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   18週5日 前期破水 ....   
   5週 完全流産   

Name: あやか    ..dion.ne.jp
Date: 2010/11/07(日) 23:49
     削除 
Title: 18週5日 前期破水 人工死産    
不妊治療等にも通って、結婚3年目にしてやっと待望の赤ちゃんを授かることができた。妊娠の経過はいたって良好で「お腹の子が強い子で良かった」と、充実した幸せな日々を過ごしていた。 

安定期に入って、これで一安心と思った矢先に出血した。安定期4日目に入院となった。
出血の原因はハッキリせず「胎盤の一部が、少しだけ子宮の入り口にかかっている可能性がある」との事だった。
おなかが大きくなるにつれて解消されるとの予想がたち、それまで止血剤と張り止めの点滴で安静にすることとなった。

24時間点滴と安静。
「お腹の赤ちゃんは順調だから大丈夫」
そう言われ続けて、私も可愛いわが子ポンちゃんに会える日を楽しみに頑張っていた。入院から2週間、出血は相変わらずだが、量や痛みは少しづつ良くなってきたように感じていた。
18週になってからは、お腹に手をあてると、ポンちゃんからの合図を頻繁に感じる事が出来るようになり、本当に嬉しくてたまらなかった。 

9月8日夜7時半、いつもと何も変わらない、ゆったりとした時間をすごしていたが、何かが出てくる感覚があった。
また出血量が増えてきたのだ、ヒタヒタになったナプキンを取り換えるため、トイレに向かった。しかし、なにかが違った。
出血が水っぽいくて色がくすんでる?血の塊が沢山ナプキンに落ちてる。おかしい! 
ナースコールをすると、看護婦さんは事情を聞くなりナプキンを持っていなくなり、数分後、いつもと違う点滴を持って戻ってきた。破水の可能性があるので、念のため抗生剤の点滴を受けることになった。
先生に連絡して、翌朝の診察になると言われた。 

破水の可能性?すぐに診察しなくて大丈夫なのだろうか? 
この時期の破水に対して知識がなくて、良く分からなかったが、とにかく旦那に連絡を入れた。
そうこうしているうちに、またすぐにナプキンはヒタヒタになった。不安になって、もう一度ナースコールをするするも、今度来てくれた看護婦さんは、私の手を握って「破水は誰のせいでもないんだよ。赤ちゃんもまだ頑張ってるから」と言っていなくなった。
この時に初めて、自分と赤ちゃんに良くない事が起こっているのだと理解した。
よく分からないが、安静にしていれば破水は止まるのだろうか? とにかく不安で仕方なかった。

すぐに旦那が駆けつけてくれた。旦那が医者を呼んでもらったらしく、すぐに診察室へ移動することになった。
院長が顔をしかめて内診する。
「羊水がなくなっちゃってるなぁ。今は問題なく、元気に心臓も動いてるけど、赤ちゃんはもうダメだから、残念だけど、今回はあきらめましょう」頭が真っ白になった。
先生は淡々としていて看護婦に指示も出している。
「ソレ(張り止め点滴)はずして、コレ(抗生剤)にして。もう意味ないから」意味がわからない。言葉が出ず、涙だけが流れた。 

「破水しているので、赤ちゃんは助けられません。今から膣剤を入れ、子宮の入り口を柔らかくして、明日の朝から促進剤で陣痛を起こして赤ちゃんを出します」一言も話すことができなかった。
旦那が「分かりました」と言った。

どうして破水するとダメなのか、このままではどうなるのか等の説明はされなかった。
どうしてこの時、嫌です!赤ちゃんを助けてください!と言わなかったのか。どうして納得いく説明を求めなかったのか。なぜ赤ちゃんが助かる可能性を探そうとしなかったのか。
後悔してもしきれない。

その夜は眠れなかった。
泣きすぎて頭が痛くて気持ち悪くて、訳が分からなかった。何が起きたのか分からなかった。
お腹の中でポンちゃんが動いているのは分かった。 
生きてる。動いているのに、明日、命を奪うために産むの? 
ごめんね、ポンちゃんごめんね、本当にごめん。

あっという間に朝が来てしまった。
旦那がやってくると、パパが来て嬉しいのかポンちゃんがポコポコ沢山動いていた。 
9時になると陣痛促進剤が入れられた。エコーでの確認さえもなかった。
ほとんど痛みは感じなかったが、お腹が張って胎動が分からなくなっていた。
その後、実家から母と妹が来てくれて一緒に涙を流した。

