団員32名を4班に分けて、宮城県の七ヶ浜町の海岸清掃などの被災地支援活動に送っている。実に全職員の4割が被災地に行ったことになる。 
 
 可児市においては、これまでに10回の災害支援対策会議を開き、13名の職員を現地に送り、被災者を最大30名、現在は1世帯5人が市営住宅に入っている。ということだったが、これだけの回答するのにものすごく時間がかっかった。 
 
 再質問でそのようなことを聞かれることを想定してなかったのだろう。私も議員駆け出しの頃は、執行部が回答に窮するようなときには一本取ったような気になったものだが、今はそんな気はない。 
 
 議長からは細微なことは聞かないように注意を受ける始末で調子が狂ってしまった。まるで、執行部をいじめているような図式となった。最後は副市長に今後の展望などの質問を振って納めた。 
 
 要は、どういう形でも良いので市職員や、自主防災担当者、消防団員などは被災地に行ってほしい。そこで見たもの、感じたことは、いつか大きな災害が可児市で起きたときに必ず役に立つから…ということと 
 
 例えば可児市は岡山県津山市と友好都市であるが、災害時の相互応援協定を結ぶような市町を増やしてほしい…ということを訴えたかったのだが、尻切れとんぼになってしまい、あまり伝わらなかったと思う。 
 
  もう一つの質問は、『子育て支援の見える化と市民参画について』で、可児市の重要施策である子育て支援について、もう少し分りやすく整理して利便性をアップしてほしいということと、センター運営等を、市職員がやるのではなく、子育て系NPOの団体などに委託する方向で進めてほしいという要望だ。 
 
 実は私は、地域子育て支援センター(可児市には二つ)に行ったことがなかった。これではいけないと思い、なんと一昨日6日の日にすみれ楽園(可児市にある県下最大の保育園)と広見保育園内にある二つの地域子育て支援センターと、総合会館1Fにある絆(きっずな)ル−ムを急遽見学行くなど、準備不足であることは否めない。 
 
 とりあえず、今後可能であれば子育て支援施設の運営等を、子育て系NPOに委託することに関して、執行部側にも異論はないということは確認できた。問題は、それを担えるだけのNPOを可児市に育てることである。
 

>> 返信
 

 2011年9月9日(金)
 可児市セクハラ裁判 第7回口頭弁論傍聴
 13時から御嵩町の岐阜地裁御嵩支部で、7月13日以来の可児市セクハラ損害賠償請求事件の第7回目の口頭弁論記述があり、傍聴に行った。 
 
 裁判の傍聴というのは、敷居が高そうだが市議会の傍聴よりさらにハードルが低い。市議会の場合、議会事務局で名前を書き、傍聴券をもらうのだが、裁判の場合は何もない。 
 
 前回のように、マスメディア等の注目を浴びたときは、順番制で傍聴券の配布があったが、今日は始まるぎりぎりに行ったけど、すんなり入れた。 
 
 ただ始まって、裁判官と被告側弁護士が二言、三言ことばを交わしたあと、すぐ日程調整に入ったのには驚いた。被告側弁護士は、可児市と容疑者 
側で4人もおり、なかなか次の日程が決まらない。 
 
 結局、次回公判を10月12日(水)午前10時と決めて、閉廷となった。実にその間、7〜8分で実にあっけない。傍聴者は20名くらいいたが、傍聴は今日が初めてという人もおり、狐につままれたような顔をしていた。 
 
 担当弁護士の方に聞くと、今日は第5準備書面という文書を原告側から裁判所に出したことの確認で、それを受けて、次回公判日の1週間前までに、被告側が今回出した文書への回答を用意するということらしい。 
 
 本日裁判所が受理した文書の内容は、請求の拡張ということで、これまでの損害賠償に、さらに167万2320円を加算して請求するものだ。 
 
 その原因は…被告である可児市が原告に対して「接待」を指示したことはないと主張し、その証拠のひとつとして、懇親会当日の仕事内容の割り当て表を提出した。そして、この提出された割り当て表は、実際に使われたものから「・接待」という文言が削除されたものであることが判明した。 
 
 可児市の説明によれば、これは「来年度の平成22年度の市政懇談会の準備に向けて」作成したもので、誤って証拠書類の中に入れてしまったという。 
 
 しかし、「・接待」という文言を削っただけで、来年度の準備になるとは思えず、まったくもって意味不明である。実際、平成22年度の市政懇談会は公民館ではなく外部で行われた。公務員が来年のための文書など準備しないことは公務員自身が一番よく知っていることだろう。 
 
 原告女性は、自分が現に勤めている可児市役所がここまでやるということに大きなショックを受けた。自分を陥れるためには何でもするという恐怖感にも囚われた。 
 
 ショックと怒り、恐怖のため、不眠や早朝覚醒が再発し、精神科医やカウンセラーによるカウンセリングを余儀なくされた。現在も精神科医に処方された睡眠薬がなければ夜も眠れず、不安な毎日を過ごしている。 
 
 セクハラの損害に関する主張の補充として、次のことを訴えている。 
 職場におけるセクシャル・ハラスメントは、職場での被害者と加害者の力関係・地位の差を背景に行われる。被害者は力関係ゆえ拒絶できず、加害者は加害者となっていることに気付かないまま(あるいは気付いていながらその地位を利用して)加害を繰り返す。 
 
 被害者は、加害者の行為自体への嫌悪感、性的自由を奪われた無力感、自らが汚されたような悲しみとともに、今後いつまた被害に遭うのかという恐怖とたたかいながら職務を行わなければならない。 
 
 実際に被害が繰り返され、耐えきれず退職を余儀なくされたり、うつ病、PTSDなどの精神障害をきたすケースも少なくない。また、性的被害に遭った者は、被害を避けることができなかった自分を責め、上手く対応できなかった自分を責める心理に陥る。 
 
 その結果、被害を誰かに相談したり職場に申告することは相当の困難があるし、頑張って申告しても、申告した相手方のちょっとした対応のまずさがさらに心の傷を広げることもある。 
 
 また、厚生労働省の専門検討会において労災認定におけるセクハラの心理的負荷の評価が検討されている。 
 
精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会 セクシャルハラスメント事案に係る分科会報告書(検討のたたき台)↓  
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ggp0.html 
 
 この中でV(強い心理的負荷)として「胸や腰などの身体接触を含むセクシャルハラスメントであって、行為は継続していないが、会社に相談しても適切な対応がなく、改善されなかった又は会社への相談等の後に職場の人間関係が悪化した事案」を挙げている。 
 
 今回の可児市セクハラ事件での原告の状況は、このケースに当てはまる。原告女性の受けた心理的負荷は、セクハラ被害の中でも強いものと評価されるべきものである。 
 
 誠に残念なことであるが、このセクハラ事件の賠償請求相手は当然、加害者である男性なのだが、7回におよぶ公判でもまだ、そこに至っていない。セクハラの相談を受けてからの可児市の対応のまずさ、臨時職員を大切にしないその姿勢に因り、可児市をも被告に加える決断に至った経緯がある。 
 
 さらに、墓穴を掘るように、こともあろうに裁判所に提出する証拠書類を改ざんするという愚挙が発覚した。このことは次回公判10月12日で明らかになるであろう。 
 
 私としては愛する可児市のこれ以上の恥の上塗り、傷口を広げてゆくことは耐え難い。原告女性は、自ら勤めている職場を訴えている。お金のためにたたかっているのではない。女性の名誉のためにたたかっている。  
 
 市は認めるところは認め、反省すべきところは反省し、改善すべきところは改善し、払うべきものは払って、謙虚に真摯に原告の主張に耳を傾けない限り、最高裁まで行くだろう。
 

>> 返信
 

 2011年9月10日(土)
 関市長選
 関市長選挙が行われている。昨日の夜、村上県議とともに、民主党が推薦している尾藤義昭候補(現職:二期目に挑戦)の応援に、関市文化会館に足を運んだ。 
 
 来賓扱いで、高い壇上の後列に座った。来賓だけでも30人近くいる。与野党相乗りというか、呉越同舟という感じで、我が民主党の山田良司衆議院議員が挨拶したかとおもうと、自民党県連の古屋圭二衆議院議員や、たちあがれ日本の藤井孝男参議院議員も挨拶された。 
 
 公明党の県連の代表も挨拶されていた。他、岐阜市長や一宮市長、多治見市長も応援に来られていた。県議会議員も十名以上、関市議会議員は25名中19名が来ていた。 
 
 大ホールだけでは入りきれず、小ホールもいっぱいとのことで、計2000名を超える支援者で埋った。すごい光景だ。ただ、対抗する候補は、実は最近まで民主党の関市議で、今春の市議選では、二位に1000票以上の差をつけてのトップ当選された尾関健治氏(39歳)だ。決して侮れない存在である。 
 
侮れないどころか、かなり肉薄しているとの情報で、尾藤陣営の緊迫した空気が伝わってきた。11人もの来賓の挨拶はそでぞれに特徴があり、とても力が入る。ことに連合岐阜の三尾禎一会長の挨拶には魂が震えた。 
 
 やはり、選挙の場に来ると身が震える。自分も政治家であることを自覚する。中濃の雄、関市の将来の進むべきみちが明日、決まる。
 


   関市の選挙得票数速報によれば、開票の結果新人の尾関けんじ氏が24863票で、現職のびとう義昭氏(20340票)を破って当選されたようだ。
 自公民他、他のほとんどすべての団体が推した現職候補が落選した。三重県松阪市と同じことが、保守的な傾向の強い岐阜県のそれも、ど真ん中で起きたことに興奮を覚えざるを得ない。
 よそのまちのことで、事情も何もわからない私がコメントする立場にはないが、関市民はしがらみの政治を否定し、39歳の清新な市議候補を選んだ。
 もともと、尾関健治氏は民主党員で、私は民主党の会合で何度か尾関氏と会っていた。今回は立候補表明が、民主党が現職の尾藤氏を推進した後だったので、どうしようもない展開だったが、その手続きさえ整っていれば民主党は尾関氏を推すことになっていたかもしれない。
 ただ、選挙前ではそこまでの民意は読み取れなかった可能性は高い。より市民に身近なところで行われる首長選においては、圧倒的な市民パワーの前には、政党推薦というのはほとんど意味を持たないということが分った。
 先の日記を書きながら、尾関氏のホームページを見ていて、この人はいくかもしれないという予感がした。行動的で、とても分りやすい。私も政治家のひとりとして、学ぶべきところは多い。
山根 一男 ..9/12 8:28(月)

  民主党の推薦がなかったから当選したのだ。
現職は民主党が推薦したから落選したのだ。
まだわからないのか?
X ..9/12 9:23(月)

  同感!!
X2 ..9/12 14:13(月)

  自分で自分に同感するな。
O ..9/15 20:37(木)

  Oさんへ
自分じゃないけど・・・
X ..9/16 8:25(金)
>> 返信
 

 2011年9月11日(日)
 可児川豪雨行方不明者捜索再開・ボラバス
 7月17日に、7・15可児川豪雨災害で死者1名・行方不明者2名を出した名鉄広見線アンダーパス現場近くで行った可児川豪雨災害行方不明者のご家族を応援する会主催の『惜別と感謝の集い』以来休止していた捜索活動を9月18日(日)から再開する。 
 
 あの惨事から1年以上経過し、東日本大震災や今回の台風12号豪雨によって多くの犠牲者ならびに行方不明者が出ている。犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに『行方不明者』のご家族と寄り添い、可能な限りのお手伝いをしたい。 
 
 遠くにボランティアに行くことも意義あることだが、可児市民である私としては、遭難前まで平和な市民生活を送っていた同じ可児市民である細田由里さん(46歳)と佐藤正二さん(54歳)が未だ行方不明であることに心が痛む。 
 
 行方不明になり1年2ヶ月が経過し、捜索活動もより難しくなっていくことが予想される。もう海まで流されてしまったのではないかと言う方も多い。だが、それは誰にも分らない。 
 
