++山根一男の徒然日記++
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11月 30日(水) 議会初日…今日は、会議四つ
11月 29日(火) 十二月議会一般質問通告
11月 28日(月) 十二月議会の論点
11月 27日(日) 第7回かにNPOフェスタ
11月 26日(土) 帷子ユニックフェスティバル
11月 25日(金) 議会基本条例特別委員会
11月 23日(水) 二つの感動
11月 20日(日) 第26回可児川豪雨災害行方不明者捜索活動
11月 19日(土) 下呂行き鈍行列車
11月 18日(金) マツバギク冬支度
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 2011年11月16日(水)
 津山・福山 建設経済委員会行政視察
 昨日・今日と岡山県津山市と広島県福山市へ建設経済委員会の行政視察へ行って来た。8月に新メンバーとなり、だいたいこの時期に、各常任委員会ごとに委員会の所管に関する行政視察が入る。 
 
 これはおそらく日本中同じ傾向と見えて、他所の議会もこの時期の視察が多いようだ。昨日も名古屋に出る名鉄線で、お隣の犬山市議会の行政視察メンバーと隣席になった。 
 
 昨日は、津山市で『つやま新産業創出機構による産業振興策』について、説明を受けた。これはたいへん参考になった。津山市は人口10万7千人と可児市と大差なく、何よりも可児市とは歴史友好都市である。 
 
 これは、合併前の兼山町がそうであったのを可児市として引き継いだもので、一度、この件一般質問もしたことがあるが、あまり可児市民には知られていないと思う。 
 
 その由来は、1603年それまで兼山の城主(城の名前は金山城)だった森忠政公が、美作一国18万6500石の国持ち大名として津山へ移封されたことに拠る。 
 
 研修終了後にお城も観てきたが、金山城くらいのイメージでいたが、とてもとても立派なものであった。私は城が好きで、各地のお城を見てきたが、天守閣こそないが、津山城のその石垣は熊本城を思い起こさせるほど重厚なものである。 
 
 おそらく殿様と一緒に、兼山の侍たちも大勢津山に行ったことだろう。今でこそ兼山は小さなまちだが、その昔は現在の可児市、美濃加茂市、多治見市辺り全体を支配していたのである。 
 

 津山市はいわば親戚筋にあたる。こういった歴史的な縁は大切にすべきだと思う。視察時にも冨田可児市長から、津山市長宛の親書が山田委員長の手によって津山市の副市長に手渡された。 
 
 つやま新産業創出機構であるが、これは産官学民の協働により、津山市の得意とするステンレス産業や、食料産業、人材育成などをつなぐシステムであり、行政では直接手を出せないようなことでも、機構という仕組みを使って自由にできるのが良い。 
 

 B1グランプリで見事、準優勝となった『津山ホルモンうどん』もこういった基盤があって生まれてきたものである。可児市の場合は、商工会議所や市役所の商工観光課辺りが取り組んではいるが、津山市の『機構』のように体系立てられたものではない。大いに参考になった。 
 
 そして、今日は広島県の福山市に『ばらのまち福山の取り組み』について行生視察に行った。福山市は市制95年、口47万人の堂々たる都市だ。 
 
 ばら制定都市会議というのがあって、全国でばらを市の花に制定している22市町が加入しており、毎年会議が行われる。今年は福山市であったが、来年5月には可児市で開催される。 
 
 私もばらが好きで、我が家にもばら園(10品種10本程)を開設したが、この夏の暑さで見事に枯らしてしまった。ばらは手間がかかるが、その分優しさや思いやりの心が醸成されるという。 
 
 可児市には栽培品種数で世界一と言われている花フェスタ記念公園があることから『ばらのまち可児』というキャッチフレーズで、「かに乙女」という可児のばらまで制定したが、福山市の取り組みを聞いたら、少し恥ずかしくなった。 
 

 福山市は1956年春『戦後の荒廃した人々の心に潤いを』という思いから、地域住民が現在のばら公園に1000本のばらを植えたことからスタートしている。現在、市内に70万本程度のばらが植えられており、これを平成28年には100万本のばらのまちにする計画だという。 
 
 家を新築した人にばら苗を2株配ったり、公園のばらのオーナー制度や、ばら苗を育てる方、ばらの花壇をつくる方に補助金を出したり、ばらに関するだけで24項目に渡る施策を推進している。 
 
 予算は1900万円ほどで、福山市の規模からいえばそれほど大きな予算ではない。それでいてまちの知名度やイメージアップ、市民への協働意識と「ローズマインド」言われる「思いやり」と「優しさ」を育む効果が期待されている。 
 
 可児市の場合は、ばらを活かした観光と交流のまちづくり事業として、地域活性化戦略会議で検討中というが、もっとばらに特化した取り組みがあっても良いのではないかと思う。 
 
 おそらくこういうことは、命がけで取り組むような職員か市民が一人でもいれば進むのだろう。もしかしたらそういう方はすでにいて、私が知らないだけかもしれないが…この件、担当部局とよく話し合ってみたい。 
 
 


  津山市には、2007年に「可児市・津山市歴史友好都市縁組津山・赤穂の旅」のメンバーに兼山歴史研究同好会の一員として参加しました。

兼山では、以前から犬山城の天守閣は兼山城から移築したということが定説となっています。
いざ現場に行きましたが、大きさに驚きをもつことは無かったことを思い出します。

なかなか、進捗状況が進んでいなかったことが、懸念されていましたが少しは進みかけていることが確認できてほっとしました。
mario66 ..11/17 11:08(木)
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