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3月 28日(月) 亀谷 光(かめがいひかる)氏不出馬
3月 26日(土) ぎふ清流国体可児実行委員会 設立総会
3月 25日(金) 三月議会終了 TPP論議
3月 24日(木) 震災情報(SIC市民活動情報センターより)
3月 23日(水) 27日に西可児駅周辺を美しくする会【告知】
3月 22日(火) 予算特別委員会で波乱
3月 20日(日) 第16回行方不明者捜索活動
3月 19日(土) 明日、未踏の木曽川左岸へ
3月 17日(木) がんばろうNIPPON
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 2011年3月25日(金)
 三月議会終了 TPP論議
 2月28日に始まった可児市議会三月定例議会が、今日で終了した。平成23年度可児市一般会計予算等も、一部の反対はあったが成立した。 
 
 山田副市長・井戸教育長・中村建設部長が退任し、議場で挨拶があった。中村建設部長は勤続40年になるという。可児市職員であったことを誇りに思うと言って涙した姿が印象的だった。 
 
 議場ではいろいろやりあったが、可児市役所を舞台としたそれぞれの人生の区切りだと思うと感慨深い。新しく佐橋副市長(前企画部長)と大杉教育委員(前健康福祉部長)も承認され、冨田市長の新体制がスタートする。 
 
 今議会の最後で一番意見が分かれたのはTPP(環太平洋経済連携協定)に関してである。共産党のお二人の議員が紹介議員となっている「TPP参加反対の意見書」提出を求める請願は不採択になった。 
 
 しかし、ただ不採択にするだけでは、この問題は大きすぎる。特に農業関係者の反発をくらうのは必至だ。それで新たに今日付けで発議第1号として、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加への慎重な対応を求める意見書を内閣総理大臣らに送る議案が提出された。 
 
 共産党議員からの請願には乗れないが、さりとて議会として放っておいていい話ではない場合、よくあるパターンである。 
 
 意見書の骨子は… 
1.環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を検討するに当たっては、国民生活に及ぼす影響についての詳細な情報を提供し、十分に国民的議論を尽くし、拙速な参加の判断を行わないこと。 
 
2.今後の国際貿易交渉に当たっては、我が国の食料安全保障の確保を図ることを基本に、食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内の農林水産業の将来にわたる確立と振興などを損なわないように対応すること。 
 
 としている。文字通り玉虫色の意見書でTPPに参加せよとも、反対せよとも書いていない。共産党の冨田牧子議員は、そのような相手に判断を委ねるような意見書では意味ないと反対していた。 
 
 大まかにいうとTPP参加に対して、農業関係者は大反対しており、経済界は参加すべしという論調である。私自身も勉強不足は否めないが、市民の中にも賛成・反対が拮抗しているのではないかと思う。 
 
 菅内閣は、6月を目処に何らかに方針を指し示すとしているが、国会レベルでも判断がつきかねる案件に対して、市議会レベルの情報量で判断を下すことは難しいと思う。 
 
 なので、地方政治が今できる最善の方法として、このようなTPP参加に対して慎重な審議をすべきだとの意見書を出すことだと思う。私はこの発議1号に賛成したが、反対する議員も目立った。 
 
 結果的に発議1号は可決された。衆参両院議長・内閣総理大臣・農林水産大臣・経済産業大臣宛て、可児市議会議長の名前で送られることになる。勉強不足もあり討論もせずに賛成したことを少し後悔している。だが、判断は間違っていないと思う。
 

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