 探し続ける限り、見つかる可能性はゼロではない。ご家族の思いに寄り添い、可能なところまで、今後も月一回程度のペースで進めたい。9月18日(日)は今までどおり、午前9時30分に、可児市土田の可児川下流域自然公園市営駐車場の前(日帰り温泉施設:湯の華アイランド南)である。 
 
 ただし、その後捜索現場である木曽川下流の「扶桑緑地公園」に移動する予定なので、愛知県方面で参加ご希望の方は、直接扶桑緑地公園児童遊園近くへ行ってもらっても良い。 
 
 なお、お問合せは山根まで(090−1821−4777) 
 


もう一点。先日告知した復興支援!ボラバスねっと・かにかも藤掛ご夫婦主催の『陸前高田行きボランティアバス』の現在の乗車希望者は21名(定員40名)だ。 
 
 今回も遠くは福岡市から、他一宮・恵那・豊川など広い範囲からネットで情報を得て参加を希望してくれている。嬉しいことに、地元可児市の市職員と消防団員の中からも参加希望者が現れた。 
 
 被災地の状況を見ると、まだまだニーズはあるとは思うのだが、受け入れ先の災害ボランティアセンターが仮設住宅の被災者に重点を移すなど、変化があり10月以降もボランティアバスが出せるか保障はない。 
 
 朗報として、これまでに学生など若い人により多く被災地に、より手頃な費用負担で行ってほしいという方々からの義援金が5万円を超えたことから、今回、学生(高校生以上)で参加希望の方には3000円の補助金を出せるようになった。したがって、学生は参加費7000円なる。 
 
 まだ、マスメディアや社会福祉協議会の被災地支援ボランティア希望者への呼びかけ(岐阜県全域予定)ができていない状況で、これだけ参加希望者がいるので、満員御礼になる可能性が高くなった。 
 
 出発は、9月23日(金:秋分の日)の午後8時(集合午後7時40分)岐阜県可児市役所の駐車場である。車で来られる方は、そのまま帰着日の25日(日)早朝までそのまま駐車可能だ。 
 
 24日は陸前高田市でがれきの撤去や、被災地の草刈りなどの作業に携わる予定。午後3時には、作業を終え帰途に着く。インターのある一関市近くので健康センターわくわくランド三嶋の湯という温泉で汗を流してから、可児市を目指して帰って来る予定。(到着予定25日午前7時) 
 
 
 こちらの申し込みはボラバスねっと岐阜のHPか、山根まで 
 
 http://volubus.blog89.fc2.com/
 


  ボラバスのHPで予定を確認していたのですが、丁度22日から24日に群馬県の親戚へお墓参りの予定があり行けずに残念です。随時チェックをしていますので、次の機会には是非参加したいと思っております。
おさむ ..9/13 21:27(火)

  おさむさま、とても残念ですが、お墓参りは大切です。またの機会があればと思いますが、現地の状況や季節のことなどを考えると、今後も一般対象でボラバスが出せるかどうかは微妙なところです。
山根 一男 ..9/16 7:28(金)
>> 返信
 

 2011年9月13日(火)
 可児駅自転車置き場有料化問題 その後
 昨年12月14日に、この徒然日記で書いた「可児駅自転車置場の有料化問題」が現実のものになった。 
 
昨年12月14日の私のブログから↓ 
 
http://www.th21.jp/adiary/diary3.cgi?id=yamanet&action=view&year=2010&month=12&day=14#12_14 
 
 それも来月10月1日(土)に新しい駐輪場はオープンする。正式名称は可児駅東自転車駐車場(写真)と、駅西(総合会館分室がある側)の可児駅西自転車駐車場だ。詳しくは広報『かに』9月1日号に記載されている。 
 
 建屋があり管理人が常駐する駅東駐車場が、一般1ヶ月2000円、大学生以下1500円。屋根だけあって管理人は常駐しない駅西駐車場が一ヶ月1800円、大学生以下1300円である。一時利用については自転車100円、原付(〜125cc)200円である。 
 
 収容台数としては駅東が自転車718台原付33台。駅西が自転車144台、原付10台。合計自転車862台、原付43台…かなり大規模なものだ。 
 
 オープンに伴ない、現在無料の青空駐輪所はすべて閉鎖される。また、これに連動して、今議会で議案第45号となっている『可児市自転車等の放置の防止に関する条例』が可決されれば、即施行される。 
 
 この条例は、市が自転車等放置禁止区域と指定した場所に駐輪した場合に規定により、その自転車(原付含む)を撤去・保管することができ、持ち主が引き取りに来た場合には、撤去および保管料として、自転車1000円、原付2000円を徴収することができる…としている。 
 
 つまり、可児駅(名鉄新可児駅含む)周辺に自転車を停めている人は、10月1日以降、この駐輪場に停めるしかなくなる。今まで、ずっとタダで停めて来た人推定500人以上だと思うが了解しているのだろうか? 
 
 私もうかつだった。12月14日の建設経済委員会を傍聴して、このような市民に多大な負担をかける案件について、慎重にすすめるべきだと言いながら、地元でもないこともあってほとんど問題にして来なかった。 
 
 しかし、具体的な金額を知らされて、驚き、あまりの性急さに怒りを覚えた市民から指摘を受けて、調べ直している。9月21日(水)午前9時から始まる可児市議会建設経済委員会(一般傍聴可能)にも説明を求めて通告を出した。 
 
 結論からいうと議会は、この件に関して昨年12月14日の建設経済委員会をはじめとして、概略の説明は受けている。一ヶ月2000円という案があることも承知している。 
 
 ただし、その時点では、一般1800円、学生1500円にした場合は、市の負担は3550万円。一般1500円、学生1000円にした場合は、市の負担額は7350万円…というシュミレーションが示され、料金は流動的だとされていた。 
 
 ちなみに、12月14日の私のブログを読んでいただいた方には重複するが、もともと可児駅前の駐輪場は、市が1億4000万円ほどの予算で建設する予定だった。 
 
 しかし、財政状況を考え、財団法人自転車駐車場整備センターに委託して1億7190万円で駐輪場を建ててもらい、25年間管理運営する中で建造費や維持管理費を捻出してもらう。25年後には市に返還されるというものだ。 
 
 昨年度中に計画すれば2425万5000円のJKA補助金ももらえるということだった。ちなみにJKAとは競輪・競艇の収益金からの補助金である。市の負担額は総額2620万円(3年分割)で済むというわけだ。 
 
 実際には市の負担は初年度(平成23年度)865万円で済むし、25年間の維持管理費もいらない。自前で建てれば1億4000万円、維持管理費は推定一ヶ月71万9000円ほどかかる見込みだ。 
 
 受益者負担の原則もあり、自転車駐車場整備センターに委託して、利用者には応分の負担をしてもらうことについて市議会も特に反論はなかった。この団体に無償で市の土地を貸与する議案にも賛成している。 
 
 ただ、料金設定などその後の詳細については、説明さえ受けていない。広報『かに』の9月1日号で初めて知ったしだいだ。これまで無料で駐輪していた可児駅利用者も、9月5日頃に各々の自転車の網かご等に入れられた案内を見て初めて知らされたようだ。 
 

 写真のような10月から有料になりますよ…という看板は、6月中旬から立てられており、それなりに有料になることは周知されていただろうと思われる。広報『かに』の6月15日号でもそのことは告知されていた。 
 
 この件を担当する、都市整備課にも特に問合せや苦情はなかった。だが、9月5日以降、具体的な利用料が発表されると、問合せ先である自転車駐車場整備センター名古屋事務所には、相当数の問合せがいっているようである。 
 
 近隣の駅の駐輪場の利用料を調べてみると、隣の日本ライン今渡駅が、民間業者で一ヶ月2000円のところと、1500円のところがあり、名鉄協商が設置している駐輪場は管理者ありで屋根付1000円である。少し離れた国道21号線上には青空だが可児市が設置した無料駐輪場がある。 
 

 さらに名古屋寄りの西可児駅には、民間業者は一軒で、一ヶ月2000円、他には青空だが可児市の無料駐輪場が二ヶ所ある。また、お隣の市だが、JR美濃太田駅には、美濃加茂市が設置した立派な屋内駐輪場があり、こちらは利用料は無料となっている。 
 
 料金設定については、民業圧迫にならない価格ということだったが…昨年までは名鉄新可児駅前で営業していた自転車預かり所は今は閉鎖され、可児駅周辺には民間の駐輪場はない。 
 
 相場を考えれば、美濃太田駅は別として、一ヶ月2000円(学生1500円)は、滅茶苦茶高いという料金ではない。ただ、これまで無料で停めてきた人、それも特に夫婦とか、兄弟で利用する人にとってはショックが大きい。 
 
 駐輪場料金は通勤手当ても出ないだろう。夫婦であればいきなり月4000円の出費となる。それも、早くから知らされ覚悟を決めていればまだいいのだが、9月5日に知らされて、9月25日から先着順に申し込み受け付けますという一方的な知らせだけでは納得のいかない人もいるのではないか? 
 
 それも、問合せ先は名古屋の自転車駐車場整備センターとなっている。有無を言わせない構えである。すでに市では今年度の当初予算に組まれており、利用料金が2000円前後になることは、3月の時点で分っていたはずだ。 
 
 網かごにお知らせを入れるなら、せめて3ヶ月前には具体的な金額を示すべきではなかったのか?情報公開・市民への説明責任をモットーとする冨田市政としては、ちょっと配慮不足だと思う。 
 
 名鉄広見線(新可児駅〜御嵩駅間)の存続のために、3年間に9000万円(御嵩町は2億1千万)を支出している市の政策とも、多少の矛盾を感じる。 
 
 せめて、昨年12月14日に提示されていた一般1500円・学生1000円(市の負担は3年間で7350万円)にはならなかったのだろうか?25年の償還を30年にすることはできなかったのだろうか? 
 
 しかし、私自身、議員として概略の説明を受けながら今まで何もして来なかったのだから、あまりえらそうなことは言えない。10月1日は目と鼻の先だ。管理の行き届いた駐輪場で2000円は当然だと思う利用者もいることだろう。混乱もなく新しい駐輪場に移行できることを祈る思いだ… 
 
 この件、ご意見のある方は可児市建設部都市整備課 0574−62−1111まで 
 


  可児駅駐輪場を利用してますが、12月には料金決まっていたのになぜ直前になって発表するんでしょうか?こんな大事なことなら事前説明会があってしかるべきですが そのような事も一切ありませんでした。
結局たった2600万で作るために利用者に公営なのに多額の負担を押付けてるという事をこのブログで知りました。私も事実を知らない知り合いの利用者達にもこの現実を話して抗議の声をあげていきます。
東海子 ..9/15 7:23(木)

  じゃあ使うな!
利用しないのに税金を使われる市民の方が多いことを忘れるな!
いやなら歩いて行きなさい。
山根さんも無責任な事を書かないでください。
逆の立場なら、「これだけの利用者のために税金をこんなに使って・・・」と批判するのではないですか・・・
相変わらずのパホーマーンスですね・・・
X ..9/15 8:39(木)

  あれだけの放置自転車を取り締まるには多少高くても有料にするしかないでしょう。受益者負担は当然です。
なぜ、自転車利用者が多いのか。それは駅と住まいを行き来する交通手段がないからです。さつきバスだってもっと工夫し朝夜の通勤時間帯に走らせるとかすれば利用者は増えるはず。名古屋の市バスがなぜ重宝されるのか?路線により運行本数はまちまちだけどバス停の多さやきめ細かさがあるからです。名古屋市交通局も多額の累積赤字を抱えているが誰も止めろという利用者は居ない。赤字でも貴重な市民の足として役目を果たしているからです。
可児市民 ..9/15 10:30(木)

  可児駅駐輪場を利用している者です。駐輪場使用者で一部マナーの悪い方が見受けられるので有料化・受益者負担は結構ですが、利用料金については、近隣駅との比較、可児駅周辺の地価相場を考慮しても割高と考えます。利用料金払いたくないというクレームでなく料金設定の見直しの意味で市役所に電話してみようかな‥。毎月2,000円は厳しいです。マナーよく安心して利用できるように希望します。
チャリ子 ..9/15 12:37(木)

