++山根一男の徒然日記++
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 2012年2月20日(月)
 2.17可児市セクハラ裁判 証人尋問(その1)
 平成24年2月10日に続いて、2月17日午後1時30分より、主に今回のセクハラ事件に対する可児市の対応について証人尋問があった。証人台に立ったのは原告女性と、可児市職員A(女性:原告女性と事件当時同じような仕事をしていた=職場の同僚・先輩)可児市職員B(原告女性の組織上の上司、ただし勤務場所は違う・生涯学習課管理職)の3名である。 
 裁判録ではないので、すべての言葉を一言一句漏らさず補足しているわけではないのでご了承いただきたい。かなり長文になるが、読んでいただければ有難い。 
 
原告(女性)尋問 
A弁護士からの尋問 
●職場(公民館)へは平成21年に初めて就職したのか? 
−短期臨時職員として、税務課に平成21年と20年の1〜3月務めた。 
●事件のあった平成21年6月13日の市政懇談会には職務として参加していたのか? 
−はい。6月に連絡所長から指示があった。内容については連絡所長と二人の先輩女性職員から説明があった。その時、表があったかどうかは覚えていない。会場に運営に携わってほしいと言われた。慣れないことなので、がんばってと連絡所長から言われた。2ヶ月前の4月にも公民館内で自治連主催の歓送迎会があったので、そのときと同じで良いという理解だった。 
●懇親会での仕事については? 
−飲み物をテーブルに運ぶ、部屋の外にある焼酎を持ってきてくれと言われたら運ぶ。コップの回収。調理室で徳利にお酒を入れてお燗をしていたので、ホールと調理室を行き来した。ソフトドリンクは入口近くに置いてあり、セルフ形式だったが、歓談をしている人は職員に頼む人が多かった。 
●回ったテーブルは? 
−ビール瓶の回収や補充で、だいたいのテーブルは回ったが、(頻度)の差はある。 
●出席者にはどのような対応をしたのか? 
−声をかけられることがあり、その人にはビールを勧めた。20〜30人程度。 
●いわゆるお酌をしたのがそれくらいか? 
−はい。 
●その結果、セクハラ被害にあったわけだが、懇親会全体の雰囲気はセクシャルな言動がはばかられるような厳粛なものだったのか? 
−歓談をしていて和気あいあいとしていた。同僚女性のAさん(証人)が、忙しくしていて、ビール瓶を脇に挟んで運んでいたが、それを見た出席者から「胸の谷間に挟んだらどうだ」とからかう声が聞こえた。その発言をたいへん不愉快に思った記憶がある。 
●セクハラ被害の報告は? 
−、翌日(休日)連絡所長の携帯にかけた。その時は、次の出勤日(6/16)に聞くと言われた。 
●どのように報告したのか? 
−辛い経験をしたので、市に寄り添ってほしいと要望した。連絡所長は被告男性と話しをするといいと提案したが、それを考えただけでも辛かった。せめて他の職員が付き添ってほしいと言ったら、場所だけは提供すると言われた。とても辛かった。協力してもらえないのだと思ったとき…(涙)一人で…とても悔しかったです。 
●当時のセクハラ担当部署は知っていたか? 
−知らなかった。説明もなかった。 
●7月1日に連絡所長に被告男性と会うことはできない。連絡所(公民館)ではなく本庁(生涯学習課)で対応してほしいと提案した。書面ではB係長が、C課長の指示で担当になったとあるが、連絡所長からその連絡はあったか? 
−聞いていません。 
●7月31日にB係長から電話があるまで何もなかったのか? 
−何もなかった。軽く受け止められているのだと思った。私にとっては大変な問題だけど、市からは忘れられていると思った。 
●セクハラがあったかどうかの市の調査について、何か聞いたか? 
−まったく聞いていない。 
●フラッシュバックについての対応は? 
−それもない。約1年後の4月に(被告男性)が来たときは、他の部屋に行っても良いと言われたが、それまではなかった。 
●市の書面によると、被告男性には原告女性がいない時に来るように要求したとあるが? 
−聞いていません。 
●D女性職員・A女性職員の携帯電話に電話してから来るようにということは聞いていたか? 
−まったく聞いていません。 
●事件後に、被告男性と顔をあわせたか? 
−窓口で2回、公民館の子ども祭りでもすれ違った。窓口には普通に入って来た。被告男性は(私を)避けようとはしていなかった。その時は驚き声も出ず、心臓がバクバクと鳴り、吐き気がしてくるのでトイレに走ったこともあった。 
●作り変えられた文書について? 
−初めて見たのは平成23年4月の裁判の後、弁護士と話をしている中で、私が「接待」と言ったとき弁護士は「そんな文言はない」と言われたので、おかしいと思った。自分の記憶では、文書の中央よりも下に「接待」の記述があった。そこで、原本を探そうと思い、新たな連絡所長に聞いて調べたら、見つかった。 
●(「接待」の記述のある文書を)見つけてどう思ったか? 
−とてもショックだった。原本とは違うものが裁判所に提出されている。市の主張を有利にするためにそうしたのだと思った。 
●市側の書面では、翌年の懇親会の準備のために作った書類だというが? 
−もし、そうであれば「料理受取係」も削除すべきであり、不自然だ。実際、翌年は(公民館ではなく)お店で行われた。 
●これを発見してからどうなったか? 
−発見した平成23年5月19日から、夜なかなか眠れなくなった。今も続く… 
 
