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2012年2月28日(火)
16:00 三月議会一般質問締め切り
今日が三月議会の一般質問の通告締切りだった。一般質問の日程は、3月7日、8日で、そこで終わらなければ9日の午後1時以降となる。9日が午後からなのは、この日の午前は可児市内の公立中学校の卒業式だからだ。
もうすでに24日から三月議会は始まっている。通常は議会初日前に一般質問締め切りがあるが、三月議会に関しては、初日の市長の施政方針演説を聞いてからという配慮で今日になっている。
しかし、結果的に通告書を提出したのは15時55分とぎりぎりになった。今回のテーマは今までに比べても格段に大きなテーマで、関係部署のヒアリングだけでもかなり時間を要した。
締め切り間際に出すということは、結果的に一番最後になる。16番目だった。登壇予想は2日目3月8日の15時以降だが、場合によったら9日の午後一という可能性もある。
誰が一般質問するかは特に聞かなかったが、相棒の伊藤英生議員も悲しみを乗越えて一般質問する。私も議員に当選してから、一度も一般質問を欠かしたことはないが、伊藤英生議員においては、ご子息を水難で亡くすという、およそ人生においてこれ以上ないと思える不幸の直後に登壇する。生半可な覚悟ではできないと思う。私の二つ前、14番目だ。注目したい。
さて、今回のテーマは、去る1月30日、31日に伊藤英生議員と二人で構成する会派『民主ネット可児』として、はじめて行った広島県広島市と三次(みよし)市の視察がベースになっている。
視察テーマは広島市が「青少年支援メンター制度の概要について」三次市が「人口増加プロジェクトの概要と効果、定住対策の取り組みについて」だった。今回、前者は伊藤英生市議、後者を私が一般質問として取り組む。
これまでの経験から、一般質問はテーマを絞り込まないと、まとまらなくなる。しかし、そこをあえて今回は、今まででも最大級の間口の広い質問をする。なぜなら今回のテーマ『可児市の人口減問題について』は、市役所のあらゆる部署が取り組んでいるテーマと言えなくないからだ。
つまり、人口減を回避するには、自然増と社会増を目指す必要があり、よそから可児市を選んでもらって住んでもらう必要があり、そのためには可児市の住み良さを市民自らが認め、内外に発信してもらう必要がある。
一言で言えば、今回のテーマは可児市のまちづくり課題そのものなのだ、そのためすでに財政課・企画部・都市計画課・総務部・秘書広報課・いきいき長寿課・商環境経済部・建築指導課・健康増進課・市民課・市長にヒアリングしている。
質問前、それも質問文の草稿前に、これだけ多くの執行部の意見を聞くのは初めてだ。テーマは大きいが、ポイントを絞ったストーリー性のある質問にしたい。では、長くなるが質問の通告書を公開する。手の内を明かすことになるが、これも情報公開だ。関心のある方はおつきあいいただきたい。
↓以下、通告文を転記
平成24年 3月第1回可児市議会定例会一般質問発言通告書
可児市議会議長 様
可児市議会議員 山根一男
質問: 件名:当市の人口減問題について
■答弁を求める者:企画・総務・建設・健康福祉各部長・副市長・市長
発言時間:15分
質問要旨:
平成30年度の当市の一般会計予算に占める「投資的経費」がゼロになるという試算がある。この事態を回避するため現状の人口減少傾向を少しでも好転させる必要がある。そのための道筋や具体的方策を問う。
質問内容:
○ 6年後の平成30年度には、当市の一般会計予算における「投資的経費」がゼロになるという試算があるが、もしその通りになった場合に当市の行政サービスはどのような状況になると想定されるか。
○ そのような事態を回避するために、今後6年間で取り組むべき有効手段は何か?
○ 抜本的な解決のためには、これ以上の人口減をくい止め、定住化を促進する必要があると思うが、現行の施策の中で、そのことに直接的に関わる住宅政策や都市計画等はあるか?
○ 政策・施策の充実は必要不可欠だが、そのような努力や試みを広く市外の人や機関にも知ってもらう必要があると考える。当市のホームページ等は、そのような役割を果たしていく上で充分な機能を備えているか。より多くの方の必要を満たす上でのホームページの改変について何か方針や計画はあるか。
○ 当市の合計特殊出生率はいかほどか?人口の自然増を促すための施策としてはどのようなものがあるか。また、子育て世代が可児市に移り住みたくなるような可児市のウリは何か。(当市が近隣他市に比べて、子育て環境上優れていると思えること等)
○ 外国人の現在の当市への居住状況(人口、国籍、在住年数、就学状況等)はどうか。その定住促進策についてどのように考えるか。
○ 平成21年から22年にかけて、庁内で「可児市都市づくり研究会」が設置され、「持続可能な住宅団地のあり方を考える」というテーマで5回に渡って話し合われたようだが、その経緯と答申の概略、施策への具現状況等お聞かせいただきたい。
○ 当市の人口減をくいとめるには、行政の旗振りだけでは不十分と考える。平成21年に設置されたような研究会を、職員だけでなく広く市民や議員も交えた平場の会議として、より多くのアイデアや方向性を共有する場を設けることが有効と考える。そのような取り組みについてどう考えるか。
以 上
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