  他の地方議会では、議員の1/3が反対しています。可児市議会議員は何をしているのですか↓http://yonenet.weblogs.jp/blog/2009/10/index.html
納税者 ..9/15 22:52(木)

   さまざまなご意見・ご批判ありがとうございます。私は無責任にこの件を書いたのではありません。無責任というなら、何も触れないのが一番です。
 また、自転車駐車場整備センターが天下り団体であるというご指摘がありました。私もたいがいそうであろうと思っていましたが、情報提供ありがとうございます。
 ただ、それだけでこの団体を否定するのは現実的ではありません。1億4千万の建物を建てて、月70万円からの維持費をずっと払い続けるという選択には反対です。
 問題は、市民生活に直結する負担増に対して市議会の関知しないところで料金が決定され、告知後1ヶ月も時間を置かずに有無を言わさずに執行してしまう、利用者・市民・議会をないがしろにした進め方にあります。
 ただ、私のひとりよがりでもいけません。今は問題点を指摘しているだけです。問題と感じる人が少なければそれで終わります。
 利用者の方や市民、他の議員がどう感じ、どのように反応するか。それによって動き方が変わります。
山根 一男 ..9/16 7:53(金)

  国保税なども知らないうちに
知らない人達の会議で
値上げ決めてましたが、
可児市は昔から好き勝手方式です。
映画なんか誰も作れるわけ無いのに
贅沢過ぎるアーラ
市役所の増設もそう。
それらを看過している市民にも
大きな責任が有ると思います。

冨田氏になっても変化無しは情けないですね。
『日本一の市民主権のまちにする』とは片腹痛い。
 
 東北でボランティアしている暇あるのでしょうか? と言う話にもなります。
 お願いしますよ!
職員等 ..9/16 17:06(金)

  業者選定について皆さんと情報共有させていただきます。
(財)自転車整備センターHPより
役員名簿
http://www.jitensha.jp/yakuin.pdf
財務諸表
http://www.jitensha.jp/syusi.pdf
CF計算書
http://www.jitensha.jp/syusi.pdf
山根先生は「問題がなければ動かない」と仰いました。昨冬の協議会では先生方は当然上記委託先資料も検討されたのですよね。
一部疑念事項を羅列します。
@役員のうち、7名が国交省・建設省OB
A収支の補助金収入が4億2千万円だが税金の再投入か。
B借入金収入1億円、借入金返済1億円は資金繰りの不安定さの表示か。
C業務委託料支出39億円は高額であるが、偽装請負トンネル法人ではないのか。
D管理人件費支出とは、主として役員分か。その場合過大役員給与に該当しないか。
E当期収支・キャッシュ増減とも欠損法人だが事業として成り立つのか。資金繰は大丈夫か。
等々ありますが協議会では充分な議論をされたうえで「問題ない」と決済されたのですね。市民にかかる貸倒リスク等も想定済なのですね。市議の先生方は有権者からの上記質問に回答して下さいますね。「問題がない」とは私には思えませんが、もし回答できない先生がおられましたら特別決算委員会は時間と報酬のムダですので中止すべきです。可能ならば今一度再考頂きたいのです。これは駐輪場だけの問題ではありません。利用料を払わないという狭義的なものでもありません。「人が好き」な富田市長のマニフェストにかけて誠意ある再協議・対応を求めます。業者丸投げで市財政に有利と本気で仰るならば市役所庁舎・敷地を赤字財団に25年間無償貸借にして人件費も赤字財団の業務委託に丸投げして不動産賃貸業自治体に成り下がる覚悟はおありですか。山根先生・富田市長を尊敬すればこそ安易な市財政運営をしていただきたくないのです。何卒宜しくお願い申し上げます。
シトワイヤン ..9/17 2:26(土)

  http://www.jitensha.jp/
(財)自転車整備センターHP  ↑ ↑

議会も通って無いようですし
決定までの過程が全く不明ですね
新市民 ..9/17 11:16(土)

  もはや高額使用料がどうこうというより、重要案件なのに市民どころか議会すら飛ばされているとは、これは、市民への説明不足で市長リコール運動の起きている中津川市どころの問題では無いと思うのですが…。
新人類 ..9/17 15:23(土)

  天下り法人に毎月2千円支払う
建物を建設しても

1.利用者が確実に減少⇒さらに廃線の危機
 (御岳町にも迷惑が及ぶ可能性有り。)
2.地元業者は建設に無関係で市や市民への
 収入はほとんど無い。
3.利用者(市民)に了承を全く得て無い。

 可児の駐車場、一年で5千円の場所もあったかと思います。
自動車よりも高い料金の
唐突な負担増、市民は、馬鹿にされています。

 市議らは何をしているのでしょうか。
自分達も困るはずです。
ミヤタケ ..9/17 15:33(土)

  山根さん
>利用者の方や市民、他の議員がどう感じ、
>どのように反応するか。それによって
>動き方が変わります。

なぜ人事のように言われるのでしょう
色々な人 驚いてますよ。
市民第一主義では無いのですか?
この2千円 被災地に送った方が有益ですし。

 被災地第一主義?
職員等 ..9/19 21:57(月)

   さらに多くの方のご意見やご批判をいただけたことを感謝いたします。久しぶりに大きな反響があったこと自体、この件を問題と感じている方が存在するであろうことは想像できます。私も市民の代表として、この件の問題点を提起し、議会でも質疑します。
 ただ、その料金設定のあり方や、市民への告知のしかたに問題があったにせよ、抜本的な部分では、駐輪場の経営を外部に委託し、利用者から適正な料金をいただくという点に反対しているわけではありません。
 いずれにしても、当事者(新たに使用料金を支払う利用者)の方々がどの程度この件を問題に感じ、料金設定の見直しなどを希望されるのか分らない時点では、それ以上の動きはできません。
 もしかしたら大半の方は、駅前が美しくなり盗難等の危険性が大幅に減ることに賛同しているかもしれません。
 残念ながら現時点では、姿の見えないネット上のやり取りがあったという…参考意見程度でしかありません。
 とりあえず、ご意見いただいている方や当事者の方の中で、21日(水)午前9時からの建設経済委員会を傍聴する方がいれば状況は少し変わります。
山根 一男 ..9/20 4:47(火)

   瀬田幼稚園を勝手に廃止決めた時は
あたふた説明会を開催、
何百人も押しかけられた事を
もう忘れたのでしょうか。
 全く同じ図式ですね。
これでは、冨田新市長の意味無いですよ。

>大半の方は、駅前が美しくなり
>盗難等の危険性が大幅に減ることに
>賛同しているかもしれません。

↑ 作ってしまい、契約もしてしまった
のだから、そのように
プラス思考に考えざるを
得ないのではないか。

 どうせ可児市民は馬鹿ばっかだから
自転車置き場程度では誰も逆らって
来ないだろうと安易に考えている
役人の姿が見える。 

 生活に影響及ぼす人も多いはずです。
さらに、増税も待っていそうです。
給料も上がらず、雇用問題も深刻、
最近は寄付やボランティアまで
何度も請求されますし。

 市民の生活を正当に考慮していない
役人ら こんな台風の時 又、大丈夫か。
アンダーパス裁判起こされ無くて
ほっとしている姿が目に浮かびます。

 役所は市民を完全になめてますね。
それを何とも感じない
市議会議員達も凄い。

 市民不在で役所の提案に異議なしで
考えもせず勝手に決めてしまう事が
多過ぎるので、
全国的に市議会議員不要論が出てくる
訳です。

“(市民、議員等)周囲の空気を
読んでから(山根は)動き方
を決めます。”と言う意味なら問題です。
ご自身の考え、主体性は無いと言う事?

 支援者(市民)の代表と言う
ご認識が無いのですね。
 
 せっかく早い段階で情報を得て問題意識も
明確にされておられたのに、残念です。

それから、今さら議会で質問さえ
すれば良いと言うものでも無いと思います。
職員等 ..9/20 19:50(火)

  パホーマーですから・・・
Y ..9/21 8:17(水)

  本日建設経済委員会の傍聴に向かいましたが悪天候の為中止との事でした。それは仕方ないですが。
市の見解を自分の目で確かめたかっただけに残念です。結果的に傍聴はできませんでしたが実際に出向いた人がいるという事だけは山根議員に認識して戴けたらと思います。
新人類 ..9/21 10:56(水)

  新人類さんご苦労様でした。しかと認識いたしました。建設経済委員会は、26日(月)に順延となりましたが、時間が許すならばぜひまたおいでください。しっかりと市役所の対応を質したいと思います。
山根 一男 ..9/23 1:03(金)

  少し議論の整理をする必要があるのではないでしょうか?

@ 今回可児駅に駐輪場が一つしかない事が、市民の選択する余地を奪っているが、仮に民間で1,000円程度で貸し出す場所が現れたらどうか。(今までは無料だったので民間の駐輪場は登場しなかった)
A 今渡の無料駐輪用でもシルバー人材センターの人が交代で管理にあたっている。その経費は税金である。(違法駐輪の対策には常に税金が投入されている)
B 仮に駐輪料金を値下げしたとして、その手当はやはり税金である。
C 少し生意気を言えば、こういう施設が出来ることを知っておきながら今まで意見を言わなかった議員の資質が問われる。

結論
反対運動をしている人間は、その負担を税金に押し付けず、可児駅周辺に無料ないし格安の駐輪場を運営するNPOなりまちづくり事業団体を立ち上げる。

以上、
伊藤英生 ..9/25 21:56(日)

  伊藤英生さん
シトワイヤンさんの意見と下記
http://yonenet.weblogs.jp/blog/2009/10/index.html
に対するまとめ及び反論が無い上
C議員の資質問題を鑑みた結論では
無いように思いますが答弁お願い致します。

今となってはNPOなどの業も一案かも知れませんが
 一番困るのは日々の労働だけで大変な
通勤利用者です。
この方々に年間で21,600円、
毎年、自転車二台買えるお金を支払らわず
放置したら強制的に没収と言うシステムです。

“反対運動をしている人間”とは誰の事を
指しておられるのか不明ですが
一番困っている忙しい人達に
組織を作り防衛せよとは
いささか酷では無いでしょうか。
 その為の市民の代表たる議員の職務が有ると
私は理解していますが違いますか?

