ポコズママの会「私の流産・死産体験記」

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１６週稽留流産

８週４日　稽留流産

Name: ママ ..dion.ne.jp
Date: 2010/03/04(木) 18:02

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Title: １６週稽留流産
	今日で、赤ちゃんに出会って５週間経ちました。まだ急に不安になるときもあるけれど、前向きに過ごせるようになりました。初めての妊娠は、初期からの出血が止まらず８週での流産に終わりました。その後、不妊、不育の治療を受けながら長女を出産し、中毒症や子宮内胎児発達遅延等ありましたが、次女と三女にも恵まれました。どの子の時も初期には出血があり、妊娠が判明すると同時に、仕事はお休みしていました。贅沢ですが、どうしてももう一人欲しくて、半年間病院に通ったあと、妊娠しました。今回も妊娠がわかったあと、すぐに出血して、自宅安静の日々を送っていました。でも、初期の出血さえ乗り越えられれば、なんとか出産できると思っていました。弟夫婦の子供と３週間違いの予定日にウキウキしていました。１２月末の検診では出血も止まり、１月はのんびり過ごして２月から仕事復帰の予定だったのですが、１月２２日の検診で、先生から赤ちゃんが動いていないことをつげられました。それまではおりもの等に出血が混じったりして自覚することができたのに、１２月の検診のあと、どうやら子宮内で出血していたらしいのです。頭の中は真っ白になり、主人に「あかちゃんが動いていない」と、携帯で一言だけ報告するのがやっとでした。１月２５日、主人や母と一緒に再度診察を受けました。やはり赤ちゃんは、動いてませんでした。１月２７日、赤ちゃんを体内から出すために入院しました。ラミナリアを入れて、翌日、促進剤を膣錠しました。３人目の陣痛がものすごく痛くて、その記憶が忘れられない私にはとても不安でした。こんな痛さじゃなかったと自分に言い聞かせ、病室でのんびり主人と過ごしていました。１２時４分、分娩室に早めに入室したものの、助産師さんたちものんびりしてました。１２時１０分、主治医の内診のために下着をはずすと、大量の出血がありました。そして、先生が内診して手を３回くらい動かしたとき、赤ちゃんは誕生しました。１２時１２分。あまりの速さに、助産師さんは準備が出来ていなくてバタバタしていました。妊娠１６週、身長１０センチ、体重２１グラムと本当に小さなわが子は小さな小さなオチンチンをつけていました。３人の姉は、そんな小さな弟を見て「かわいい。かわいい。今度うまれてきたら仲良く遊ぼうね」と、話しかけていました。息子に会わせる前は子供の反応が気になっていたけれど、会わせてあげてよかったと思った瞬間でした。３人の娘と同じ病院での出産で、主治医も同じだったのですが、処置までに時間をくれたこと、そして何度もお腹の中にいる様子をみせてくれたことで、私は心の整理ができました。また、娘たちの時はとっても怖かった助産師さんたちが、とても優しくて、そして一緒に泣いてくれて、とても感謝しています。３歳の三女は、あの日からおねえちゃんになりました。買い物に行くと、必ず弟の分も選びます。家族の絵を描くときは、パパ・ママ・娘三人と弟、そして次にママのお腹に来る赤ちゃんの７人家族を描くようになりました。今まで歯磨き・トイレなど、自分でやらなかったことにも挑戦するようになりました。６歳の次女は妹に優しくなりました。そして、将来お医者さんになるという夢が、もっと大きくなりました。８歳の長女は、４歳から治らなかった爪噛みが少し治って、爪が生えてきました。３人の娘は毎日弟とこっそりお話しをしているようです。夜道では、お星さまの弟が照らしてくれてると話します。お姉ちゃん達は「５月に、ママのお腹に弟はまた来るよ。そして３月に生まれてくれるよ。今度は元気いっぱいだよ」と、話してくれます。あともう少しで産後休暇も終わりです。復帰して妊娠できれば、また自宅安静の日々かもしれません。職場の視線はきついかも知れないけれど、私はもう一度赤ちゃんを抱っこできるよう頑張ります。ママが産みたい日にでてきてくれてありがとう。陣痛の不安をなくしてくれてありがとう。ママのお腹にきてくれてありがとう。小さな小さな体なのに、骨を残してくれてありがとう。そしてママを選んでくれてありがとう。ママのお腹に帰ってきたいと思えるように、ママは体調を戻します。ママ、頑張るから、きっと戻って来てね。素敵なパパとお姉ちゃんが待ってるからね。

Name: ミッチィ ..ocn.ne.jp
Date: 2010/03/04(木) 09:06

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Title: ８週４日　稽留流産
	その日は、母子手帳をもらえるはずでした。先生の机の上にも置いてあったのに。検診を受けると、いつもは元気な先生が「あー、赤ちゃん心臓動いてないわ、旦那さん来てるの？」と言われ、耳を疑いました。旦那と先生の話を聞くとき、さっきまであった母子手帳はなくなっており、代わりに心拍がなくなった赤ちゃんのエコー写真がおかれていました。稽留流産だといわれ、すぐさま３日後に手術だと言われました。「染色体異常の場合がほとんどだから、気にしないで」と、先生に言われ、その知識もありますが、私には残念と無念でなりません。何をしてても、ふと涙が出ます。でも、体は正直で、あんなに張って痛かった乳首も痛くなくなり、あんなにムカムカしてた胃も普通になり、頻尿もなくなり、赤ちゃんに対する体の準備が止まっていることが分かります。明日、子宮内容除去術を受けます。私がまだ弱いから、強い母になるよう試練を与えられたのか、私が冷え症なのが赤ちゃんに悪かったのか、この子に問いかけます。今日で、一緒にいるのが最後です。３回しか、あなたの姿をエコーで確認できなかった。泣いてちゃいけないのはわかってる。あのパクパク動いてたのは忘れないから、今度、あなたの後にまたこの子宮内に命が宿ったなら、その時は力を貸してほしい。あなたが母になるかもしれない喜びを教えてくれた。強くなって、きちんとオギャ～と出てきた元気な赤ちゃんをあやせる日が来るよう、私、頑張るから。明日、サヨナラだけど私の第１子です。ありがとう。

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