++山根一男の徒然日記++
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 2011年9月15日(木)
 決算特別委員会 集中質疑三日目
 朝9時から可児市議会決算特別委員会があった。質疑は三日目、文教特別委員会所管の平成22年度可児市一般会計・特別会計についてのチェックである。特別委員会といっても、議長・監査役を除く、市議20名で構成されている。 
 
 文教福祉委員会所管とは、市役所でいえば教育部と健康福祉部の所管(民生費)の分野で、金額でいえばもっとも多い。 
 
 平成21年と22年度の比較でいうと教育費が41億7千万円(以下すべて概数)から、40億円に減っている。民生費は子ども手当ての関係で、66億円から83億3千万円に26%上昇している。 
 
 この他に大きな決算(特別会計)では、国民健康保険事業92億4千万円、介護保険43億6千万円がある。というわけで、今日はわずか数時間で平成22年度可児市一般会計・特別会計の教育・福祉関係歳出の259億4千万円について20名の議員で審査した。 
 
 事前通告による質疑は25項目で、一昨日総務企画分野の45項目に比べて少なかったせいか質疑そのものは、午前中で終わった。 
 
 どんな質疑があるのか、かいつまんで紹介する。 
○外国人子どもの修学支援基金が6000万円の目標に対して、5636万円に達している。どのように活用するのか?⇒ばら教室の建て替えに使う予定。 
 
○社会福祉費の中で、セーフティネット支援対策事業補助金の国庫への返還金が1100万円もあるが何故か?⇒約1400万円の国庫補助金があったが、利用者が数件で残った1109万円を国に返した。 
 
○車椅子ツインバスケットボール(33万8千円)、福祉芸術際(47万4千円)毎年同じ事業だが、啓発になっているのか?⇒各120名、300名の参加者があり一定の啓発効果はあるが、福祉芸術祭は今年度はお休み、車椅子ツインバスケットボールはやり方を工夫する。 
 
○ふれあいホーム運営事業(194万4千円:利用者13名)は、いつまでも保護者会ではなく、社会福祉協議会等への運営委託できないか?⇒現状では受け手がなく、それはできない。 
 
○福祉医療助成事業(子ども13934人利用:4億1千万円/重度心身障がい者3084人利用:4億円/母子家庭等2041人利用:6500万円/父子家庭215人利用:600万円/高齢者の健康増進のための保険外はり・きゅう・マッサージ等施術助成金1744件:175万4千円 合計9億2900万円)  
 この事業は利用者のモラルにより助成金額が増減する傾向がある。利用者のモラル向上を促す広報活動が必要だと思われるが、どう考えるか?⇒医療費抑制の観点からも必要なことだが、難しい問題でもある。無駄な医療費は排除して活用されるようにしていきたい。高齢者の健康のなめの保険外はり・きゅう・マッサージ等施術助成金は、見直しの時期に来ている。 
 
○すくすくきっずネットワーク事業「アフリカを知ろう」開催の子育て団体に対する助成金140万円は多すぎないか?⇒これは自治総合センターからの助成金で、一団体への助成ではない。二日間で2000人の参加者があったイベントである。 
 
○教育基本計画策定事業の策定委託料294万円について、教育の根幹になる基本計画を外部に委託しなくてはつくれないのか?⇒大半は職員がつくるが、コンサルの持つスキルやノウハウをアドバイスしてもらった。 
 
○外国語教育推進事業(1762万7千円:4名)で外国人指導助手が昨年より1名減っているが、(マイナスの)影響はないか?⇒学習指導要領の変更によるもので、特に影響はない。 
 
○小学校施設改修費で、帷子・南帷子・桜ヶ丘小学校焼却炉撤去工事費453万3千円で、他に廃棄予定の焼却炉はあるか。ダイオキシン排出規制対応焼却炉なのか?⇒規制されるようになって今までずっと使われて来なかった、適切に処理する。 
 
○学校給食センター費(7億2819万円)について、学校給食センター業務委託料に呼応する物品貸付収入はいくらか?⇒シルバー人材センターからの派遣者の作業着洗濯費用等、精査する。 
 
ここからは私の質疑↓ 
○発達障がい児らを預かる日中一時支援事業は、支給決定者が平成21年度の126人から22年は148人に、22名増えただけなのに、支給決定額は1329万7千円から4397万8千円に330%増である。何故、こんなに増えたのか?⇒平成22年度に川合地区に新たな事業所がオープンしたので増えた。 
 
○地域医療支援事業で、中濃厚生病院(関市)救急救命センター運営事業負担金(44万4千円)で、可児市からの利用者は何人か、いつまでこの負担は続くのか?⇒全利用者1801名のうち可児市からは7名。今後も負担はずっと続く。 
 
○教育研究所経費の中の不登校児童生徒に対しての学校復帰支援事業(スマイリングルーム・心の電話相談員・学校支援委員等報酬492万3千円、臨床心理士、フレンドリーカウンセラー等謝礼117万9千円、IT教材システム借上げ料49万9千円)での成果は?⇒不登校児童生徒8名のうち6名が学校に復帰できた。 
 
 まだまだ延々とあるが、この辺で留めておく。中には私の聴き違いもあるかもしれないし、短い文章ではとても語りつくせない議論もあったので、もし、違っていたり、ご意見があればご指摘いただきたい。(執行部からも) 
 
 約260億円の決算となると、想像を超える物量となる。本当は普段からのチェックが必要で、本音をいえば20名の議員の目だけではチェックしきれていない部分もあるかもしれない。 
 
 皆さんから附託をいただいた議員として、最大限勉強しながら決算を見る目を肥えさせなければならないが、すべての分野に精通できるものではない。 
 
 それぞれの分野に詳しい方や、現にその分野で働いている方、会計の知識が豊富な方、多くの方の知識やアドバイスをいただきながら、私たちの納めた税金がどのように使われているかチェックできる体制ができるといい。 
 
 いずれにしても膨大な時間と手間が必要である。どなたか、手伝っていただける方がいればありがたい。
 

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