職員等 ..9/26 17:13(月)
>> 返信
 

 2011年9月14日(水)
 決算特別委員会開催中! 
 昨日・今日・明日と可児市議会では、決算特別委員会が開かれている。平成22年度可児市一般会計や特別会計について、各常任委員会所管分野ごとに集中質疑がされる。 
 
 昨日が、総務企画委員会主管分野、今日が建設経済委員会所管分野、明日が文教福祉委員会所管分野である。質疑項目は原則2日前の事前通告制で、昨日、今日とそれぞれ40項目以上の質疑が相次ぎ午後2時過ぎまで続いた。 
 
 質疑終了後、議員(20名)と議会事務局だけで、可児市議会として平成22年度決算の審査を経て、平成24年度予算に反映すべきこと、付帯意見などを協議する場が設けられる。 
 
 議員間の協議というのは、実は以前はほとんどなかった。執行部の出してきた議案に対して、議会として賛成・反対(今まで反対は記憶にないが)は言えても、議会としての意思をまとめるという作業は、あまりなかった。 
 
 議員間で活発に議論すること自体が先進的といえる。もちろん8月現在全国に809ある市議会の中には、もっと進んだ市議会もあるだろうが、おそらく旧態依然とした市議会のほうが多いと思う。 
 
 その根拠としては、昨年の日本経済新聞社産業地域研究所の調査結果によれば、地方議会の改革度で可児市議会は全国49位、岐阜県内トップに位置づけられているからだ。 
 
 その理由として、前議会広報特別委員会委員長だった渡辺重造元議員によれば、本会議のケーブルTVでの公開、議案に対する各議員の賛否の公開、政務調査費の領収書の1円からの添付・使途の公開、一問一答方式の採用などにあるという。 
 
 可児市議会はまだまだ、改革の余地がたくさんあるとは思うが、今回の改選で新たに6名の新人議員も参入し、また、議長の可児慶志議員も前例に捉われず二期連続就任となり、さらに改革のスピードを上げつつある。 
 
 私としても、すでに議席でいえば中堅を飛び越してベテランの域に達しつつある。個としての議員活動もさることながら、議会全体としての動きをつくり上げてゆくことに、よりいっそう力を注ぎたい。
 

>> 返信
 

 2011年9月15日(木)
 決算特別委員会 集中質疑三日目
 朝9時から可児市議会決算特別委員会があった。質疑は三日目、文教特別委員会所管の平成22年度可児市一般会計・特別会計についてのチェックである。特別委員会といっても、議長・監査役を除く、市議20名で構成されている。 
 
 文教福祉委員会所管とは、市役所でいえば教育部と健康福祉部の所管(民生費)の分野で、金額でいえばもっとも多い。 
 
 平成21年と22年度の比較でいうと教育費が41億7千万円(以下すべて概数)から、40億円に減っている。民生費は子ども手当ての関係で、66億円から83億3千万円に26%上昇している。 
 
 この他に大きな決算(特別会計)では、国民健康保険事業92億4千万円、介護保険43億6千万円がある。というわけで、今日はわずか数時間で平成22年度可児市一般会計・特別会計の教育・福祉関係歳出の259億4千万円について20名の議員で審査した。 
 
 事前通告による質疑は25項目で、一昨日総務企画分野の45項目に比べて少なかったせいか質疑そのものは、午前中で終わった。 
 
 どんな質疑があるのか、かいつまんで紹介する。 
○外国人子どもの修学支援基金が6000万円の目標に対して、5636万円に達している。どのように活用するのか?⇒ばら教室の建て替えに使う予定。 
 
○社会福祉費の中で、セーフティネット支援対策事業補助金の国庫への返還金が1100万円もあるが何故か?⇒約1400万円の国庫補助金があったが、利用者が数件で残った1109万円を国に返した。 
 
○車椅子ツインバスケットボール(33万8千円)、福祉芸術際(47万4千円)毎年同じ事業だが、啓発になっているのか?⇒各120名、300名の参加者があり一定の啓発効果はあるが、福祉芸術祭は今年度はお休み、車椅子ツインバスケットボールはやり方を工夫する。 
 
○ふれあいホーム運営事業(194万4千円:利用者13名)は、いつまでも保護者会ではなく、社会福祉協議会等への運営委託できないか?⇒現状では受け手がなく、それはできない。 
 
○福祉医療助成事業(子ども13934人利用:4億1千万円/重度心身障がい者3084人利用:4億円/母子家庭等2041人利用:6500万円/父子家庭215人利用:600万円/高齢者の健康増進のための保険外はり・きゅう・マッサージ等施術助成金1744件:175万4千円 合計9億2900万円)  
 この事業は利用者のモラルにより助成金額が増減する傾向がある。利用者のモラル向上を促す広報活動が必要だと思われるが、どう考えるか?⇒医療費抑制の観点からも必要なことだが、難しい問題でもある。無駄な医療費は排除して活用されるようにしていきたい。高齢者の健康のなめの保険外はり・きゅう・マッサージ等施術助成金は、見直しの時期に来ている。 
 
○すくすくきっずネットワーク事業「アフリカを知ろう」開催の子育て団体に対する助成金140万円は多すぎないか?⇒これは自治総合センターからの助成金で、一団体への助成ではない。二日間で2000人の参加者があったイベントである。 
 
○教育基本計画策定事業の策定委託料294万円について、教育の根幹になる基本計画を外部に委託しなくてはつくれないのか?⇒大半は職員がつくるが、コンサルの持つスキルやノウハウをアドバイスしてもらった。 
 
○外国語教育推進事業(1762万7千円:4名)で外国人指導助手が昨年より1名減っているが、(マイナスの)影響はないか?⇒学習指導要領の変更によるもので、特に影響はない。 
 
○小学校施設改修費で、帷子・南帷子・桜ヶ丘小学校焼却炉撤去工事費453万3千円で、他に廃棄予定の焼却炉はあるか。ダイオキシン排出規制対応焼却炉なのか?⇒規制されるようになって今までずっと使われて来なかった、適切に処理する。 
 
○学校給食センター費(7億2819万円)について、学校給食センター業務委託料に呼応する物品貸付収入はいくらか?⇒シルバー人材センターからの派遣者の作業着洗濯費用等、精査する。 
 
ここからは私の質疑↓ 
○発達障がい児らを預かる日中一時支援事業は、支給決定者が平成21年度の126人から22年は148人に、22名増えただけなのに、支給決定額は1329万7千円から4397万8千円に330%増である。何故、こんなに増えたのか?⇒平成22年度に川合地区に新たな事業所がオープンしたので増えた。 
 
○地域医療支援事業で、中濃厚生病院(関市)救急救命センター運営事業負担金(44万4千円)で、可児市からの利用者は何人か、いつまでこの負担は続くのか?⇒全利用者1801名のうち可児市からは7名。今後も負担はずっと続く。 
 
○教育研究所経費の中の不登校児童生徒に対しての学校復帰支援事業(スマイリングルーム・心の電話相談員・学校支援委員等報酬492万3千円、臨床心理士、フレンドリーカウンセラー等謝礼117万9千円、IT教材システム借上げ料49万9千円)での成果は?⇒不登校児童生徒8名のうち6名が学校に復帰できた。 
 
 まだまだ延々とあるが、この辺で留めておく。中には私の聴き違いもあるかもしれないし、短い文章ではとても語りつくせない議論もあったので、もし、違っていたり、ご意見があればご指摘いただきたい。(執行部からも) 
 
 約260億円の決算となると、想像を超える物量となる。本当は普段からのチェックが必要で、本音をいえば20名の議員の目だけではチェックしきれていない部分もあるかもしれない。 
 
 皆さんから附託をいただいた議員として、最大限勉強しながら決算を見る目を肥えさせなければならないが、すべての分野に精通できるものではない。 
 
 それぞれの分野に詳しい方や、現にその分野で働いている方、会計の知識が豊富な方、多くの方の知識やアドバイスをいただきながら、私たちの納めた税金がどのように使われているかチェックできる体制ができるといい。 
 
 いずれにしても膨大な時間と手間が必要である。どなたか、手伝っていただける方がいればありがたい。
 

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 2011年9月16日(金)
 青年海外協力隊を支援する会 壮行会
 岐阜駅アクティブG2Fで岐阜県青年海外協力隊を支援する会と、JICAボランティア岐阜県OV会(青年海外協力隊岐阜県OB・OG会)主催の壮行会があり、夫婦で参加した。 
 
 今月26日より、息子、大典(だいすけ)がブータンに行く。今週初め息子は可児市長のところへ出国のあいさつに行き、今日は県庁の担当部署を訪ねた。本当なら古田知事を尋ねるところだが、生憎知事は怪我をされてやっと復帰されたばかりなので、今回は見送られた。 
 
 なんでも、古田知事は外務省職員時代に、青年海外協力隊を担当されていたことがあるということで、この分野にはかなりお詳しいとのことだ。 
 
 7月以降、二ヶ月半ほど息子は長野県の駒ヶ根市にあるJICA(独立業生行政法人国際協力機構)の研修所で語学研修などを受けていたようだが、なんとその間に皇太子殿下にも謁見(この言葉が適切かどうか分らないが)して、お言葉をかけられたそうだ。 
 
 なんでも注意事項としては、殿下には話しかけてはいけない。話しかけられたら…初めて答えるようにということらしい。 
 
 こういった一連の訪問はすべてレールが敷かれているようだ。確かに国を代表して、世界各地に出向いて2年間働く。これまでに3万6千人もの人が青年海外協力隊および、シニア海外ボランティアとして世界各地で活躍してきた。 
 
 岐阜県からも、今行っている人だけで60人くらい、今日の壮行会でも他に、モンゴルへ行くパソコンインストラクターの方と、サモアへ冷凍器機空調の技術を伝えにゆくシニアボランティアの方が一緒だった。 
 
 息子はブータンで何をするかといえば、小学校の体育教師らしい、それも子どもたちに教えるだけでなく、ブータンの体育教師にも教えるとのことだ。 
 
 今年4月に大学を卒業したばかりで、教師経験もない息子に務まるのだろうか…という不安はあるが、ともかく2年後には無事で帰ってきてほしい。 
 
 10月20日(木)午後6時30分からなんと可児市の可児市多文化共生センターフレビアにて、JICAボランティアの体験談&説明会がある。1岐阜県では岐阜市と可児市でしか開催されない。 
 
 これも何かの縁を感じる。一度様子を見てみようかと思う。シニア海外ボランティアとしては、今年2月に可児川豪雨災害行方不明者捜索で、驚異的な体力を持つ65歳の山路さんもアフリカのモザンビークに行かれた。この方も若葉台の方だった。世界中で活躍している彼らのことを思うと自然に熱くなる。 
 
 JICAホームページ↓ 
 http://www.jica.go.jp/ 
 
 

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 2011年9月17日(土)
 協友祭・ラジオ出演
 協友祭というのは西可児中学校の体育祭のことである。雨のせいで朝9時スタートの予定が、9時20分ということになり、その時間にまた雨が降り、結局10時スタートとなった。 
 
 開会式には県議も含めて6人の議員がいたが、気がついてみると私と、現在西可児中PTAの副会長でもある山田喜弘議員しかいなかった。私も11時半頃まで観ていたが、次の予定のために辞したあと、またすごい雨になった。その後も継続されたかどうかは知らない。 
 
 午後から犬山市の犬山城の近くにあるコミュニティFM放送、あいほくFMの放送局「まちの放送局」へ行った。私はメインではない。9月23日(金)午後8時可児市役所駐車場から出て岩手県の陸前高田市へのボランティアバスの運行を主催する藤掛辰教&渚さんご夫婦がメインだ。 
 
 可児にもコミュニティFM(FMでんでん)があったときはよく出させてもらった。多治見のFMぴぴにもずいぶん前に出たことがある。あいほくFM(愛知北エフエム放送株式会社)は初めてのことである。 
 
 この日は、以前に若葉台よもやま大学で野外コンサートをやっていただいたり、この間の選挙ではウグイスさんまでやっていただいた春ななみさんがパーソナリティをしている。 
 
 
「まちの放送局」は、前を通ったことがある程度だったが、古い民家を改造した放送局で、この日はスタッフも含め全員女性で運営していた。春ななみさんは、今でも名古屋の金山駅で路上ライブを行っているシンガーソングライターである。 
  
 びっくりしたのは、ななみさん自身が生で持ち歌を立て続けに歌っていた。放送局の前は犬山城に続く古い町並みで、道往く人が皆、ななみさんを観て微笑んでゆく。とても素敵な空気が流れていた。 
 
春ななみさんのピュアな歌声↓http://nanami-m.cocolog-nifty.com/about.html 
 
 藤掛夫婦はまだ20歳代、7月9日に結婚したばかりだ。スタジオに入るのも初めてということだったが、とても落ち着いていて堂々とボランティアバスの案内や石巻市でのボランティア経験などを話した。 
 

 20分間ほどだが、とても楽しく放送できた。もちろん生放送だ。ラジオの場合、放送された自分の声などを自分で聴くことはまずない。だから、本当に自分の声が電波に乗ったのか…実感できにくい。 
 
 あいほくFMの音の聞こえる範囲には30万人以上の人が住んでいる。誰か聞いていてくれて、少しでも反応があればいいが、愛知県では少し望み薄だ。 
 
 今年末には、可児市にも新しいコミュニティFM放送がオープンしそうだ。ケーブルTV可児が音頭を取り、廃業したFMでんでんの資産を買収し新しいFMラジオ放送局がオープンする。 
 