促進剤をどんどん入れられて、痛みが増すと実感がわいて怖くなってきた。痛みはどれだけでも耐えられる。命を奪われるポンちゃんの痛みに比べたら、私の痛みなんてたいしたことはない。
だけど、こんなに陣痛がきつくなったらポンちゃんが死んでしまう。それが怖かった。
必死で陣痛の痛みに耐えながら「ポンちゃんが死んじゃう」と、泣きながら旦那に訴えた。
上から何かが落ちてきた。
腰をさすっている、旦那の涙だった。初めて見る旦那の涙。夫婦で涙を流しながら陣痛に耐えた。こんなお産があるなんて。

お昼頃から本格的な分娩になった。膣に手や器具を入れられると、激痛と共に恐怖が襲ってきた。
ポンちゃんが奪われる。声にならない悲鳴がでてしまう。
助産婦さんが「いきみたくなったらいきんでいいですよ」といった。いきみたくはなかったが、今がいきむタイミングなのかと思って力を入れた。しかし、絶対安静でいたせいか、お腹に力が入らなかった。ここまで来て、まだ子供を苦しめるのかと辛かった。

9月9日14時5分、210g21cmの赤ちゃんが。静かに生まれた。
旦那に似た、とても可愛い男の子だった。皆と一緒に面会した。
助産婦さんがガーゼを静かにを取る。
一瞬、息を飲んだ。真っ赤にうっ血していて痛々しかった。こんなに可愛い赤ちゃんだったのに。どんなに痛かっただろう。どんなに辛かっただろう。私はなんて可哀想なことをしたのだろうと、涙が止まらなかった。 

部屋に戻ると、隣の部屋からは赤ちゃんの元気な泣き声が聞こえてきた。辛かった。私の赤ちゃんは泣く事も外の空気も吸えず 外に出てすぐ、暗くて冷たい所に入れられている。次の日には火葬されてしまう。部屋に一人泣き崩れた。そこへ母が戻った。ショックだったと思う。娘が一人になった途端泣き崩れていたのだ。泣きながら「しかたなかったのよ」と頭をなでてくれる。
「あたしが赤ちゃんを産んで殺した」「あたしの赤ちゃん、泣くこともできない」むせながら小さくつぶやく。二人で声を出して泣き崩れた。自分の子供を失ったのも辛かったが、母親が泣く姿を見るのも辛かった。

その夜もあまり寝ることはできなかった。昨日まではどんな時も二人だったのに、一人ぼっちになってしまって淋しかった。
翌日、退院と火葬。実家へ帰った。
息子は私のお産を安産にしてくれて、可愛い骨も残してくれた。とても親孝行な子だった。

あれから2ヶ月。
ネットで、自分は人工死産だったんだと知った。
破水の原因は不明、調べてももらえなかった。詳しい説明も、考える時間も、選択の余地ももらえなかった。誠意のない医師に絶望して、病院を変えた。

毎朝、粉ミルクを作って手を合わせる。
あの子が痛みもなく安らかにいられますように。いつかまた戻って来てくれますように。
幸せだった数か月が思い出される。





Name: しょこ    ..dip.t-dialin.net
Date: 2010/11/04(木) 21:20
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Title: 5週 完全流産    
結婚1周年を迎えたその日に妊娠が分かりました。
1年間待ち望んだ、待望の妊娠。とてもうれしかった。
産婦人科での受診で、まだ小さい赤ちゃんがかろうじて見えて、夫婦で喜びました。

でもその次の日、茶色いおりものがありました。
さらにその2日後、大量の出血と、下腹部の激痛に襲われました。
必死に赤ちゃんに呼びかけました。
「ごめんね。ママも頑張るから、一緒に頑張ろう。」

でも、初めてやってきてくれた私の赤ちゃんを、私の手で抱きしめてあげることはできませんでした。
妊娠5週目での完全流産。
病院で受診したときには、お腹の中はきれいに掃除されていて、赤ちゃんの姿はありませんでした。

それから4週間が経過しました。流産前後から続いた大量の出血と激痛も2週間ほどで治まり、昨日生理が再開しました。

お医者様も看護師さんも、「女性なら誰でもありえること。あなたのせいじゃない。次の機会を待ちましょう」と励ましてくれるけど、やっぱりあの子に会いたかったなぁと思ってしまいます。

ごめんね。ママが守ってあげられなくて。
また会える日を楽しみにしています。



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