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出産後 先天性心疾患 ....
36週 子宮内死亡
Name:
なのはな
..home.ne.jp
Date: 2012/10/02(火) 16:06
削除
Title: 出産後 先天性心疾患
2か月ほど前、先天性心疾患で男の子を亡くしました。
9か月になる直前の健診で、心臓の異常を指摘されてから、世界の色が変わってしまいました。
胎動もしっかりしていて、週数通りの成長だったので、まさか異常があるとは思いませんでした。
入院して、毎日エコーで観察していましたが、心不全の兆候が出てきたので、36週での帝王切開になりました。
産声はあげないかもと聞かされていたのですが、元気な産声を聞いたとき、思わず涙がこぼれました。
夫と私の両方に似た、親バカですがかわいい子でした。
チューブや点滴がついていて、薬で眠らされていました。
状態が良くなく、出産の翌日に手術を受けましたが、5日後に亡くなりました。
手術の後は尿が出なくなって、手や胴体がむくんで、紫色になってしまいました。日に日に状態が悪化するのを見て、夫は色々と赤ちゃんに話しかけて長い時間そばにいましたが、私は面会すると涙しか出て来ませんでした。
こんなにそばにいるのにだっこもしてやれない、おっぱいも飲ませてあげられない。お風呂にも入れてあげられない。
手術後の4日間は、昼も夜も泣きました。人生であんなに泣いたのは初めてでした。とても長く感じました。
容態が悪化して、もうこれ以上の回復が見込めないと告げられた時、二人で最後を看取ることをお医者さんに告げました。
慌ただしく大量のチューブが外され、私が赤ちゃんを抱かせてもらいました。生まれてからやっと、私たちの元に帰ってきました。
今でも気づくと赤ちゃんの事を考えています。
なんとか日常に戻りつつあるけれど、ものすごく気分が落ち込んで泣く日もあります。
赤ちゃんがいないのに、帝王切開の傷が痛むのが悲しいです。赤ちゃんがいればきっと、このぐらいの傷、勲章傷だと笑っていられるのに。
次の妊娠は、少し間を開けなくてはならないのと、家にずっといると悲しさに飲み込まれてしまいそうなので、少しずつ就職活動を始めました。
夫には「赤ちゃんは、天国じゃなくていつも俺たちと一緒にいるよ」と言われ、私も自分にそれを言い聞かせて過ごしています。
赤ちゃん。いつも一緒だよね。でもまた会いたいなあ。
朝早くから夜遅くまで赤ちゃんの治療に当たってくださったお医者さんや看護師さん、
親身に搾乳などに付き合ってくれた看護師さんや助産師さん、
亡くなった赤ちゃんの周りに折り紙で動物のお友達を折ってくれ、話しかけに来てくれた産科の看護師さんや助産師さん、
私の気持ちに配慮してくれたお医者さんなど、書ききれませんが、病院の皆さんの対応に本当に感謝しています。
最後に、他の方も書いていましたが、同じように赤ちゃんを亡くされた方の体験談に、私も助けられ、慰められる気持ちがしました。同じように、どなたかの役に立てればと思い、投稿させていただきました。
私自身も、誰かに聞いてもらいたい気持ちがありました。長文すみません。読んで下さった方、ありがとうございました。
Name:
uki
..ocn.ne.jp
Date: 2012/09/23(日) 12:33
削除
Title: 36週 子宮内死亡
経済的事情もあり素直に喜べない妊娠でした。
ですが、初診時に先生からやさしく言われました。
「あなたにかかってるんだよ。ご飯を食べて素直においしいって思ってれれば大丈夫。赤ちゃんはちゃんと育ちますよ」
先生も看護婦さんもこの小さな命を心から喜んでいる。
母親の私がこの命を否定してどうするんだと目が覚め、腹をくくりました。
臨月に入り出産準備も整った矢先のことでした。
就寝前「そういえば今日は胎動が無かったような…。あれ?昨日はどうだっけ??」
不安な気持ちを否定するように「いつも夜中になったら暴れだすから大丈夫。明日は検診だし」とのん気にしていました。
朝になってからも、動きませんでした。
ご飯食べたり、好きな音楽聴いたり、話しかけたり。
今までなら、反応が返ってきていたのに、何をやっても無反応。
