++山根一男の徒然日記++
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11月 30日(水) 議会初日…今日は、会議四つ
11月 29日(火) 十二月議会一般質問通告
11月 28日(月) 十二月議会の論点
11月 27日(日) 第7回かにNPOフェスタ
11月 26日(土) 帷子ユニックフェスティバル
11月 25日(金) 議会基本条例特別委員会
11月 23日(水) 二つの感動
11月 20日(日) 第26回可児川豪雨災害行方不明者捜索活動
11月 19日(土) 下呂行き鈍行列車
11月 18日(金) マツバギク冬支度
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 2011年11月4日(金)
 民主党東海ブロック地方自治体議員研修会
 4日〜5日と浜松市のホテルクラウンパレス浜松で民主党東海ブロック(愛知・三重・岐阜・静岡)の自治体議員フォーラム研修会があり伊藤英生市議や村上孝志県議とともに参加した。私としては初参加である。 
 
 岐阜県からは27名が参加した。研修内容は静岡県立病院機構理事長の神原啓文氏による『医療における喫緊の課題と静岡県立病院機構の紹介』、静岡県対外関係補佐官 東郷和彦氏(元外務省官僚)による『3.11以降の日本の現状と世界への影響〜国と地方に役割〜』 
 
 静岡大学人文学部教授 日詰一幸氏による『新しい公共政策に伴なうNPO団体の役割と期待』、環境大臣・原発担当の細野豪志衆議院議員(静岡5区)による『福島第一原子力発電事故に学ぶ』というものであった。 
 
 どのテーマも時宜を得たもので圧巻であった。特に細野豪志大臣は、以前にも一度お話を聴いたことがあったが、30代の若さで弁舌さわやか、たえず笑みを絶やさずに放射能汚染について語った。 
 
 除染の問題で今後、大量に出る放射能に汚染された土壌などの中間処理施設(30年間保管)とその後の永久保存施設の設置がポイントになるという考え方を示した。 
 
 この中間処理施設はいわゆるストックヤードと呼ばれるもので、可児市久々利の東海環状自動車道のトンネル工事残土のストックヤードと言いながら永久残土捨て場とされた事例を思い出した。 
 
 この残土に含まれている黄鉄鉱が悪さをして、新滝ヶ洞溜池の魚を大量に浮かせてみたり、極端な酸性水で水質を汚染してしまい、今もこの水の浄化プラントを稼動させている。 
 
 放射能汚染は、この黄鉄鉱の汚染とは比較にならない深刻な問題だが、考えてみれば福島原発の問題が起きる前から、この放射能汚染物の最終処分地は青森県の六ヶ所村以外にはなかった。 
 
 最終処分の方法も決まらない状態でこれまで原子力発電所をつくり続けてきた愚かさが露呈した形だ。私たちの世代の責任で処理するしかないが、本当に大変な課題だと思う。 
 
 一方で、放射能の汚染のない廃棄物、つまり東日本大震災で出た大量のガレキの処理を受けてくれる自治体が増えることを細野大臣からお願いされた。今のところ東京都だけが受け入れている。 
 
 可児市は当初、ささゆりクリーンパークでの受け入れについて、可能としていたが全国的な放射能汚染への不安の高まりの中で、現在は一切受け入れられないとしている。 
 
 しかし、これもおかしな話で「がんばろう日本」と一丸になって東北地方の復興を支援するといいながら、放射能汚染の疑いがあるというだけで、受け入れを拒否する姿は被災地の方々からはとうてい理解できないであろう。 
 
 来週も陸前高田市に行く予定だが、被災地にあってはこのガレキの山がいたるところにあって復興の妨げとなっている。もし、このガレキの山が放射能に汚染されているのなら、それこそ被災地の方々はおちおち外も歩けない。 
 
 東京都は集荷から埋立てまでの間に18回も放射線量を測定し、汚染がないことを確認して処理するという。石原都知事は問題発言も多く、好きになれない点もあるがこの件に関しては立派だと思う。 
 
 自治体は風評被害に惑わされることなく、毅然たる態度で住民に説明し説得して矛盾のない行動をすべきだ。すなわち現状では、口では東北地方の一日も早い復興を唱えながら、行動はその逆となっている。
 

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