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16週 進行流産
18週3日 嚢胞性ヒグロ ....
Name:
ちい
..so-net.ne.jp
Date: 2011/03/04(金) 17:22
削除
Title: 16週 進行流産
世間では「安定期」という16週に入ったところでした。
2011年2月10日午前6時05分が、あなたのお誕生日。
その日の明け方、おなかの痛みで目が覚めて、2度目にトイレに行ったときに破水。
透明だったのが、どんどん真っ赤な出血にかわっていった。
張り裂けそうな気持ちで病院に行くと、「残念ですが」と。
それから1時間くらい陣痛があって、あなたはうまれました。
あなたのお父さんは、ずっとずっと一緒にいてくれました。
お父さんとお母さんは、一晩あなたとすごしました。
泣いて泣いて、涙も声も涸れました。
その夜は、あなたとすごした最初で最後の3人の夜。
翌日、あなたをお空に見送ったけれど、
でもこれからもずっとあなたはお父さんとお母さんの子どもです。
来てくれてありがとう。
産んであげられなくて本当にごめんね。
Name:
はぐまま
..bbtec.net
Date: 2011/03/02(水) 12:56
削除
Title: 18週3日 嚢胞性ヒグローマ 人工死産
2月23日、20cm320g「はぐ」という名前の女の子が産まれました。
10週
頸部浮腫6mmとの指摘を受けて、染色体異常の可能性の話を聞き、紹介状を書いてもらいました。
この時点では、不安はあるけど、きっと元気に産まれてくれるに違いないと、落ち込まないように必死でした。
12週
大学病院で診察を受け、頸部浮腫17mm、嚢胞性ヒグローマの診断を受けました。
先生から専門書のコピーをいただき、染色体異常の確率の高さや予後が不良な事、流産の可能性が高い事などの説明があったのですが、途中で眩暈がして倒れてしまいました。
平日だったので、一人で診察に行ってしまい、後悔しました。
家に帰って、夫に泣きながら報告しました。
14週
祈るような気持ちで、再度、大学病院に行きました。
浮腫は23mmで、前回より大きくなっていました。
先生から羊水検査の提案があり、予約して帰りました。
結果がでるまでの期間に何かできないかと調べてみたら、絨毛検査ができるクリニックを見つけました。
絨毛検査なら、元々少ない羊水を減らさずに染色体の検査できるとのことで、その日の内に電話をしたら、翌日に予約を入れていただけました。
主治医が、時間外にも関わらず、紹介状を書いて下さいました。
ヒグローマに染色体異常が重なると、胎内での致死率が100%近いと聞いていたので、当日まで検査を受けることを戸惑っていましたが、先生から「結果を揃えないと前に進めないよ」と背中を押していただき、ようやく検査を受けることができました。
15週
絨毛検査の結果、ターナー症候群だと分かりました。
泣かないと決めて病院に行きましたが、駄目でした。どうしても涙が止まらなくて、個室に移していただきました。
16週
絨毛検査を受けた病院から紹介していただいた遺伝子カウンセリングを受けに行きました。
ここに来てようやく、何故ヒグローマという症状が出たのか、何となく理解できました。
17週
再度、大学病院へ行きました。浮腫は40mm以上になっていました。「お腹や肺にも水がたまり、心臓の逆流もあり、もういつ心臓が止まってもおかしくない」との診断でした。
「出産を希望するなら大学病院に転院して帝王切開になるが、おそらく出産までもたない。死産に帝王切開はない」とのことでした。
お腹の子は今、生きてる。
生きたいと思っているのか、苦しんでいるのか、今の私にできることは何か、わからなくて、泣きました。
その数日後、主治医のところで人工死産の予約をしました。
この時の私の判断が、正しかったかどうかはわかりません。
今の週数なら、娘の体を傷つけずに出産できるということと、信頼している先生に処置してもらえるということで決めました。
処置は、週末を挟んで3日後から、とのことでした。
決断を迷っていた私と夫に、「全て終わってから大学病院に連絡します」と声をかけてくださいました。
週末は買い物に出かけました。
何をしても、もうこれで最後かと思うと喉が詰まりましたが、最後のお出かけを精一杯楽しみました。
18週1日
逃げたい気持ちを抑えて、病院に行きました。
先生が最後のエコー写真をくれました。
初産のせいか、最初にラミナリア5本を入れた時は冷や汗をかいて動けなくなり、母親が迎えに来てくれました。
18週2日
朝9時前に破水しました。病院に電話すると、すぐに入院できるとのことで、予定を前倒しで入院させていただきました。
朝、ラミナリアの本数を10本に増やし、夜にもまた本数を増やしました。看護婦さんが「痛いけど頑張ってね」と声をかけてくださいました。
18週3日
朝から子宮口を開く薬と促進剤の点滴を受けました。
昼過ぎくらいから、しゃべれないような痛さに変わり、
15時06分にはぐが産まれました。
先生が産まれたばかりのはぐを見せてくれました。
体にいっぱい水がたまってしまっていて、触るとプルプルしていて、傷つけてしまいそうで怖くて抱っこできなかったことを、今でも後悔しています。
本当によく頑張ってくれたね。
翌日、退院になり、はぐと一緒にお家に帰りました。
通常、葬儀屋さんに預けるところ、わがままを言って連れて帰りたいと言ったのに、看護婦さんが棺にお花を飾って下さっていました。へその緒も、もらいました。
火葬までの間、短かったけど一緒に過ごしました。
棺に手作りのカエルとガーゼのお布団、手紙を入れました。
火葬の日は快晴。雲ひとつありませんでした。
本当に妊娠してたのかと思うくらい、つわりもなく、何の迷惑もかけることなくお空に帰っていってしまったはぐ。
ぺたんこのお腹が寂しいです。
はぐと過ごした5ヶ月は本当に幸せでした。
今度はいっぱい迷惑かけに戻って来てね。
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