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 2005年11月4日（金）
 化学物質過敏症（CS)
　午前中、所属する経済福祉委員会と民生児童委員との懇親会があった。民生児童委員さんの仕事がいかに大変かがよく分かった。子育てサポートのこととか、不審者対策だとか、母子父子家庭へのサポートなど自分が課題とすることについても意見交換することができた。 
 
　午後に前から一度お会いして話を聞くことになっていた人から電話がかかってきた。メールでは何度かやりとりしているが、やはり顔の見える状況でないと伝わらない。メールは便利だが、危険性も高い。 
 
　その方は岐阜の方だった。関で待ち合わせして話を聞いた。化学物質過敏症の方で、喫茶店の臭気にも過剰な反応を示した。最初、これは危ない人かなと思ってしまったが、話を聞くうちに自分のその分野への認識の甘さに気づかされた。 
 
　自分も花粉症に悩まされたことがあるし、ある日突然過敏症になる可能性は十分にある。日本では5万種類以上の化学物質が使用されているが、その75％ほどは基本的な毒性についてのデータも公表されていないという。 
 
　私も多少の知識はあったので、合成洗剤のシャンプーなども10年位使っていないが、現在はあらゆる角度から人体に有害物質が蓄積されていく。アスベストにしても30年も40年もしてから発症するように、化学物質過敏症もある日、体が受け止められる限界を超したときに発症する。 
 
　ニートや多動児の増加、不妊症、生殖機能の低下などの原因としても化学物質が考えられる。しかも、日本は化学物質を世界一使っていて、ほとんど規制がかかっていない国だ。 
 
　話を聞けば聞くほど恐ろしくなってきた。とりあえず住宅地に隣接した農地での農薬使用や、休耕田での除草剤使用、害虫駆除のための薬物使用などについて可児市はどういう対応をしているのか聞いてみることにした。 
 
　やはり人は会ってみることから、新しい何かが始まるということを実感した。今、気づけてよかった。		  

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