焦る気持ちをおさえつつ「大音量でドライブすれば起きる!」と、
検診に向かいました。
助産師さんに動いてないことを伝えると、
「本当は今日はエコーやらないんだけど、念のためエコー見てみよう」と心音はとらずにエコーの手配をしてくれました。
しばらくして、先生がやってきてお腹にエコーをあてて1秒で悲しい現実を目の当たりにしました。
どう見ても、心臓が止まっていました。
先生からも「悲しいけれど、心拍が確認できない」と告げられました。
カーテンの向こうにはたくさんの妊婦さん。
泣くことなんて出来ません。
必死にこらえつつもポロポロ涙がこぼれました。
いつもはやったことのないエコーの機能を使って細部まで確認してもらい、心停止から数日経っている事が分かりました。
念の為、もう1人先生がやってきて、2人で再確認。
「やはり赤ちゃんはもう助かりません。このあと、検査と状況をご説明します」
エコーブースのカーテンを開けてからは冷静でした。目の前の妊婦さんを不安にさせちゃいけない。笑ってなきゃ。
先生から説明を聞き、週末にあたる事、炎症反応もないということで、2日後の入院になりました。
「2日間、赤ちゃんとゆっくり過ごしてね。」
翌日。あかちゃんの洋服を買いに主人とベビー洋品店へ。
店に入って、一番目の前に天使の羽のついた服がありました。
いつもならどぎつい色の服が並んでる所なのに、なぜ今日はこの服が出ているの?
普段ならとうてい手が出せない値段でしたが迷わず購入しました。
最初で最後のベビー服です。
ふと気づくと、回りは妊婦や赤ちゃんばかり。
当然の光景ですが、想像以上に心にグサグサ突き刺さりました。
戌の日にお参り行った神社も参拝しました。
傍からは、出産目前の幸せなカップルにみえたことでしょう。
入院前に実家へ挨拶に行くと、父がポロッと涙を流しました。
父の涙は祖母の葬儀以来初めてです。
出産前の処置や促進剤が効かないままに、入院4日目。
「勝負に出ます!」と、担当医の顔つきが変わりました。
破膜処置をして破水すると、一気にお産が始まりました。
苦しいところから早く出してあげなくちゃ。
赤ちゃんと分かれたくない。
赤ちゃんが死んでいることを認めたくない。
いろんな感情がごちゃまぜになっていました。
分娩台にあがったらすぐにするするっと産まれてくれましたが、先生が取り上げた瞬間、とうとう現実と向き合ってしまいました。
陣痛は半端ないし、パパも付き添ってる、普通のお産と何も変わらない。そこに産声が聞こえない以外は…。
へその緒を切って私のもとに。なんて可愛いのでしょう。今にも産声をあげそうな穏やかな表情。
この数日押し殺してきた感情が爆発しました。
まるで私が赤ちゃんになったように、大きな声でワンワンと分娩台で何分も泣き続けました。
私が落ち着くまで、スタッフ全員がそっと見守ってくださりました
。
赤ちゃんも私も身体をきれいにしてもらい、数時間一緒に過ごしました。
ずうっと抱いていたい。
「月」を名前に使った我が子の誕生日のお月様を見たい。
いろんな人に、「今夜の月を写メして」と頼みましたが曇っていないのにどこの場所からも見えません。
きっと私のもとに降りてきているから空には月がないんだ。
翌日退院。葬儀屋さんが病院にやってきてテディベア柄の棺に寝かせました。火葬までさらに2日。
家に居る間ずっと抱っこしていたいけれど、赤ちゃんはとても傷つきやすくなっていたので、棺のフタをなでるまでにしました。
葬儀には、県外から兄もかけつけてくれ、家族みんなでおくってあげることが出来ました。
食事をとらない私をみて4歳の長女が「ちゃんと食べないと赤ちゃん抱っこできないよ。ダメだよ」
もうあの子は抱きしめられないけど、空から笑われないようにしなきゃ。
四十九日の夜。空を見上げると煌々と輝くまん丸お月様。
ちゃんとお空に帰れたんだね。
死産から半年。主人とは、諸々の事情で離婚しました。
あの子がわたしのお腹に再び宿ることはないけれど、いつまでも一緒です。
長女は、妹をとっても大事にしています。お菓子を分けたり、絵を描いたり。
ありがとう。あなたのおかげで、みんなやさしい人になれたよ。
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