 コミュニティ放送局は、防災面での貢献を期待されるが、本来は日々の交流事業が大切な仕事である。可児にも新たなコミュ二ケーションツールとしてのFM放送局が早くオープンしてほしい。 
 
 そして、なるべくなら市民参加型のコミュニティFMを目指してほしい。今年末か来年春オープン予定の可児のFM放送にとてもとても期待している。 
 

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 2011年9月18日(日)
 再開!7.15可児川豪雨災害行方不明者捜索
 7月17日の『惜別と感謝の集い』以来、休止していた捜索活動を今日から再開した。通算では24回目の捜索活動である。天気が心配だったが、ふたを開けてみたら、うだるような夏日で、風もほとんどなかった。 
 
 集合場所は、これまでと同じ可児市土田に可児川下流域自然公園だが、メインの捜索活動現場としては、木曽川下流の扶桑緑地公園であった。木の枝や根っこ、竹や笹などがものすごく堆積している場所だ。 
 
 今日は、行方不明ご家族の方や常連のメンバーの他に、新たに3人の方が参加してくれた。そのうち二人は、今度9月23日夜8時に可児市役所駐車場から陸前高田行きのボランティアバスを出す藤掛辰教・渚夫妻だ。 
 
 現役消防団員でもある辰教氏は、若さもあって大活躍してくれた。ただ、皆今日の暑さには参った。作業は連続して20分くらい続けるのがやっとだ。大量の水分を取らないとバテてしまう。 
 
 思えば、昨年の9月は4週連続捜索活動を続けたのだった。毎回の参加者は80名前後だった。今から考えたら、よく熱中症などで倒れる人がなかったものだと感心する。 
 
 作業はたいへんといえば大変だが、集まってきた人たちは皆、純粋なボランティアであり、気持ちよく作業を続けられた。15時30分で捜索活動は終了した。せいぜい50cmほど掘り進んだだけで、この先どれくらいかかるか想像もできないが、探し続ける限り発見の可能性はゼロではない。 
 
 23日発の陸前高田行きのボラバスも今日の作業中に電話予約が相次ぎ、ついに40名の定員に達した。この先は、下呂市のKIプロジェクトが、同じ23日夜発の日程で石巻市行きの復興支援ボラバスを美濃加茂市の日本昭和村駐車場から出しているので、そちらを紹介することになる。 
 
 若い藤掛夫婦の呼びかけに多くの方が賛同し、出発5日前に満員御礼ということになった。参加者の年齢層はかなり若い。まだまだ元気で行動力のあるボランティアが沢山いることが心強い。 
 
 捜索活動も今後の予定は、10月16日・11月20日・12月18日(いずれも日曜)午前9時30分、可児川下流域自然公園市営駐車場(湯の華アイランド傍)前集合で行う。多少体力のある方ならどなたでも参加できる。東北まではボランティアに行けないという方も、ぜひ身近な可児市民の行方不明者捜索に力を貸してほしい。 
 
 問い合わせは⇒可児川豪雨災害行方不明者のご家族を応援する会事務局 山根一男(090−1821−4777または、yamanet@ma.ctk.ne.jp) 
 

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 2011年9月19日(月)
 可児やすらぎの森
 三連休の最終日、孫たちが来たので急きょ、近くのやすらぎの森でバーベキューをすることにした。ここは長坂の先、犬山市との境(東帷子)にあり、うちから10分もかからない。近所のスーパーで材料を買って気楽に行ける。 
 
可児やすらぎの森↓ 
http://www.kani-kankou.jp/play/play.php 
 
 以前からやすらぎの森にバーベキューする場所があることは知っていた。何年か前から使用料金も要らなくなったということで、一度使ってみたいと思っていた。 
 
 予約は要るということなので、電話して行ったが、その規制の厳しさにいったんは、別の場所に変えようかと思った。それでも、遠くに行くには時間もないし、行ってみることにした。 
 
 着いたのは、もうお昼を回っていた。まず、規制の第一は3時までに、すべてきれいにしてバーベキュー広場を出なくてはいけない。…これは来るのが遅かったので、あまり文句は言えないかもしれないが、なんとなく気ぜわしい。 
 

 びっくりしたのは、カセットコンロなど、炭以外での調理は禁止だ。鍋ややかん・包丁の持ち込みも禁止とある。使用した食器類などは、洗わずに持ち帰りください…とのことだ。 
 
 いつもご飯はガスコンロやガソリンコンロで炊いていたのでそれができない。食材は、家で切ってきて、現地では焼くばかりになってなければならないので、途中スーパーで食材を買って来て、焼く前に切るということもできない。 
 
 スープや味噌汁もお湯を沸かすことすらできないので、家からお湯を持ってきてインスタントの味噌汁しか飲めない。ご飯は炊けないので、家からおにぎりを持ってくるしかないが、私のように思いつきで来る者は、そんな時間もないのでコンビにおにぎりで我慢するしかない。 
 
 ペットの同伴も禁止だそうだ。カセットコンロの使用が禁止なのは、爆発の危険性があるからだそうだ。しかし、昨今のキャンプ製品を見れば、カセットガスによるコンロは定番アイテムである。 
 
 確かに、ここはバーベキュー広場となっていて、デイキャンプ場ではない。洗い場なども、水の飲み場しかなく、皆が食器を洗われたら困るのだろう。 
 
 しかし、これでは規制だらけで、また来ようという気にはなれない。実際、秋の三連休の最終日だというのに、公園に来ている親子連れなどはぱらぱらいたが、バーベキュー広場を使っていたのは私たち家族だけだった。 
 
 可児市には公式にバーベキューができるのは、ここと兼山の蘭丸の里公園だけだ。自然豊かな可児市にあって、ちょっと少なすぎる。そのうちの一ヶ所が、こんな上から目線の管理者の都合ばかりで、利用者の利便性や楽しんでもらおうという発想のない施設では心寒い。 
 
 可児市の公園整備事業費は平成23年度予算で1億300万9千円にもなる。そのうちの4,560万7千円が公園管理委託料である。 
 
 冨田市政の最も中心になるキャッチフレーズは『安心して楽しく暮らせる可児市づくり』である。選挙公報には、休日にリフレッシュできる多様な環境づくり…という項目もあった。 
 
 市民が気楽に安価に利用できるデイキャンプ場、自然に恵まれた可児市ならもっとあっていいと思う。公園管理等をただ、管理のための管理しかできない団体ではなく、公募によりNPO法人など自然と親しみ、能動的に地域資源を活かせる、ホスト感覚のある団体に委ねてみる(可児になければ育てる)のも良いと思う。 
 
 可児市には団塊世代の方だけで7000人はいるという。豊かな発想を持った、経験豊かな人たちが三人集まればNPOは創れる。お小遣い程度は稼ぎながら、社会に貢献したいという元気な人がいればぜひ応援したい。
 

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 2011年9月20日(火)
 総務企画常任委員会 傍聴
 可児市議会は休会中であるが、今日から三日間、毎朝9時から常任委員会が続く。初日は総務企画委員会、明日9月21日が建設経済委員会、22日が文教福祉委員会である。 
 
 今議会(九月定例議会)の最大の議案は、22年度可児市一般&特別会計の決算であるが、その件は先週三日間かけて決算特別委員会で審議されたので、今日からの三日間はそれ以外の議案審議となる。 
 
 なお、それぞれの委員会で審議され委員会で決議されたことが、最終日9月30日の本会議で報告され、採決に付されるがまず99%委員会での決定が本会議でも追認され、最終議決となる。 
 
 ただ、議案審議ばかりではなく、その委員会が所管する事項の報告や、今後議会に議案として上程される案件などの説明があったりする。 
 
 今日のテーマで行くと、ケーブルTV可児事業報告およびコミュニティFM事業計画についてや、組織機構再編に関する条例(来年4月以降の市役所の組織改革について)に関する情報、いじめ防止第三者機関に関する提言など、興味深い案件が目白押しである。 
 
また最近、変わったことがある。それは補正予算について、それまでは各常任委員会の所管ごとに割り振られて審議していた。それが、分割審議は好ましくないという国の方針により、すべて総務企画委員会に付託されるようになった。 
 
 これは正直言うと建設経済委員会や文教福祉委員会に所属する議員にとってはあまり面白くはない。自分たちの専門分野の補正予算の是非を、専門外の委員会で協議して決めてゆくからである。 
 
 ただし、各常任委員会にどれほど専門性があるかと聞かれれば、あんまり自信を持っては答えられない。常任委員会は、毎年変わるので大概の議員はすべての常任委員会を4年のうちには経験する。 
 
 それにしても、今議会において諮られている可児市一般会計補正予算(23年度)は、12億3400万円である。合計で平成23年度可児市一般会計歳入歳出予算は284億7770万円となる。補正予算としては著しく多い。 
 
 ただし、補正予算のうち10億5805万4千円は、財政調整基金に積み立てられる。いわばもしものときのための預金である。可児市はこの金額がこれでやっと51億円ほどになる。(21年度ベースで可児市は岐阜県では42市町村中17位)ちなみに利息だけで853万円ほどにもなるという。 
 
 なぜこんなにも補正予算が大きくなったかといえば、22年度決算で予想以上の余剰金が生まれたことによる。これにはいろいろな要因があるが、ひとつの理由は国からの交付税等が当初予定していたよりも多かったことなどが考えられる。 
 
 いずれにしても、お金が足りないよりは良い。ただし、このようなことがこれからも続くとは考えられない。平成31年度には、可児市には新たなことを始める予算(投資的経費)がゼロになるという予想があるくらいだ。 
 
 さて、補正予算残りの1億7500万円ほどだが、これは多岐に渡っていて、とてもこのスペースでは説明しきれない。多いところでは、川合にある障がい児施設の定員増により、日中一時支援給付金が4500万円増。 
 
 その他、外国語版子育てハンドブック作成委託料として200万円。防犯灯のLED化などに180万円。ふれあいの里可児の重度身障者支援センターの床暖房設置工事に800万円。来年春上演の市民ミュージカルに500万円(財源は外部助成金)などだ。 
 
 補正予算以外での情報としてはケーブルテレビ可児が主体となって進めている、コミュニティFM放送エリアに美濃加茂市も入ることになり、鳩吹山にアンテナを設けることから調整に時間がかかり、開局は当初予定よりも3ヶ月遅れで年度末頃になりそうだという。この件にも注目していきたい。
 

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 2011年9月21日(水)
 再び豪雨災害(台風15号)
 本日午前9時から予定されていた建設経済委員会は、26日(月)に延期された。台風15号接近に伴なう豪雨災害が進行中であり、災害対策本部は17時30分に解散となったが、建設部も環境経済部も委員会に臨める状況にはなかった。 
↑(可児市役所傍の子守大橋、20日15時頃。可児川の水位はこの頃が最大で3m33cmを記録した。) 
 
15時30分には避難勧告も解除されたが、一時は市内8736世帯2万4449人に出されていた。14時時点の各公民館への避難者は25世帯33人だった。災害被害状況としては、負傷者が1名(軽傷)住家被害としては、一部破損が3棟(大森)床上浸水5棟(久々利4・大森1)、床下浸水 13棟(久々利9・大森1・二野1・兼山1・広見1)であった。 
 

私も春里の矢戸川の護岸が崩落し、道路が半分消滅してしまった現場等に行った。この場所は、昨年の7.15豪雨災害で橋が壊れてしまった現場のすぐ上流で、今回の豪雨のすごさを物語っていた。すぐ側には人家がなく、通行中の車がなかったのが不幸中の幸いである。 
 

 昨日は兼山の宮町、森蘭丸の墓がある可成寺傍の、先日の8月23日の豪雨で溢れた現場に行った。写真ではまだ余裕がありそうだが、この後数十分で道路に水が溢れそうになった。 
 
 格子状のところに木片などが溜まると一気に溢れ、8月23日には、この溝に2t車十数杯分の土砂が溜まり、この辺り一帯が浸水した。昨日も見る間に溢れそうになり連絡所に電話して対処を依頼した。 
 