B弁護士からの尋問 
●分担表を示されて説明を受けたのか? 
−記憶にない。これを見たのは弁護士に相談しようとしたとき。連絡所長の後にあるキャビネットに入っている、紙のファイルを開いて確認をした。連絡所長に断って見たわけではない。 
●懇親会当日について? 
−出席者は全体で50名ほどだった。その半数くらい(にお酌をした) 
●懇親会後に連絡所長に電話をしたとあるが、夜か? 
−電話をする前に途方にくれて落ち込んだ。姉に相談したら、職場で起きたことなので、上司に報告するように勧められた。姉とはお昼に相談した。 
●事件後の6月15日にカウンセラーにかかっているが、カウンセラーのコメントは? 
−カウンセラーはコメントするのではなく、傾聴する。 
●カウンセラーは犯罪だと言ったか? 
−そのような記憶はない。 
●6月16日の朝に連絡所長と面談をした? 
−連絡所長から呼ばれて、別室で。 
●被告男性にぜひ、と強く言われたのか? 
−会うことを勧められたので、強く勧められたという認識だ。 
●強く勧めるが、場所しか提供できないと言われたのか? 
−はい。 
●愛知県弁護士会への相談は7月とあるが、HPには6月23日とあるが? 
−記憶が間違っていたと思う。6月の終わりから7月と思っていた。 
●6月17日から、市とのやり取りは7月1日まで飛ぶ。弁護士のことは伝えていたか? 
−はい。 
●7月28日に生涯学習課のA係長と会話しているが、担当と思っていたのか? 
−ほぼ、そうではないかと…公民館の担当なので。 
●7月28日でも、まだ連絡がないと思っていたのならB係長に、何故聞かなかったのか? 
−気持ちが沈んでいた。よろしくお願いしますとは声をかけた。 
●市議(山根)に相談したのは7月か? 
−7月に親戚(従妹)に、誰か話の分ってくれる人はいないかと相談したら、山根議員を紹介してくれた。ブログに書くかもしれないとは言われた。 
●連絡所長とは、7月にも会っている。担当は決まりましたかと聞いたか? 
−聞いた記憶はない。 
 
C弁護士からの尋問 
●事件の翌日6月14日の夜に連絡所長に電話している。どんな内容か? 
−取り乱し、泣きながら事実を伝えた。原告女性(涙)(涙) 
●それ以外の具体的な話はしたか? 
−そこまでは分りません。原告女性(涙) 
●6月16日に直接、連絡所長と話をしているが、その内容は? 
−電話と同じように、その時の状況を 原告 (号泣) 
A弁護士 原告が辛そうなので… 
 
