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 2011年9月4日(日)
 こんぺいとう上映会『星の国から孫ふたり』
 市内の発達障がい児を持つ親たちでつくる『こんぺいとう』の映画上映会があるのを新聞で見つけた。題名は『星の国から孫ふたり』。その上映会が今日の13時30分から可児市福祉センターであった。 
 
星の国から孫ふたり↓  
http://www.pao-jp.com/hoshinokuni.html 
 
 今日は朝からずっと雨で、予定されていた地域の防災訓練も中止を余儀なくされていた。映画上映なら天候に左右されない。どれくらい来ているのか想像できなかった。 
 
 こんぺいとう主催の自閉症に関する講演会などには、いつも100人くらい集まっている。しかし、行ってみると250人以上来ていた。これほど動員力のあるNPOは市内にはそれほどない。 
 

 映画に出てくる主人公の二人の子は、うちの孫三人のうちの上二人とそっくりかぶる年代で、とても引き込まれた。私自身、発達障がい児に関係する二つのNPO(NPO法人ピュア・マインド/自立を支援する会『そら』)に関わっているので、自閉症の子どもたちにふれあう機会は多いのだが、その日常にまで接することはないので、とても参考になった。 
 
 自閉症のことを英語ではオーティズムということも初めて知った。自閉症は病気ではない。むしろ『個性』に近いものだが、なかなか受け止めにくい。映画の中で、自閉症の子を持つ親が、近所の人たちに、自閉症の子どもたちの理解のための新聞を配ったり、勉強会を開く姿が印象的だった。 
 
 自閉症をはじめとする発達障がいを持つ子どもは確実に増えている。今週8日(木)に一般質問する一つのテーマ『子育て支援の見える化と市民参画について』でも少し関連することを質問する。 
 
 映画の中で紹介されていたが、アメリカでは州にもよるが、発達障がい児と認められると、その歳から18歳まで、週3回以上専属のチームによる療育が受けられるという。 
 
 可児市でも養護訓練センターや特別支援学級・学校などで療育を受けることはできるが、十分とはいえない。事実、高いお金を出して療育機関にかかる親もいる。 
 
 アメリカとの違いは障害者福祉施策の予算の違いである。OECDに加盟する32ヶ国の主な障害者施策の予算は、国内総生産(GDP)比で、平均0.392%であるのに、日本は0.198%に留まっており、OECD並にするには1兆円を超える財源が必要だという。(朝日新聞8/31) 
 
 障がい者は、どこの国でも一定の割合で存在する。そういった社会的な弱者を保護し、健常者と同じように生活できるようにすることが文明国の証しだと思うのだが、その点日本は落第である。 
 
 日本社会は決して障がい者に対して優しいものではない。これも政治の責任だが、長い歴史の中でそのような位置づけになってしまっている。 
 
 この状況は、そう簡単には覆せないかもしれない。及ばずながら私にできることはこれからも続けてゆくが、本当は障がい者自身やその親たちが本気になれば、世の中は変えられる。 
 
 何も選んで障がい児の親になったわけではないはずだ。自信を持って主張すれば良い。こういった催しに市長や教育長、議員らを半強制的に呼びつけるくらいの政治力を持ってもいいと思う。 
  
 
 

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