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 2011年2月15日(火)
 地域のあしを考える会 市長面談
 10日の『水源汚染問題ネットワーク・可児』に続いて、『NPO法人地域のあしを考える会』のメンバーと冨田成輝可児市長との面談を橋渡しした。ただし、どちらも私自身がメンバーといってもいい団体でもある。 
 
地域のあしを考える会HP↓ 
http://heartland.geocities.jp/kani_takasi/ 
 
 地域のあしを考える会は、可児市内での地域公共交通に関してデマンドバス方式を提案することを目的に3年ほど前に発足した。その前年にNPO法人NPOなんでもサポートセンター岐阜が企画・開催した『団塊世代塾』の修了者をベースに活動を続けている。 
 
 本日は13時より現若葉台自治会長や愛岐ヶ丘自治会長(地域のあしを考える会理事でもある)を含め4名で冨田市長と面談した。 
 
 市はすでに『電話で予約バス』という名前で『デマンド方式のバス』を川合・土田地区で導入している。バスといってもタクシー車両をそのまま使っているので、『バス』という言い方はしっくりこないが…タクシーではない。 
 
 本年4月からは、現在のさつきバス路線「春里・姫治」「羽崎・二野・久々 
利」線で本格運行されることになっている。 
 
 デマンド方式のバス(現在可児市ではタクシー車両を利用)の特徴は、電話による予約に応じて運行するために、従来の定時定路線バスのように誰も乗客がいないのに走るということがないために無駄な経費が節約できるということだ。 
 
 このため停留所の数は、いくらでも増やすことができる。利用者も目的地に行くときだけでなく、帰りの時間も予約できるので便利である。 
 
 可児市のコミュニティバス『さつきバス』は、市内をある程度網羅してはいるが、毎日ではなく隔日だったり、一日に数回しか便がなかったりでたいへん利用勝手が悪い。しかし、これほど不便なバスでもその運行のために、市は年間6000万円ほどの補助をしている。民間企業でいうところの赤字額だ。 
 
 それで利用者は増えていればいいが、年々減ってゆく傾向にある。高齢化が進んでいるのに増えていかない理由としては、お年寄りが運転免許を手放さず高齢者運転手が増えているという実態があるようだ。 
 
 しかし、何よりの原因はさつきバスは不便だからであろう。そこで、デマンド化が模索され、一部地区で導入されてはいるが、いまいち利用者は増えてはいかない。 
 
 4月から本格運行が予定されている「春里・姫治」地区では、電話で予約バスの試行実験では以前のさつきバスに比べて、利用者は前年度比40%ほど減っているという。 
  
 隔日運転が毎日に変わってもこの結果とは残念だ。おそらく一番のネックは、料金がそれまでの高齢者料金であれば100円だったのが300円に跳ね上がったことだろう。電話で予約するということがまだ受け入れられていない可能性もある。 
 
 それでも本格運行に移行するのは運行コストが大幅に削減できるからだという。 
 
 さて、デマンド方式を導入し始めているという点では、会としても私としても評価はできるのだが…問題はその方式である。現在は、路線ごとにタクシー会社で従来からやれれている電話による手作業による配車方式を採用している。予約客が少なければいいが、多くなると対応は難しくなるし、予約受付も従来の勘に頼る部分があり、正確さ迅速性に欠ける。 
 
 それと、最大の問題点は路線ごとに順次『デマンド化』してゆく予定のようだが、路線をまたぐ利用ができない。つまり西可児駅から桜ヶ丘に行く場合(現在はまだそのような路線はない)直接行くのは無理で、市役所等市の中心街での乗り換えを余儀なくされることだ。つまり、300円で行けるのは路線内だけで、それ以外は倍の600円かかる。 
 
 このことは実は市内が一律300円で好きなように移動できるようになると市内交通業者(タクシー・バス・私鉄)が立ち行かなくだろうという仮説に基いたものである。 
 
 市民にしてみれば、希望する場所へ300円で自由に最短距離で移動できるほうがいいに決まっている。場合によっては、利用者の多い隣の美濃加茂市の木沢病院なども、その気になれば登録することも可能だ。 
 
 現状、それをしないのは市民の利便性よりも、交通業者の権益を重視しているからに他ならない。確かに安くて便利な交通網をつくっても既存交通業者が撤退してしまっては、市民にとって痛手ではある。 
 
 しかし、そのようなことはきっと解決策はあるはずだ。冨田市長もまずは市民の利益を優先させ、その上で業者との交渉をするのが筋だとはっきりと市民本位の姿勢を言われた。 
 
 私も一昨年、群馬県の前橋市まで視察に行って、市内郊外部分を広域で自由に迅速に(パソコンが導入されている)移動できるデマンドバスの利便性が目に焼きついていて、ぜひ可児市でも実施すべきだと考えている。 
 
 冨田市長も、地域公共交通は常に現在進行形であり、これで良いという完璧な形は存在しない。今後、十分勉強していきたいとメンバーに伝えられた。 
 
 私も現在の可児市の地域交通政策について、全面的に否定しているわけではないが、今の方式ではこれから若葉台とか長坂・桜ヶ丘といった高齢者が大勢住んでいる住宅団地などを対象とするようになると無理が出てくるのではないかと思っている。 
 
 最低でもパソコン導入と、路線を超えた移動の自由を実現していただきたい。それと、タクシー車両の利用では、確かにコストは最小限の抑えられるだろうが、利用者にとってはタクシー車両に赤の他人と乗り合わせるという感覚は持ち合わせていない方が多いだろうと思う。 
 
 地域の人にその存在をしっかりアピールしてゆく意味でも、8人以上乗りのワゴン車両の導入を考えてほしい。今日の面談はたいへん有意義だった。すぐに現在の方針を軌道修正ということは難しいかもしれないが、『もっと別の良い方法』もある…ということをアピールできたことの意味は大きい。 
 
 

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