裁判長からの尋問 
●電話とは違う話をされたのか? 
−電話は3分以上していた。泣きながらだったので、同じことを繰り返したかもしれない。 
 
被告可児市 証人A職員(原告と事件当時の同僚女性) 
B弁護士からの尋問 
●4月の懇親会とは? 
−4月は学校の先生も参加するので、6月よりも多い。主な顔ぶれは共通している。 
●(事前に懇親会での)お酌の指示はあったか? 
−ない。 
●(あなたの)懇親会時の役割は? 
−事前準備。料理の配膳と受付。懇親会中は、出席者にあいさつ回り。連絡所長も同じようにあいさつ回り。本来の席にいない人が多かった。 
●原告女性は、空いたグラスを回収していたというが? 
−私はしていません。ビールの空き瓶は、もしかしたら持って行ったかもしれない。 
●立腹していた人がいたということだが? 
−出席したのに、欠席予定となってたため立腹されていた。懇親会では、大声を出すようなことはなかった。 
●これまでに6回(3年間)の懇親会で、泥酔するような人はいたか?身体を触られたことは? 
−ない。 
●原告女性の様子で変わったところはあったか? 
−ありません。 
●原告女性から(事件後に)セクハラの話を聞いたか? 
−懇親会後、はじめての出勤日(6/16)に給湯室で聞いた。2回お尻を触られたと言っていた。 
●連絡所長から話はあったか? 
−詳しくは聞いていないが、(原告女性)を被告男性(当時民生児童委員)に会わせないようにと言われた。 
●事件前には、被告男性はどれくらいの頻度で公民館に来たか? 
−月に2〜3回。事件後はほとんど来ていない。私かE女性職員の携帯電話に電話してから来ていた。 
●他の職員や、来訪者からのセクハラ被害の訴えは? 
−ない。 
 
A弁護士からの尋問 
●6月13日の懇親会は、4月の歓送迎会と同じようにしていたのか? 
−あいさつ回りはだいたいのテーブルを回る。 
●原告女性も同じようにテーブルを回り、飲み物を注いでいたのか? 
−はい。 
●被告男性はどのような人か? 
−一言でいうとボランティア精神の塊。 
●6月13日の懇親会は冗談も言えないような厳かな雰囲気だったか? 
−笑ってはいた。 
●6月16日に、原告女性から話を聞いたというが嘘だと思ったか? 
−嘘とは思わなかった。ただ、向かい合って座っていて、お尻を触られたのは不思議だと、もう一人の同僚女性と話した。 
●原告女性は、被告男性ともう一人の男性が座っていたというのを、あなたが勘違いされたのでは? 
−もう一人の男性の名前は出てこなかったので… 
●6月13日の懇親会で、職員は会費を払ったのか? 
−公務なので払っていない。誰が負担したのか知らない。 
●6月16日に(連絡所長から)被告男性に会わせないように指示があったか? 
−もし、来られても被告男性をすぐ別室へ案内すると思っていた。会わせないようにとは聞いていた。 
●それを、実行したか? 
−実際、被告男性はほとんど来なかった。 
●(公民館で)二人が会う場面を目撃したか? 
−被告男性は、1〜2回来ていたが、原告女性はノートパソコンを持って、別の部屋へ移動していた。 
●連絡所長からの(被告男性に会わせないようにという)指示を原告女性に伝えたか? 
−言っていない。被告男性の名前を出さないようにしたほうがいいと思った。 
●被告男性からの電話を受ける携帯は個人所有物か? 
−はい。実際かかってきた回数は分らない。行事ごと、それが年2〜3回なので、6回ほどでしょうか? 
●電話連絡は連絡所長からの指示か? 
−それはなかった。 
●もとから被告男性に、あなたの携帯番号を教えていたのか? 
−事件後。職場のパソコンメールのやり取りをしていたので、そこで番号を聞かれた。恐らく8月頃のことだと思う。 
●(被告男性は)どうしても(公民館に)来なければならなかったのではないか? 
−9月の行事なので、秋口に来たのではないか。 
●9月に来るのに、8月に携帯番号を教えたのか? 
−はい。 
●もう一人の女性職員の携帯番号は誰が伝えたのか? 
−前から知っていたかと思う。 
●もう一人の女性は、ほぼ毎日出勤しているのだから、彼女の携帯電話だけで良いのではないか? 
−彼女が休みの日もあるので… 
●被告男性が(公民館に)来る前に、電話があることを原告女性に伝えたか? 
−伝えていない。伝えないほうが良いと思った。 
 
C弁護士からの尋問 
●被告男性と、もう一人の男性(2/10の証人)と話していたか? 
−見ていない。 
●テーブルを背にして座っていた人はいたか? 
−いなかった。 
 
裁判官からの尋問 
●あなたは原告女性とは親しかったのか? 
−はい。 
●6月16日の原告女性の様子は? 
−淡々としていた。泣いてはいなかった。 
●その後、相談相手になったのか?同じ女性で、同じ職場なのに… 
−被告男性の名前を出すことを避けていたので。 
 
※2月21日(火)分日記に続く
 

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