 この近辺では、昨年7月15日の豪雨では大規模な土砂崩れがあり、たいへん不安に思う方が多い。河川は県の管轄であったりするので、対応が遅れがちだが、可児市民の命を守ることが行政の最重要事である。 
 
 抜本的な対応には、巨額の予算が必要になる場合が多い。たとえそれが難しいことであっても、できることから手をつけ、まめに説明すべきである。7.15豪雨災害の教訓から、可児市の災害対策体制については格段の改善が成されてきている。あと、必要なのはハートだ。 
 
 

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 2011年9月22日(木)
 25日に西可児駅周辺を美しくする会【告知】
 25日(日)午前9時30分より、第13回目(4年目)となる『西可児駅周辺を美しくする会』を実施する。集合場所はいつもの通り、西可児駅前の十六銀行近く、中切公民館下の円形花壇があるところだ。 
 
 私はこの日の午前7時頃、陸前高田の復興支援活動から可児に帰って来ることになっている。少しハードだが、一斉清掃活動は年4回、3で割り切れる月の最後の日曜日の午前9時30分からと決めているので、変更するわけにはいかなかった。 
 
 いつも議会の月と重なり、十分な広報が出来ずに忸怩たる思いだが、やり続けていけば少しずつでも拡がってゆくと思う。10年でも20年でも身体が動く限り続けてゆく覚悟だ。西可児駅周辺はこの夏以降ほとんど手をつけていないので草まるけになっている。 
 
 ぜひ、一人でも多くの方の参加により、きれいにしたい。帷子(かたびら)の方に限らず、ぜひ公共の場所を皆できれいにする喜びを味わってほしい。 
 
 25日は9時30分から11時30分くらいの予定だ。草刈りとゴミ拾い、花壇(植栽ます)の手入れが主な仕事である。時間と志のある方、ぜひ力を貸していただきたい。(問合せ⇒090−1821−4777 yamanet@ma.ctk.ne.jp 西可児駅周辺を美しくする会事務局 山根一男)
 

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 2011年9月23日(金)
 運動会・災害視察・そして陸前高田へ
 ぬけるような青空の下、みなかた(南帷子小学校)の運動会に来賓として出席させてもらった。やはり地域の運動会は盛り上がる。来賓席に座る面子もほぼ顔見知りで、地域の情報交換なども行われる。 
 
 みなかたの運動会といえば、私がPTA会長だった2年目、平成16年年ころだったか、児童用のテントを張ることでいろいろと議論があったことを思い出す。今では、運動会に児童用のテントを張るのは当たり前になってしまったが、その頃はまだ、一部の学校しかやってなかった。 
 
 結局、保護者が全面的にテントを張るということで、折り合いはついた。その際、小学校のある光陽台の老人会の方にとてもお世話になった。女性がほとんどのPTAでは、テント張りは難しかった。 
 

 運動会は午前中いっぱいで失礼し、今般の台風15号で床上浸水の被害が出た市内久々利丸山地区の視察に今井雅人代議士が行くというので、同行した。市長も同行され、国に対する災害復旧に関する要望書を手渡された。 
 
 丸山地区は、久々利の中心街から少し川上に位置する集落で、久々利川沿いにあり、堰が多い。昨年の7.15豪雨災害でも水につかった。たまたま被害に遭われた方が、元市職員で詳しく状況を聞くことができた。 
 
今井代議士とは、その後春里の矢戸川の護岸崩落現場の視察に同行した後分かれた。今晩出発する陸前高田行きの用意と、帰着直後に行う25日の西可児駅周辺を美しくする会の準備を同時に進めた。 
 

 19時30分頃、可児市役所駐車場に行くと、ちょうどバスが入ってきたところだ。すでに10名以上集まっていた。乗車受付なども主催の藤掛夫婦が中心に手際よく進んだ。可児市社協の職員がプライベートで参加していて、手伝ってくれたのも大きい。 
 
 予定通り、バスは20時に出発できた。メンバーはとにかく若い。42名中女性が14名、最高齢は今回も71歳だったが、全体の平均年齢は30歳を下回るかもしれない。 
 
 地域も遠い方は福岡県、大阪や滋賀県、三重県の方もいる。可児市民は11名と全体の4分の1程度だが、可児市を含む岐阜県民は32名と全体の4分の3を占めた。やはり、ほとんどの方がネットで探し当てて来られているせいか、平均年齢が若いのかもしれない。 
 
 130年に一度などと言っていた水害が、ここ二年続けて起きている。土木課の職員の説明によると、昨年の7.15豪雨災害で可児川の水が名鉄線アンダーパスに流れ込んでしまったが、その後の川底の掘削作業などをしていなければ、今回の豪雨でも同じようなことが起きた可能性があるとのことだ。 
 

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 2011年9月25日(日)
 陸前高田市災害ボランティアセンター
 行く前から分っていたが、24日はかなり多くのボランティアが陸前高田市に入った。その数、1200人!バス30数台だ。相当、広いセンターかと思えば市の中心部からかなり離れた場所に、決して広くはない土地にプレハブ建てで運営さてれいた。 
 
 今まで、宮城県の岩沼市と石巻市の災害ボランティアセンターに行っただけだが、ここ陸前高田市の災害ボランティアセンターの運営の素晴らしさには感嘆するばかりだった。 
 
 
まず、午前8時15分から全体ミーティングがあり、社会福祉協議会事務長やセンター責任者、救護班などからの話がある。全員といっても、多くは各ボランティア団体の責任者クラスで、それでも150人くらいはいる。 
 
 8時30分から、受け付開始で、初めての個人の方、2回目以上の個人の方、団体に分れ、マッチング(依頼事項と作業者)のあと、オリエンテーションがありバスの中までセンタースタッフが乗り込んで来て、丁寧に説明してくれた。その後、器材を割り振られてから出発する。 
 
 作業中もセンタースタッフが回ってきて、何か困り事はないかと聞いて回る。作業終了後、器材を返すのと作業報告のために、再びセンターに帰るのだが、センターを出るところで、数人のスタッフがありがとうの看板を掲げて、心から手を振ってくれた。 
 
 これには目頭が熱くなった。また来たいと思った。陸前高田市災害ボランティアセンターは、地元の社会福祉協議会メンバーに全国各地から派遣されて来た社協職員にボランティアが加わり30人くらいで運営しているというが、まさに心からの受け入れ体制で、全国からこれだけ支援に駆けつけて来るにも訳があるということが分った。 
 
 私たちの割り当ては、市内を少し外れた海岸で、津波の被害を受けた田畑のガレキ処理と草刈りだ。草刈り機を持ち込んでいたので、私は3時間くらい草刈り機を回していた。といっても30分に1回は休憩がある。 
 
 最後に、少し歩いて海岸まで行ったが、そこはまったくの手付かずの場所で、復興の槌音などまったくない。これは、陸前高田市の中心街もまったく同じで、ガレキの多くは撤去されているものの、巨大な空き地、荒地が広がっているだけで、いっこうに復興の槌音は聴こえてこない。 
 
 多分、壊滅的な打撃を受けた陸前高田市において、中心部の今後の青写真ができていないことが大きいと思う。改築や新たに建て直したくとも、見通しが立たないからだろうと推測する。 
 

 写真は、津波でなぎ倒された防波堤だ。こんなに暑いコンクリートブロックが波にあたったくらいで、ここまで破壊されるというのが、どうしても理解できない。現場に行くと、目で見たことが一瞬頭で理解できないことが多い。 
 

 コンクリートが粉々になって、土台しかない場所に子どものおもちゃがそっと置いてあった。これで遊んでいた子がどうか無事であることを祈りたい。 
 
 
 

>> 返信
 

 2011年9月26日(月)
 苦渋の選択
 台風15号の影響で、本来9月21日に開催予定だった建設経済委員会が今日の午前9時から開かれた。実は、この1週間ほど…陸前高田で復興支援のボランティアをしているときにすら悩んでいた案件がある。 
 
 可児市議会九月定例会の最終日は、9月30日である。そして、今日が建設経済委員会での審議、附託されている議案に対して自分の態度を表明しなければならない。 
 
 9月13日付けの私のブログ『可児駅自転車置き場有料化問題 その後』には、多くの方が意見を書き込まれ、煮え切らない私の態度にお叱りの声もいただいている。ここ最近ではない投稿の数で、関心の高さが伺える。 
 
 本日、建設経済委員会に附託された議案のうち、議案第45号『可児市自転車等の放置の防止に関する条例の制定について』は、この自転車駐車場(駐輪場)の問題と表裏一体と見られてもおかしくない議案だ。 
 
 この条例は、公共の場所における自転車等の放置を防止することによって、歩行者の安全及び通行機能の保持、災害時における緊急活動の場所の確保、並びに良好な景観の確保を図ることを目的にしている。 
 
 そしてこの条例が施行されると、あらかじめ指定された駅前などの地域(自転車等放置禁止区域)に自転車を放置すると、予告なく撤去され一定の場所(市役所等の予定)に保管され、6ヶ月間経過しても引き取りに来なければ、その自転車(125cc以下の原付等含む)を売却または処分できるとしている。引き取りに来た場合は、自転車は1,000円、原付は2,000円の撤去保管料を支払わないと返してもらえない。 
 
 驚くべきことに、この条例の施行予定日は平成23年10月1日である。つまり、9月30日の本会議最終日に可決されると、翌日から施行ということになっている。 
 
 通常は周知期間ともいえる施行日までには一定の期間を置く。もうひとつの議案第44号は、可児市のゴミ袋に、大小に加えて中袋を新たに加えるというものだが、9月30日に議決して、施行は平成24年4月1日だ。 
 
 この二つの議案は比較できるものではないが、市民に金銭的な負担をかけるような条例を、可決した翌日から施行するというのは、あまりにも乱暴ではないか? 
 
 しかも、迷惑放置自転車の問題は、ずっと過去からあっただろうに、たまたま有料の自転車駐車場がオープンするその日から施行するというのは、この有料駐車場を利用させるための方策だと思われてもしかたない。 
 
 いみじくも建設部長自ら、本来は六月議会で可決して、3ヶ月前から、この条例は施行すべきだったと反省の弁を口にされた。 
 
 実際、放置自転車の問題は西可児駅にも今渡駅にもあると思われるが、今回、自転車等放置禁止区域に指定されるのは、可児駅周辺だけだ。それも駅からかなり離れた区域まで指定される。 
 
 前置きが長くなってしまったが、私はこの議案第45号『可児市自転車等の放置の防止に関する条例の制定について』に反対討論をした。ということは、本会議でも反対をする予告をしたことになる。 
 
 反対討論は、現市長になってからは初めてだ。一言で反対というけれど、これは相当のエネルギーがいる。多少の問題があっても、そのことを指摘しつつ賛成に回ったほうが波風はたたない。まして、今は一人会派ではない。 
 
 決して、この条例が必要ないというわけではない、ただあまりにも拙速でこれでは、きっと多くの市民の反感を買うであろうというのが、私の市民感覚だ。せめて、施行日を来年1月1日とかにできないものだろうか? 
 
