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   10週 稽留流産   
   21週5日 脳瘤 人 ....   

Name: かおり    ..ca.comcast.net
Date: 2010/10/10(日) 18:31
     削除 
Title: 10週 稽留流産    
IVFで授かった赤ちゃんを、妊娠10週で稽留流産しました。
アメリカで看護士をしているので、いくらかの知識はあり、妊娠初期の流産は、そのほとんどが受精卵に何らかの異常があってのことだと、頭では理解していたものの、やはり母親としては、無念で、悲しくつらいものです。こんなに悲しいものだとは、知りませんでした。

最初のエコーで、「妊娠しているけど小さい。経過を見ましょう」と言われてから、ある程度の覚悟はしていましたが、一度は心音を見る事ができましたし、なんとか、もうちょっと、もうちょっと、と引き延ばして、10週で胎児の形が崩れだしたところで、観念しました。
最終的には、6週ぐらいの大きさで成長が止まってしまっているとの事でした。

昨日、経膣の薬を入れて、人工的に出しました。胎のうらしきものに続いて、2つほどなにかの固まりが出てきました。我が子見たさに、出た物をおそるおそる開いてくまなく探しましたが、胎児らしき物は、見当たりませんでした。

赤ちゃんへ
どんな姿でもいい、おまえに会いたかった。
おまえ、どうしちゃったの?
ママもパパもにいちゃんも、ばあちゃんも、おまえがくるのを、バッチリ準備して待ってたんだよ。
なんか、忘れもんでもしたんか?手とか足とか忘れて来たんか?
全部忘れてきたがやろ。姿形もなかったわい。
ほんとにもう。
ママもパパも、もう一回IVFがんばるから、今度はたのむよ。
ママ、あきらめんからね。
今度ちゃんとせんかったら、ママ、怒るよ。ママ、怒ると怖いよ。知らんと思うけど。
でもね、これマジな話、ママ、おまえに会いたいの。
一緒に泣いたり笑ったりしながら生きて行きたいの。
つらいときもあるけど、人生まんざらでもないって、おまえに教えてあげたいの。
あれしろこれしろって言わないから、ママからのたったひとつのお願い、「産まれて来てね。」







Name: クロミ    ..ocn.ne.jp
Date: 2010/10/06(水) 21:44
     削除 
Title: 21週5日 脳瘤 人工死産    
結婚して5年目の6月。諦めかけていたころに妊娠が判明しました。
家族、友達、職場の仲間までが、涙を浮かべて喜んでくれました。
「みんなに祝福されて産まれてくるこの子はなんて幸せ者なんだろう」そう思いました。

妊娠生活は順調でした。
6ヶ月検診の日。医師から「頭に大きなコブがある」と、告げられました。
その一言で、一気に地獄へと突き落とされた気がしました。
旦那とネットでひたすら調べましたが、出てくる言葉は「二分頭蓋」「無脳症」「脳瘤」「水頭症」どれも予後が絶望的なものばかりでした。
「一体、わたしの身に何が起きているんだろう。何万人に数人の確率がわたしに起きるの?」
そんなことを考えながら、1週間後の総合病院での診断は「脳瘤」でした。
「あ、ネットで見たことのある病名だ・・・」私はもうダメなんだということを悟りました。
脳瘤とは、頭蓋骨の一部が欠損していて、そこから脳が飛び出てくる奇形だそうです。一万人に1人ぐらいの確率で起き、このまま胎内で死亡することもあるし、産まれてきても数時間の命で、特にうちの子の場合は脳のほとんどが飛び出ていて出産後の手術も不可能とのことでした。
母体のためにも、早めに出産することを勧められました。

翌日、入院して子宮口を広げる処置を受けました。
初産だったからか、なかなか開かず、結局、2日間かかりました。
その激痛にずっと泣いていました。「何で、こんな痛い思いをしなきゃいけないの?ただ妊娠しただけなのに!」ずっとそんなことを考えていました。

3日目、午前9時に陣痛促進剤を入れました。11時から痛みが出てきて分娩室に移動しました。
1時にお薬を追加し、4時に本格的な陣痛がきて4時48分に出産しました。
陣痛の痛みは、今まで味わったことない痛みでした。
「何のためにこの痛みに耐えなきゃいけないの?どうせ生きている赤ちゃんに会えないのに。何のために頑張るの?」
私はずっと泣き叫んでました。そんな私をみて旦那も泣いていました。
絶望の中の痛みは耐えがたいものでした。「早く出て来てよ!わたしを苦しめないでよ!」そんなヒドイことも思ってました。

出産から30分ぐらい経った時、赤ちゃんに会いました。
290gの男の子でした。
会った瞬間、さっきの気持ちがすべて消えました。
ただただ、可愛くて可愛くて。心から産んで良かったと思いました。
何度見ても飽きない顔は、まるで微笑んでいるように見えました。

赤ちゃんは上半分の頭蓋骨がなく、無脳症に近い感じでした。医師は「ここまで生きたのも奇跡」だと言っていました。私達に会うために頑張って生きてくれた我が子を誇らしく思いました。

今は小さな瓶に入って側にいます。まだ、名前を決めていなかったのですが、今日、義母が名前を付けてくれました。
「ひかる」
今回は光を見ることができなかったけど、次は光が見られるように。という意味だそうです。

ひかるを妊娠したこと、出産したこと、何一つ後悔していません。
ただ唯一、心残りがあるとしたら、ひかるの成長が見られなかったことだけです。
短い間でもまわりのみんなに愛されていたひかるは幸せ者です。
そんな幸せ者のひかるを宿すことができた私も幸せ者です。

ひかる、お腹に来てくれて、産まれて来てくれてありがとう。



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