このページは流産・死産経験者で作るポコズママの会が運営するページです。HPでは流産・死産経験者同士の交流ページや心のケアに関する情報が掲載されていますので、是非ご覧ください。
HP(http://pocosmama.jp

こちらのページは、みなさんの流産・死産体験記を「投稿」・「閲覧」できるページです。

<体験談の投稿について>
■ご自分の体験を掲載したい時は「新規投稿」からお入り下さい。
■「タイトル」は流産・死産の週数や原因などを分かる範囲でご記入下さい。
■書き込める文字数は3000字までです。ご注意下さい。
■投稿いただいた内容は、ポコズママの会で内容を拝見した後、公開しております。掲載まで1〜3週間程度かかることもございます。
■多くの天使ママさんが読まれる体験記ですので、病院名などを記載された体験談や天使ママを不安や不快にさせる内容につきましては、該当部分を削除、または掲載をお断りする場合がございます。
■投稿いただいた体験談の著作権は投稿ご本人様にございますが、当会の活動や取材、研究などに使用させていただく場合がございますのでご了承ください。

<体験談の閲覧>
■体験談の表示には「一覧表示」「ツリー表示」「トピック表示」がございます。使いやすい表示でご利用下さい。
■個々の体験談へは返信ができません。
■表示された体験以外のものを読みたい場合は、ページの最下部に「NEXT」をご利用下さい。現在300以上の体験談が投稿されています。
■妊娠週数や原因などキーワードで読みたい体験談を検索することもできます。ご希望の方は「検索/過去ログ」をクリック下さい。
■投稿者がメールアドレスを公開している場合を除き、当会から投稿者の連絡先を教えることはできません。
  <<   新規投稿   トピック表示   ツリー表示   携帯用   検索/過去ログ   ホーム  
 
   14週3日 子宮内胎 ....   
   33週3日 32週5日 2回 ....   

Name: キューピー    ..milare-tv.ne.jp
Date: 2010/08/04(水) 10:07
     削除 
Title: 14週3日 子宮内胎児死亡     
本当なら、この8月に2人目が生まれてくるはずだった。
2月24日、お母さんのお腹からお空へいってしまった。
小さいながらも育とうとした命に申し訳なくて、涙が止まらなかった。

赤ちゃんが生まれた後、虚無感でただ横になっている病室の窓から見える景色は、澄み切ったきれいな青空だった。
それは、悲しみの中にいる私に、赤ちゃんの魂がちゃんとお空へいったんだろうという安心感と、「赤ちゃんありがとう」と思えるくらいの充実感を与えてくれるほど、その青空に救われた。

上の子は赤ちゃんが大好きで、友達の赤ちゃんを触ったり、抱っこしようとしたりしてかわいがる。
「お兄ちゃんになったら、赤ちゃん抱っこしてあげるよ」と話したりもする。その姿を見ていると、本当はもうすぐでお兄ちゃんになれたのに、赤ちゃんを抱かせてやりたかったな、と、本当に悲しくて、また涙が出てくる。

あの時、どうして仕事を休まなかったんだろう
どうしてもっと赤ちゃんのこと考えてあげられなかったんだろう
と、悔やんでも悔やみきれない。

今までは、自分を責めるのもつらくなるだけだからと、あまりしないようにしてきたけれど、予定日だった日が近づいてきたら、後悔の念があふれてきた。

でも、家族3人で仲良く楽しく過ごしていくことで、自分を少しでも癒したいと思う。
きっとお空にいった赤ちゃんもそれを望んでいると思うから。





Name: サンタ    ..katch.ne.jp
Date: 2010/07/29(木) 14:24
     削除 
Title: 33週3日 32週5日 2回の死産    
初めに
いかなる形であれ、出産をされ母になったあなたへ
「本当に頑張ったね、ありがとう!」

産声をあげてこの世に誕生した私、女の子として成長、そしていつの日か、一人の女性として家庭を築き、母になる日が訪れた。
「おめでとうございます、12週ですよ」
何となく照れくさい気持ちと、喜びがこみあげてきた。
小さな命を守る本能から、日常生活で目に入ってくるものが変わった瞬間だった。
それとともに、主人が、一人の男性から、家族を守る頼もしい人物へと変わり、両親が、おじいちゃんとおばあちゃんへと変わった。
目には見えない、まだ体で感じなることもない、一つの命が私とともに動き出した。

早速、悪阻が始まった。正直、凄く憂鬱だった。
しかし、街で見かける子供を愛おしく感じ、産まれてくる子を待ち遠しく思い、そんな感情が芽生え、気が付くとまだ膨らみもないお腹をさすっている私がいた。

胎児を超音波でみるものの、実感が沸きにくい。
だが、凄く力強い心拍が私に勇気を与えてくれた。
そして、初めて手にした母子手帳。
小さな1冊に重みを感じ、新たなスタートを切った。

少しずつお腹が出てきたある日のこと。
「ん?」
子供が生きている合図をくれた。感動したのを今でも思い出す。

7ヶ月に入った。
元気な赤ちゃんがお腹の中で背伸びでもしているのだろうか。
手や足がお腹にあたっている。
元気に産まれてきてね!私達はあなたを全力で守っていくからね。