 一応、執行部の説明では10月1日に施行しても二週間は周知期間として、撤去保管は行わないという。だが、それ以降は、車の駐車違反と同じ…というより、もっと厳しい。 
 
 車なら、タイヤにチョークで標しをされたりして、ある程度時間が経過して初めて撤去されるが、この条例は禁止区域に自転車が置いてあるだけで撤去の対象になる。家の前の公道に自転車を置くだけでもその対象になるのだ。 
 

 委員会終了後、可児駅前の自転車駐車場を建設経済委員会のメンバーで視察した。いろいろなことが分った。驚いたのは、この自転車駐車場の建設費は、これまで執行部から聞かされていた1億7千万ばかりではなく、設計費などを含めると2億8000万円を超える(注:1)ものだという。 
 
 (注:1)9/27自転車駐車場整備センター(名古屋)の責任者に確認したところ、建設経費は1億7千万円を上回るものではないということでした。  
 
 すでに定期利用者(1ヶ月以上)で260人以上申し込みがあり、1階部分と2階の階段に近い部分はすでに予約でふさがっている。東側バイク(125cc以下)は、全部で33台しか停めるところはないが、すでに定期利用者分22台はふさがっていて、残り11台の一時利用者分を取り合いするしかない。 
 

 つまり駅東の自転車駐輪スペース718台に対して、原付33台は少な過ぎる可能性が出てきた。また、駅西は建屋がなく、管理人も常駐しない、屋根はあるが横から雨が降り込む可能性がある。駅東が月2000円に対して、駅西は月1800円である。200円の差では少なすぎるのではないかと、議員の口からも漏れ聴こえた。 
 
 それに対して、自転車駐車場の責任者は、実際にそのような声が多く、料金を引き下げなければならないかもしれないと言われた。その場合、可児市の負担金が増すのかと聞くと、そんなことはないという答えだった。 
 
 想像するに、これから平成48年までの25年間、このセンターの運営は、財団法人自転車駐車場整備センターに委託される。平均稼働率を60%程度(注:2)に見ているようだ。稼働率が高まり、早く償還できれば25年を待たずに市に返還される。その辺の事情を明日、センターの名古屋の責任者という方と電話でお話する予定だ。 
 
 9/27自転車駐車場整備センター(名古屋)の責任者に確認したところ、稼働率は85〜90%を想定しているとのことでした。25年間の契約期間で、出資金が回収できない場合、2〜3年の期間延長を要請することは有り得るとのこと。たとえ、利用料金を下げざるを得ないような状況になっても、新たに市に負担を求めるということは基本的にはないとのことです。 
 
 9月13日の私のブログを読んだ、大阪の自転車レンタル業者から電話があった。あちらではカーシェアリングではないが、1日100円、一月1000円でレンタサイクルをやっているという。可児市でできないか模索中らしい。 
 
 都会と同じようにはいかないとは思うが、例えば名鉄協商は、今渡駅月1000円、可児川駅月1500円でやっている。将来月2000円以下で駐輪場を始める業者が出れば、このセンターも料金を下げざるを得なくなるだろう。 
 
 市民のふところを直撃する今回の案件に対して、議員としてあまりにも鈍感であったことを反省しつつ、最善の方法は何か探し求めていきたい。
 


  以下K市議のブログより


2点目の恥ずかしい話、可児市自転車等の放置の防止に関する条例の制定についてでは、有料となる可児駅前の駐輪場の利用料や条例施行時期に対する質疑がなされましたが、この案件は昨年より委員会や議員全員協議会などで何度も議論をしてきたものであり、今頃になって疑義を唱える議員がいたことに唖然としてしまいました。条例にしても、委員会で3月と6月に協議がなされ、パブリックコメント等の取扱いにより、当初予定の6月議会ではなく、9月議会での議案上程になることは説明済みで、議事録を確認すれば一目瞭然ですが、自分が居眠りしていたのか?調査不足なのか?場当たり的に議案審議をしているのか分かりませんが、平成23年度予算審議の折にも説明があり、ご本人は予算案にも賛成しているにも関わらず今頃になって「それは聞いていない」と個人のご都合主義で低次元の議論を繰り返す議員がいたことは、今後の議会改革に関して手強い存在になりますね!一定の資質がないと条例制定には時間がかかってしまいます。


 駐輪場の件にしても議会にも説明責任があることは明白です。私自身は自治連合会のおりや懇談のおりに、有料に関する説明をしてきましたが・・・・・議会の責任と説明責任を明確にしなければならない時期に来たようです。

X ..9/27 8:32(火)

  ...OTL
私に指摘しておられたけど、
貴方こそコミュニケーション障害では?
職員等 ..9/27 16:38(火)

  駐輪場を利用している者です。やはりこのブログで知った経緯と金額に躊躇してまだ申し込みにいってません。もし委員会レベルで再検討の余地があるならば会派を超えて真摯に再協議してほしいと思います。10/1までに覚悟決めて支払に行かなくては…(-_-;)
チャリ子 ..9/27 22:09(火)

  素人ですから間違っていたらごめんなさい。
「この案件は昨年より委員会や議員全員協議会などで何度も議論をしてきたものであり、条例にしても、委員会で3月と6月に協議がなされ、パブリックコメント等の取扱いにより、当初予定の6月議会ではなく、9月議会での議案上程になることは説明済みで」とあるわけですから、周知期間0の責任は可児市会議員全員にあるような気がします。これってありなんですか?そのとき周知期間について話題として出たのですか?
市民からお金を取る条例ですから、周知期間は絶対に必要なのではないでしょうか?もし出ていれば山根さんの怠慢ですが。出ていなければ、それに気がついた段階で反対に回るのは正しい行為だと思えます。どちらにしても、周知期間0のまま条例を可決することは、全く市民を無視した行動のように思えます。広見、下恵土、川合の議員さん、支持者に恨まれませんか? わかりやすく説明して下さい。
H ..9/28 22:37(水)

  バイクはすでに満車、でも今までの駐輪場は閉鎖、民間駐輪場も無し、駅近辺は駐輪禁止即撤去 バイクの人はどうするんでしょうかね?駐輪場も条例も10月1日施行というのだけが最初にありきであまりにずさん過ぎ!
市民をバカにしきってます。
条例自体は悪い事ではないが、可児は少なくともまだ施行できる条件が整っていない、
仮に施行するなら今渡、西可児も同時にやればよいわけで 可児だけというのは本文にあるように駐輪場への露骨な誘導策と言われても仕方ない。地元今広区には撤去地域の説明はすでに行われたようだが、3日前になっても利用者にはいまでにエリアは知らされていない。利用料金ですらとっくに分かっていたのに高額の反発を恐れてか発表は受付開始のわずか半月ほど前!
可児はいつからこんな市民不在の市民泣かせ
の役所なんですかね?

新人類 ..9/28 23:51(水)

  市議会議員は自転車を使って可児駅からどこかへ通勤通学したりしませんからね。
他人事 ..9/29 1:22(木)

  >可児はいつからこんな市民不在の
>市民泣かせの役所なんですかね?

昔からと思われます。
セクハラ裁判でもわかるとおり、
役所に都合の悪い事は証拠捏造までして
正当化してくるし
内部告発(公益通報)しても、書面をもみ消すどころか、
指摘されている国保徴収員そのものを
“部署丸ごと廃止”までして隠蔽。
全国的に見ても悪質。
法令等あっても市役所に都合の悪い規則は
一切守りません。 

 市民の情報も口頭などで漏れても
実質罰則が無い為、おしゃべりし放題。
だっておしゃべりした証拠は残ら無い。

 労組も無いからへっちゃら。

 自分達の駐車場は月700円ですから、
市民の自転車置き場が2000円になろうとも
腹は痛みませんので
知った事では無いでしょう。

“日本一お役所主権全体主義のまち”
を市長共々目指して
おられるようにしか見えませんね。
職員等 ..9/29 12:57(木)

   私の見たところ国保滞納者への
訪問徴収も周知させていない様子ですね。
“なぜ集金に来ない!”と怒る人居ますよ。
職員等 ..9/29 23:13(木)
>> 返信
 

 2011年9月27日(火)
 日本ライン共和国国民交流会議
 ものものしい名称だが、観光を中心とした可児市・美濃加茂市・各務原市・犬山市・坂祝町の4市1町の交流と情報交換を目的とした集まりだ。今回は可児市が幹事で、17時30分から土田の湯の華アイランド2Fの多目的ホールであった。 
 
 可児市の冨田市長、美濃加茂市の渡辺市長、各務原市の森市長、犬山市の田中市長、坂祝町の南山町長全員出席だった。その他、県議や市議も何人かいた。他には各役場の商工観光担当、や商工会議所その他、で80人近い。 
 
 各市長とは、これまでのいろいろな場面で面識はあるが、このような場でざっくばらんにお話ができるのはありがたい。 
 
 観光といえば会場である、この湯の華アイランドこそが、可児市きっての観光地になっている。冨田市長の歓迎のあいさつにもあったが、花フェスタ記念公園の年間入場者37万人に対して、湯の華は年間60万人という。 
 
 ものすごい数の方がここを訪れる。従業員も関連ショップなど入れると130名ほどになるという。ここがオープンする前、数年間は空家だった。おばけ屋敷のような建物が、これほど多くの方が訪れるスポットになったのは、やはり呉本社長の着眼と手腕の賜物だろう。 
 
 呉本社長は、可児川豪雨災害行方不明者の捜索に対しても、いち早く館内に義援金箱を設置してくださったり、夏の暑い盛りに自ら冷たいお茶や飲料を持って、捜索ボランティアの方をねぎらっていただいた。 
 
 本当は7月17日の「惜別と感謝の集い」のときに、可児川豪雨災害行方不明者のご家族を応援する会から感謝状を贈りたかったのだが、ご本人のご都合が合わずかなわなかった。 
 
 大阪の吉本興業の創立100周年記念行事のひとつとして、吉本興業所属の芸人を全県に一組ずつ住まわせる『あなたの街に住みますプロジェクト』というのがあるらしい。 
 
 
今日は愛知県担当のサムタイムという二人組みと、岐阜県担当の三ツ星ジョージさんが座を盛り上げてくれた。特に三ツ星ジョージさんは岐阜県担当なので応援したいと申し出た。 
 
 観光という切り口では、可児市はまだまだ課題は多い。名所旧跡、風光明美な場所などまだまだ開拓の余地があるが、本当に必要なのは、外から来た人に対するおもてなしの心だと思う。他所から来てもらえるまちを目指して、今後も可児のまちづくりを進めていきたい。 
 
 

>> 返信
 

 2011年9月28日(水)
 (財)自転車駐車場整備センター
 あれこれ考えあぐねるよりも、先ず行動すべきだと、午前中、名古屋市名駅にある財団法人自転車駐車場整備センターを尋ねた。昨日、電話で責任者の方とお話しているのだが、もう少し詳しい情報が欲しいと思った。 
 
 名鉄新名古屋駅から5分ほどのビルに入っている。電話の問合せ等に答えるオペレーターは他の場所にいるのか、男性数名のこじんまりした事務所だった。アポなしで行ったのに丁寧に対応していただいた。 
 
 (財)自転車駐車場整備センター(以下センター)は言うまでもなく、この度の可児市の可児駅自転車駐車場を建設し、今後25年間の約束で自転車駐車場の管理運営を委託する事業者である。 
 
 自転車駐車場整備センターHP⇒     http://www.jitensha.jp/ 
 
 
 東京・大阪を中心に全国で直営管理622ヶ所、受託管理15ヶ所、指定管理142ヶ所で、50万8千台の自転車や原付を預かっているセンターだが、実は岐阜県は可児市が第一号である。 
 
 センターの平成22年度の決算額は、支出ベースで98億8千万円。可児市の自転車駐車場の1億7千万は、さほど大きな額とはいえない。ただし、中部圏はこれまでの実績ではあまり多くはない。 
 
 ここで確認できたのは、センターから東西それぞれの利用料金や管理体制など細かい提案がされたのは7月26日であり、それに対して可児市は8月2日に合意文書を送っている。ちょうど市議選の真っ最中だ。 
 
 この時はじめて、駅東は月額2000円、駅西は月額1800円など…細かい取り決めがされた。なので、これ以前には実際の運用に基いた、運用や利用料金などの詳細な検討はできなかったことになる。 
 
 また、自転車駐輪場のオープン時に、行政側の自転車の放置禁止区域などを定めた条例が施行されていなかった事例として、昨年10月1日にオープンした春日井市の勝川駅東西自転車等駐車場があることを知った。 
 
 この駐輪所周辺での、放置禁止地区などを定めた条例が施行されたのは翌23年の3月1日のことだった。早速、春日井市の交通対策課に電話して聞いてみた。 
 
 勝川の場合、駅から500mほど離れたところに、市の無料駐輪場があり、駐輪場オープンにより多少放置自転車が増えたものの、条例施行後はほとんどなくなったという。 
 
 センターが整備するような大規模な駐輪場は、やはり都会中心だし、それぞれの地域にはそれぞれの事情がある。ちなみに、勝川の場合利用料は、可児と同じ一時利用100円、一ヶ月2000円だが、学生割引がない。バイクも50cc以下で月3500円、50〜125ccでは4500円ということだ。 
 