いつ陣痛が起きてもいいように、準備を始めた。
名前はどうするのか?
幸せな時間を主人と過ごすことになり、夫婦が家族になる実感をした。
もう少しで逢える。
予定日まであと1ケ月となった。

もうすぐ、この大きなお腹ともさよならできるぞ。待ち遠しい。
そして、今日も元気な赤ちゃんの心拍を聞いて幸せな気持ちになれる。
そんな思いで待っていた私に飛び込んできた言葉。
「心拍が聞こえません!!」
先生と看護士さんが、私と目を合わさない。
「うそ!!」と、静かに尋ねたつもりだが、きっと興奮していたと思う。
母親になる私が冷静にならなくてどうする。大丈夫!大丈夫!と、言い聞かせた

「心拍は停止です」
無意識に涙が流れた。それを止めることが出来ず、少しクラクラしてきた。
目の前にある現実、この大きなお腹は何を意味するのか?遠くから自分を見ているようだった。
しかし、まだ期待している自分もいた
「また動き出しました!」といってほしかった。
しかし、願いは叶わなかった。

私の9ヶ月は何だったのか?
今までの苦労と喜びがこんな一瞬にして失われるものなのか?
いったい私が何をしたのか?

翌日、死産の手当てが始まった。
当然、子供は産まなくてはならない。
子宮に風船が入れられた。子供は死んでいるので、自分で動いて出てこれない。
風船を入れて子宮口を開き、促進剤を飲んで陣痛を起こす。
16時間の陣痛の痛みなんて、耐えられる。しかし、気持ちの整理と心の痛みには、どうにも耐えられない。

やっと逢えた我が子は、私よりも先に天国に行った。
小さな手をぎゅっと丸めていた。
しかしその手は開くことがなかった。

心に刻まれた4月18日午後10時26分
一生忘れられない時間が刻まれた。
そして私は、この事を一生隠して生きていこうと決めた。

「神様はいる」
前向きに人生を進みたいと、強い願いが叶った。
2人目の命がやどった。私は神様を信じた。

「2度目はない」長男の陣痛の時、助産婦さん言われた
「次の赤ちゃんの為に、今、この時間があるのよ。つらいと思わずお腹の子を産んであげてね。次にやどる命が待っているからね」
あの助産婦さんの言葉は本当だった。嬉しかった。

2度目の妊婦生活、長男を送った33週が近づくことを、少しドキドキしながら過ごした。
家族や両親の嬉しそうな表情で私の不安は消し去られ、家族の大切さと、人生の喜びを改めて知った。

2人目は女の子だと分った。
元気に逢いたい願いから、名前も早めに決めた
前回にもまして、とにかく待ち遠しくて愛おしく感じた。

8月25日午前4時、陣痛が起きた。
陣痛には早すぎた。32週目だった。
しかし、懐かしいような嬉しいような、いずれにしても前向きにしか捕らえられない痛みだった。

今、子供も頑張っている。私も頑張らなくてはいけない。
痛みに耐える私を、主人は笑って「痛いのか?」と言いながらお腹をさすってくれた。

人生に2度目は無いと信じた32週と5日。
2人目の子供も死んだ。
陣痛がおきている。子宮の開きも見える。
だが、肝心な子供の心拍が聞こえない。
止まった。

今回だけは耐えられない。
全身の力が抜け、腰に力が入らなくなり歩けなくなった。
なのに、私の体には3分おきに陣痛がきている。
人生ってなんなんだろう。生きている価値ってなんだろうと考えた。

8月26日午後4時46分
人生で忘れられない時間が2つできた。

今、2つの遺骨が並んでいる。
小さな小さな遺骨が並んでいる。
毎日両手を合わせて「南無阿弥陀仏」
心を落ち着かせて、無心になる時間が訪れる人生に変わった。

子供を守る親心と共に、今までの人生、私は辛い出来事を何かのせいにして生きていた。
そんな未熟さを学んだ私がいる。

誰も攻めることができない。
ましてや子供を攻めることなんて、親心があれば尚のこと出来ない。
でも、自分を責めることもできない。
そんな心を、どのように整理したらよいものかと悩むことが、一番辛い出来事ではないだろうかと、私は思う。

人生を振りかえって、もう一度この人生を歩みたいと思える私がいる。
いつの日か、3つ目の命が舞い降りてきまように。
そして、生きている子供に逢いたい。


追伸
今年、2人目の子供の3回忌が行われます。
やっと死産のコミュニティーに参加できる自分がいます。
この体験談が、死産を経験されたお母さん達の力になれることを願います。



過去ログへの書き込み・返信は出来ません。




 
NEXT >>  [ 1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 , 7 , 8 , 9 , 10 , 11 , 12 , 13 , 14 , 15 , 16 , 17 , 18 , 19 , 20 , 21 , 22 , 23 , 24 , 25 , 26 , 27 , 28 , 29 , 30 , 31 , 32 , 33 , 34 , 35 , 36 , 37 , 38 , 39 , 40 , 41 , 42 , 43 , 44 , 45 , 46 , 47 , 48 , 49 , 50 , 51 , 52 , 53 , 54 , 55 , 56 , 57 , 58 , 59 , 60 , 61 , 62 , 63 , 64 , 65 , 66 , 67 , 68 , 69 , 70 , 71 , 72 , 73 , 74 , 75 , ... ]
 
 
削除・編集   管理者画面   RSS   + Powered By 21style +