 午後からは、可児市役所で明日の議会運営委員会についての打合せがあったが、それは30分くらいのもので、ずっと過去の資料とか市の条例集など調べ続けた。行政手続法について総務省行政管理局(行政手続・制度調査室)に電話で問合せもした。 
 
 議案45号『自転車等の放置の防止に関する条例の制定について』(以下、自転車放置防止条例)私には、可決した翌日から施行ということが、どうしても引っかかる。 
 
 この条例案には第7条には、自転車を撤去する場合において必要があるときは、当該自転車と工作物を繋いでいる鎖等を切断することができる。としている。撤去保管された自転車を返却してもらうには、撤去保管料1000円(原付2000円)を支払わねばならないとされている。 
 
 このような市民にとって不利益処分となる条例を、一般に周知期間と目される、公布日から施行日まで1日でもいいのだろうか?総務省担当課長の見解は、国として地方公共団体の条例について不法とか不適切という判断は難しく、むしろ議会の場でそのことの妥当性は協議されることではないか…というコメントをいただいた。 
 
 確かにその通りで、市の行政手続条例を見ても、さすがに公布日から施行日までの間を何日おいたらいいか…などとは書いていない。 
 
 あと、自転車放置防止条例(案)の根拠法であると思われる『自転車の安全利用の促進及び、自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律』の中で、自転車等駐車対策協議会を立ち上げることが努力義務ではあるが、可能だとしている。(可児市はそれをやっていない。)  
 
 調べてゆくといろんなことが分って来る。自転車放置防止条例(案)の上程が遅くなったのは、7月15日から8月3日までのパブリックコメントを実施した為だというが、それが議案成立から施行日までの間を1日しか置かない理由にすべきではない。 
 
可児市役所パブリックコメントのページ↓ 
http://www.city.kani.gifu.jp/view.rbz?nd=343&ik=3&pnp=178&pnp=223&pnp=343&cd=3167 
 
 私は前期は建設経済委員でもなかったので、ここまでの詳しい経緯について不承知である部分が多い。しかし、議員としてアンテナを立てていればそれ相当の情報は入って来たはずだ。 
 
 それを怠っていたことは深く反省する。しかし、たとえ過去に話し合ったことだとしても、事件は今起こっている。自分自身に置き換えてみれば、今まで何十年もタダで停めてきたのを、選択の余地もなく、いきなり有料化され、指定した駐輪場に入れなければ、鎖を切ってでも持って行かれてしまう…という構図では行政不信が募ることは明らかだ。 
 
 もう少し余裕が必要だと考える。それとともに、それは過去に話し合ったことだから…と、現実に起きつつある市民の不満や怒りに耳を貸さず、周知期間の設定がない、この自転車放置防止条例を全会一致で認めるようでは、議会に対する不信感をも助長してしまうと思う。 
 
 午後4時が、30日最終採決日の討論通告締めの時間だった。私はずいぶん久しぶりに議案に反対の書面を出した。当日は、どれだけの議員が同調してくれるか分らない。私一人かもしれない。たとえ一票でも選挙戦で市長を支えてきた私が反対票を投じることは、よほどのことだと思っていただきたい。
 


  パホーマー
X ..9/29 8:28(木)

  >センターから東西それぞれの利用料金や管理体制など細かい提案がされたのは7月26日であり、
>それに対して可児市は8月2日に合意文書を送っている。ちょうど市議選の真っ最中だ。
 
>この時はじめて、駅東は月額2000円、駅西は月額1800円など…細かい取り決めがされた。

 合意契約自体は8/2かも知れませんが、
その前の3、6月の建設経済委員議事録には、料金に関しても充分話し合われ結論が出ていると伺っております。
私は確認していませんが。

 
 山根掲示板でも去年12月から、2,000円等の案が書かれております。
 
 良く解かりません。
山根さんの意志として予算案賛成と言う事は
駐輪場も賛成(2,000円等料金も賛成)
の意味と思います。

 K議員ブログに対する解かりやすい反論
よろしくお願い致します。
職員等 ..9/29 12:44(木)

  所詮パホーマンスですから・・・


居眠りしてたのではないですか???
X ..9/29 16:23(木)
>> 返信
 

 2011年9月29日(木)
 明日の討論原案
 いよいよ明日が、可児市議会九月定例議会の最終日だ。朝9時か可児市役所5Fの議場で開かれる。ご関心のある方は、ぜひ傍聴に来てほしい。今日も、議運(議会運営委員会)と全協(議会全員協議会)があり、さまざまな議論があった。 
 
 いろいろお知らせしたいのは山々だが、今日の全協の後半から、何故か喉が痛くなり、現在唾をのみ込むのも痛くて顔をしかめている。少し熱っぽくもあるが、風邪ではない。明日の本会議で、私は議案第45号『自転車等の放置の防止に関する条例について』に反対討論をする予定だが、声が出るか心配だ。 
 
 これから文章を書くエネルギーはもう残っていないので、明日発言予定の内容をお伝えする。明日、傍聴できない方には、少しは臨場感があるのではないか…長文になりますが、ご関心のある方はお読みください。ご批判も真摯に受け止めたいと思います。 
 
 
 平成23年9月30日 可児市議会最終日 討論原案  
 
 15番議員、山根一男です。本日は一議員として、市民第一主義を標榜してきた私の良心に従って、議案第45号『自転車等の放置の防止に関する条例の制定について』反対討論をいたします。 
 
 内容に反対するわけではありません。条例自体は、都市化が進む当市にとって必要な条例だと思います。ただ、その手続き、およびタイミングが悪すぎるということを指摘させていただきます。 
 
 その一番顕著な点は、条例案を見てもらえば分かることですが、施行日が10月1日つまり明日になっています。本日仮にこの議案が可決した場合に、議長は執行部にその旨を伝え、執行部は即日、公布ということで市役所表の掲示板に、この条例を貼り出すのでしょう。 
  
つまり、今日が議決日であるとともに、公布日になる可能性が大です。そして、明日10月1日から施行されことになります。 
 
 辞書をひきますと、公布とは、法律・命令・条例・予算などを官報に公表して一般の人に知らせ、その拘束力を発揮できるようにすること。となっており、施行とは、法令の効力を発揮させることと。となっています。 
 
 私も、議員経験は決して長いとはいえませんが、このように公布日と施行日の間に、1日しか余裕のない条例や法律は、初めて認識しました。本当に1日もない公布期間で、この条例を周知徹底できるのでしょうか? 
  
 運用の中では、施行としながら、施行せずに周知期間を設けることはできるでしょう。しかし、一般市民の常識からいっても、法律や条例には公布後に数ヶ月以上の時間的余裕があるのが普通です。法律文書などに少し詳しい方は、きっと疑問に思うでしょう。 
  
 しかも、この条例案の第7条には、自転車を撤去する場合において必要があるときは、当該自転車と工作物を繋いでいる鎖等を切断することができる。としています。 
 
 また、撤去保管された自転車を返却してもらうには、撤去保管料1000円(原付2000円)を支払わねばならないとされ。  
6ヶ月以上、持ち主の現れない自転車や原付は、売却もしくは処分されるというものです。 
 
 つまり、この条例は可児市パブリックコメント手続き要綱の中にも示されている、『広く市民に義務を課し、又は権利を制限することを内容とする条例』であります。  
 
 このような市民にとって不利益処分となる条例を…一般に周知期間と目される、公布日から施行日まで1日という条例を…通して良いのでしょうか? 
  
 伝え聞くところによると、パブリックコメントを実施するために、本来は6月議会で上程する予定だったが、それが9月議会になったということもあるようですが、それは可児市パブリックコメント手続き要綱に照らし合わせても、パブリックコメントが必要なことは分かっていたはずですので、それが理由だとしたら単なる怠慢というしかありません。 
 
 市民に負担をかけ、権利を奪うような条例を制定するというのに、あまりにも安易だと言わざるをえません。この条例は、6月議会で議決、公布し、10月1日からの施行とすることがベストだったと思います。 
 
 ただ、このようなタイトな日程になることを許したのは、ひとり行政だけの責任ではありません。議会にも責任があります。私自身、かなり以前からこのような条例が必要であることを認識しながら、執行部に対して何ら要望もせず、市民に対しても説明してこなかったことを大いに反省しております。 
 
 この条例を10月1日から施行させる最大の理由は、同じ10月1日から稼動する可児駅東・西自転車駐車場との兼ね合いだと思われます。可児駅周辺に自転車通学・通勤してきた方は、無料で止められるのは今日、9月30日までで、明日からは、この自転車駐車場に停めなければ、即撤去されても文句は言えないのです。つまり選択の余地はまったくありません。有無を言わさず自転車駐車場への駐輪を余儀なくされます。 
 
 私は、この構図は決して市民に好印象はもたらさないだろうと思います。やはり、激変緩和措置というか、多少の余裕を見ないと混乱を生じる可能性があります。もちろん、すでに自転車駐車場の定期券購入者も300名以上はいるということで、この駐輪場の完成を歓迎している方も沢山いるでしょう。  
 駅前が今までより、ずっときれいになるのですから私も駐輪場ができたこと自体は歓迎したいと思っています。 
 
 しかし、われ先に申し込んだ方の中にもは、不満はあっても少しでも入り口に近い位置を確保するためにやむなく申し込んだ方も相当数いると思います。 
  
 私は、このような間髪を置かずに、選択の余地もなく自転車駐車場と、放置自転車を制限する条例を同時にスタートすることが、行政や議会への不信感につながることを恐れています。 
 
 今回、この自転車駐車場の建設から運営・管理までを委託する、財団法人自転車駐車場整備センターからの情報によりますと、可児市の近くでは愛知県春日井市勝川の自転車駐車場は、昨年10月1日にオープンしたのですが、放置自転車を制限する条例の施行は、翌年3月1日に持ち越したということです。その間、放置自転車は無くなりはしなかったけど、係員の努力もあり徐々に減っていったということです。 
 
 これから先、25年間も自転車駐車場整備センターにお願いするわけです。2ヶ月や3ヶ月の周知期間を、つまり施行日をずらせないのでしょうか。 
  
 当市は、この『自転車等の放置の防止に関する条例』の根拠法になっている法律『自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律』の第8条に定められている『自転車等駐車対策協議会』を、設置しないままにここまで来てしまいましたので、利害関係者の声が十分に反映されない危険性があります。 何しろ、初めてのことなので、今後いろいろな問題が生じてくるかと思います。 
 
 急いては事を仕損じると申します。もう、今日の明日からの運用ですので、何ともならないこともあるでしょうが、そのこと自体がこの条例案の不備であります。 
 
 今後の適切な対応と、施行時期の見直しを指摘いたしまして、私からの議案第45号『自転車等の放置の防止に関する条例の制定について』への反対討論といたします。 
 
                              以 上
 


  議会の責任ではなく放置していた貴方の責任。議会への不信感でなく貴方への不信感です。
飼い犬に手を噛まれた富田市長がかわいそう・・・
X ..9/30 11:54(金)

   仮に周知期間が充分だったとしても不当な駐輪場が、より正当化され計画的に市民を抑圧し狡猾なだけ。周知期間問題そのものは枝葉末節論だと思う。
どの道、市民の立場に立って本当にしっかり議論されたのか疑問。
新市民 ..9/30 18:59(金)

  明日から施行なんてありえない!強引すぎる設定ですね。執行部は市民をなんだと思ってるんでしょう?山●さんの市政のときですらここまで強引な事はなかったのでは?もちろん議会の責任も大きいですが
新人類 ..9/30 22:27(金)

  Xさん、私は市長の飼い犬ではありませんのでご心配なく。
山根 一男 ..10/2 1:00(日)
>> 返信




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